ゲイの「可愛い」賞味期限
34歳になる僕ですが、童顔ということもあって未だに「可愛い」と言われることが正直あります。
これは自慢でもなんでもなくて僕はそう言われると嬉しい気持ちが少しと、焦る気持ちが9割です。
みなさんは「可愛い」と言われると褒められてる言葉だと、自分の心の底から喜べますか?
いつまでも「可愛い」はありえない
可愛い人っていうのは50代でも60代でも居ます。ただし、それは一部の思想であって30代過ぎて可愛い人ってなんだか痛々しいように僕は感じてしまいます。
僕も実際に30代を過ぎても「可愛いですね」と年下からも言われると、「俺って大丈夫…?イタおじさんになってない…?」と毎回頭の中で考えてしまいます。
一方で、僕も年上の人で可愛いって思う人は居ます。芸能人やスポーツ選手でも居ます。
松坂大輔が40歳を超えているのに可愛いと感じることもあります。
その違いはなんなのか、少し頭の中を整理してみました。
いつまでも可愛いって思われたいという思考が僕の中で痛々しい存在なのであって狙ってない場合は特にそれを痛々しいと感じないのかもしれないと最近気付きました。
「可愛い」を目指さない
可愛いを目指した人って許されるのは精精30歳までじゃないでしょうか。
可愛いと思われたいと思ったまま30歳を超えてくると僕の経験上、やばい系ゲイっていう傾向がぐーんと上がります。
圧倒的に「可愛い」と言われる「少年的な可愛さ、爽やかさ」は20代前半が強いですよね。
肌も透き通っていて、声にも張りがあって体もすべすべです。
そんな可愛さを持つ人に比べて30歳を過ぎて可愛さで同じ土俵に立つなんて中々図々しいものがありますよね。
僕はこういう図々しさは下品に見えてしまうのでどうしても避けたいです。可愛さを目指すべきではないんです。
僕のゲイとしての「可愛い」の賞味期限は切れてる
当然、僕は現在34歳なので可愛いの賞味期限は切れています。よく言って発酵食品というところでしょうか。
そんな僕を可愛いと言ってくれる人は嗜好品として言ってるようなものなので稀でしょう。
僕が向かうべきは可愛いではなく渋い、かっこいいという領域です。
可愛いほうに寄せるのではなく、ゲイとしてかっこいいと呼ばれたいというステージに向かうべきなんです。
ゲイでかっこいい人は少ない?目指す人も少ない?
「あの人かっこいいよね!」という話題よりも「あの人可愛いよね!」という話題が多いのが日本のゲイ業界。
それは日本全体として年下や無垢なもの、未熟なもの、未完成なものにも価値を感じる感性があるからでしょうか。
日本のアイドルの多くは未完成なままデビューすることが多いです。これは世界的に見るとかなり稀です。
同じように日本のゲイ業界もデビューしたばかりの若い子、ゲイの味を知らないノンケ、体育会系の素朴な子は大変人気です。
かっこいいよりも可愛いを目指す人が多いのもそういう親和性があるのかもしれません。
かっこいいを目指すよりも服を選ぶときも「可愛い服」を選びがちです。
僕はこれからのゲイ人生、かっこいいを目指すためかっこいい服を選んでいこうと思いました。
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