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橋本倫史×松本篤|他者の話を聞く

私は今、どんな時代を生きているのか──。

この問いを探求する“ロスト・ジェネレーション”世代の余暇活動、それがサンデー・インタビュアーズです。東京・世田谷の各戸から提供された「8ミリフィルム」を手がかりに、カメラのファインダーの先にいた被写体の世代の視点から「今」という時代を捉え直します。

このプログラムを企画するアーカイブ・プロジェクト AHA![Archive for Human Activities / 人類の営みのためのアーカイブ]は、これまでに市井の人びとの「小さな記録」の価値に着目した取り組みを各地で展開してきました。誰かの「記録」を借りて、自らの視点をつくっていく。「アーカイブ」という切り口で独自の活動を続けるその狙いとは?

昭和のロードサイドに興隆したドライブインの取材記『ドライブイン探訪』や、那覇市にある公設市場の人びとの姿を描いた『市場界隈 那覇市第一牧志市場界隈の人々』の著者・橋本倫史さんをゲストにお招きして、AHA! 世話人の松本篤とお話ししました。

この動画では対談の一部をお届けします(2021年4月7日まで公開)。
→公開終了となりました(2021.4.8追記)

本対談の記事は5月にnoteに公開予定です。
どうぞおたのしみに。

動画の内容(公開終了)

01:39 『世田谷クロニクル1936-83』(松本)
10:46 『はな子のいる風景』(松本)
12:45 『わたしは思い出す』(松本)
17:17 サンデー・インタビュアーズとは(松本)
23:41 ライターになるきっかけ(橋本)
25:14 坪内祐三さんの授業(橋本)
27:52 リトルマガジン『HB』(橋本)
30:32 人に話を聞きにいく『hb paper』(橋本)
33:05 演劇を見ることで起きた変化(橋本)
34:30 『月刊ドライブイン』(橋本)
37:55 『市場界隈』(橋本)
42:13 なぜドライブインの話を聞くのか(橋本)
43:20 なぜ“ロスジェネ”が話を聞くのか
46:00 ある時代の価値観に触れる

収録=2021年3月15日、3331 Arts Chiyoda STUDIO302にて

橋本倫史(はしもと・ともふみ)
1982年広島県生まれ。2007年『en-taxi』(扶桑社)に寄稿し、ライターとして活動を始める。同年にリトルマガジン『HB』を創刊。以降『hb paper』『SKETCHBOOK』『月刊ドライブイン』『不忍界隈』などいくつものリトルプレスを手がける。近著に『月刊ドライブイン』(筑摩書房、2019)『市場界隈 那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』(本の雑誌社、2019)ほか。

松本篤(まつもと・あつし)
1981年兵庫県生まれ。2003年よりremoメンバー。2005年より市井の人々による記録の価値を探求するアーカイブ・プロジェクト AHA!を立ち上げる。編著に『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす』(武蔵野市立吉祥寺美術館、2017)、展覧会に『わたしは思い出す 10年間の子育てからさぐる震災のかたち』(せんだい3.11メモリアル交流館、2021)ほか。