見出し画像

早稲田理系が語る、化学の後付け理論の話し(パズルみたいな認識苦手な方へ)

こんにちは!大学の授業意味不明、と言う方へ何故、大学の化学理論が意味不明なのかを説明します!

これは哲学的な物事の認識の仕方にも由来します!

まず、とある事象

AにBを加え、180℃の熱を加え、70℃以下に冷ました後、15分撹拌し、Dを加えるとEになった

これを

→Aは180℃以上に加熱すると構造変化を起こす、◯◯効果で知られ、AにBを加え、70℃以下に冷ました後~

と、表現する。

※この◯◯効果を180パターン位暗記させられます。

しかし、順番が逆です!

AとBにDを加え、混ぜ混ぜしたら、Eになった!(加熱したり冷やしたりしながら!)

→何度で、温めたの?冷したの?なんか途中で構造とか変わったんじゃないの??

という事で、

AにBを加え180℃に加熱し、70℃以下に冷ました後、撹拌し、Dを加えると、Eになった。

という描写になります!

しかし、頭ではAは180℃以上で◯◯効果により、構造変化を起こす事が、わかっているので、

あえて書く必要はないのですが、Aは180℃以上で構造変化を起こす事が、知られ

と付け加えて、完璧な文章にします!

と、ここで皆さんお気づきかと思いますが、70℃以下に冷ました後、という点はさらっと流されています。(実際は加熱した後冷ますのは良くある事)

後、さらっとDを加え、って書いていますが、文章の力点が、◯◯効果、に目が行きがちで、

「◯◯効果で構造変化した、A」って何?

「何で構造変化したってわかるの?」

「どうやって構造変化したって分析したの?」

「分析手法の原理は?」

と、超簡単なこの一つの文章から疑問点が山のように出てくる!


そこで、

①加熱した後冷やさないとどうなるの?(もう調べてる)

②混ぜ混ぜしないとどうなるの?(もう調べてる)

③180℃で構造変化するなら、300℃で、さらに、構造変化する△△現象ってあったよね!

で、③を試してみる。

さらに、さっき上で、書いたDを加え、も色々変えて試してみる。

そこで、研究のミソなんたが、この◯◯効果、というのは80年前までは発見されていなかったので、AにBを加え加熱し、冷し混ぜてDを加えました!そしたらEが出来ました!

という時点で大発見なのだ!

つまり、大学の授業でやる、◯◯効果×180パターンの勉強は、本来なら知らなくても良い(研究して、前書きに出て来たら調べればいいから)

でもあまりにも非効率的なので、まとめて勉強しましょう!という事なのだ。

つまり、大学の授業は「化学の歴史」と、同じなんです!

歴史と同じなので、本能寺の変が起きました!へー。廃藩置県が起きました!へー。

と同じで◯◯効果で構造変化した、へーとしか、感じない!

がしかし、AとBを加え180℃に加熱し、~

を調べて調べて苦労の結果発見に至ったのです!

※まだまだこの、構造変化を起こし、の部分が解明されていない反応が1万個位あるので、それを研究します。

※要は、AとBを、加え加熱したり、冷却したり、混ぜ混ぜしたら、E.になった!

という不完全な文章。しかし。そうとしか描写出来ない事象が沢山あります!

何℃だよ!その温度以下じゃ駄目?

混ぜるって何分?

みたいに、決定するの自体が難しい。

さらに、「もっと低い温度で出来ませんか?」とか言う社会からの無茶苦茶な要求も。

そして、将来これが成功すると、□□効果と、命名されるのだが、順番は「色々試す」→「無茶苦茶な要求」→「成功する」→「□□効果と命名」

大学の授業がつまらないのは、「色々試す」の面白さが伝わらないのと、解明されてしまった事象に、もやは価値は無いから、ですね。

まとめ

研究とは、文章の書き方なんです!

→教科書には、何度で、何分加熱し、何分混ぜ混ぜして、と書かれているが、「ごめんなさい、何度で、だいたい30分から40分加熱し、としか記述出来ません!」

なんだよ、はっきりしろよ!という不完全な文章を、はっきりとした文章にしたいが為に研究する。

完成形

「Aは180℃以上に加熱すると構造変化を起こす、◯◯効果で知られ、AにBを加え、180℃に加熱し、70℃以下に冷ました後~」

う、美しい!か、完璧な文章だ。非のうちところが無い!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?