スラムダンク名場面から学ぶ:はいあがろう、「負けたことがある」ということが、いつか大きな財産となる

第10回目は、前回から始まったシリーズ「スラムダンク名場面から学ぶ」について書いていきます!

2つ目に選んだシーンは、前回に続き終盤からですが、「はいあがろう、「負けたことがある」ということが、いつか大きな財産となる」です

こちらも解説不要なシーンですが、湘北高校との死闘の末、桜木の「左手は添えるだけ」のジャンプシュートによって逆転負けをした山王工業の監督が、メンバーに言った言葉です

深い!

勝ったのは主人公のいる湘北高校なので、本来なら、このシーンはなくても良かったのかもしれません

ですが、王者として君臨していた山王工業が負けた後のこのシーンを描くことで、山王工業のメンバーがこの敗退をきっかけにより強いチームになっていったのだろうと推察されます

スポーツでも、ビジネスでも、「負けること」や「失敗すること」は必ずあると思います
もちろん、勝敗がある以上、勝ったりうまくいくことがベストですが、うまく行っている間というのは実はそんなに学ぶことはなく、むしろ失敗や敗退から何を学び、次にどう活かすかが大事だと思います

イチローさんも、4,000本安打の会見で、「僕の場合、8,000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に向き合ってきた事実は誇れると思いますね」ということを言われています

翌年のインターハイはどうなったのか?インターハイだけでなく、神奈川県予選はどうなったのか?

それぞれのメンバーの高校卒業後はどうなったのか?等、主人公だけでなく一人ひとりのメンバーへ感情移入でき、「好きなキャラは選べない!」と思えるほどいろんなメンバーを描き切ったスラムダンク…叶うことなら続編やスピンオフも読んでみたいです!

こうして書いている間も、再読したい熱が湧いてきています笑

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