ドイツ滞在時を思い出す
2013年から2014年の間、ドイツに10ヶ月ほど住んでいました。
年齢的に最後のワーキングホリデーに「ドイツ」を決意したのは、直感という曖昧な理由ですが、根底にはドイツという国に私の興味あるものがたくさん詰まっていたのが深い意識の中にあったのだと思います。
ドイツ語は現地で初めて学んだのですが、少なくとも半年程で生活に困らない程度は話せるようになりました。
人間、必要に迫られると、ゼロからでも短期間で言語習得出来るようになるものです。
現地でドイツ語を学び、数ヶ月で必要最低限は習得できた一方で、長い義務教育を含め、英語の方が勉強する機会はたくさんあったのに、英語は大して伸びない不思議。
そんな訳で、帰国後も、1年に1回は友人に会いにドイツへ行くほど、ドイツは大好きな国の一つです!
初めてのドイツ滞在地は、Vogelbachという田舎町
直訳すると、Vogel (小鳥) – bach (小川) で「小鳥の小川」でしょうか。
可愛いですね~。
Vogelbach は、ドイツの西南側、Schwartzbald(黒い森)の中にあり、スイスとの国境近くにあります。
唯一の公共交通手段はバスなのですが、最寄りのバス停まで、30分くらい歩かなくてはなりません。
この町にあるのは生活に必要最低限のものだけ。
最初は少し不便を感じましたが、慣れると素敵なところ。自然がものすごく美しいところでした。
知る人ぞ知る、ガーリックの香りのする草。お料理にも使えます!
隣国フランス;アルザス地方へ
そんなドイツの田舎町から少し北西へ車で走らすと、フランスのアルザス地方へ行くことができます。
フランスの東側に位置しているアルザス地方はドイツの文化を残す美しいところです。
Colmarという小さい街があるのですが、今もドイツの面影が残っていて、建物がとても可愛いです。
まるでおとぎ話の中にいるような街並みです。
Colmarの中心街から少し歩くと、素敵な古城 (写真:Three Castles of Ribeauvillé) と絶景をみることも出来ます。
世界的に有名なノイシュバンシュタイン城よりも、こちらの古城の方が綺麗だと、個人的には思います。
デュッセルドルフでの生活
デュッセルドルフで一人暮らしをしていた時、近所にロッククライミング出来るところがありました。その名も「Monkey spot」。
当時、仲良かったドイツで働く医師とその仲間たちで、ロッククライミングをしに行ったことがあるのですが、専用シューズも貸してくれて、確か€13くらい。
ロッククライミングで手の平のマメがつぶれた時に友人の麻酔科医からもらった消毒液。
↓これ、しみないんですよ↓ (ご存知の方いらっしゃいますか?)
デュッセルドルフでの住まい
当時はライン川の近く、Overkasselに住んで居ました。
治安も良く、いいところでした。何よりも空が広い!
ドイツのケーキ
ドイツのケーキは、1ピースが大きくて安いです(€1.00~€2.50くらい)。
見た目は、どっしり重そうな感じがしますが、意外と口当たりは軽く、甘すぎない、やさしい味だったりします。
おすすめはKäsekuchen。
いわゆるチーズケーキなんですが、Quarkというドイツのフレッシュチーズを使っているためか、N.Yチーズケーキのようにもたれることもなく、チーズ臭くもありません。
チーズケーキ嫌いもこれなら食べられるという人が多いようです。
残念ながら、Quarkはドイツ(or 近隣国)にしか売っていないため、日本では入手困難です。
食べたくなったら、頑張ってQuarkを手作りするしかないかなー。現地だと安く手に入るのになー。
ドイツのカフェでは、フォークをケーキに刺した状態で出てきます。
理由を聞くと、床に落とすお客さんがいるので落下防止なのだそうですよ。笑
ドイツワイン
ドイツは白ワイン(特にリースリング)が有名です。
実は産地限定で赤ワインも美味しいのですが、あまり知られていません。
ドイツとベルギーの国境近くに位置するAhrで造られている赤(ピノ・ノアール)は格別です!
ドイツは気軽にカフェ感覚で立ち寄れるワインバーがあります。
行きつけは、フランクフルト中央駅から徒歩10分、Kleinmarkthalleというマーケットの中にあるWeingut Rollanderhof。
昼間からフレッシュなワインを楽しむことができます。
こんな風に、グラスいっぱいに注いでくれます!
ドイツのお洒落なバー
カクテルであれば、ベルリンに面白いお店があります。
オススメするなら、Bar Lebensstern もしくは Green Door でしょうか。
現地では大変人気なお店です。お洒落で美味しいカクテルを堪能できます。
ドイツのクリスマス
ドイツはクリスマスも素敵。まさに子供の時にイメージしたクリスマスそのものがそこにある!といった感じ。
ドイツに滞在してからは、私がクリスマスと聞いて連想するのは、クリスマスマーケット、シュトレンにグリューワイン・・・
そしてGebrannte-Mandeln(ゲブランテ [焼き]・マンデルン [アーモンド])!
Gebrannte-Mandeln は、ドイツのクリスマスマーケットでよく売っている、アーモンドのお菓子です。
ドイツでは、クリスマスが近づいてくると、街のいたるところでGebrannte-Mandelnの甘―い香りが漂います。
要はアーモンドをバニラシュガーで絡めたお菓子なんですが、自宅でも簡単に作ることも出来ます。
ドイツでの10ヶ月はあっという間で、いろんな出来事があったけど、充実していました。
英語圏ではなく、思い切って文化の濃い国を選んで本当に良かった。
歴史を大切にし、今でも大事に守っている国っていいですね!
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