ライターとして仕事をいただくまでの一ヶ月間を振り返る
クラウドワークスをはじめてから、およそ一ヶ月が経ちます。
いくつもの案件に応募し、いくつも落選しました。
そのうち、何件かテストライティングを経験させていただきました。
そして、今はありがたいことに記事を作成させていただいています。
本日は、未経験の状態からライターとして仕事を手に入れるまでに体験したことを記事にしたいと思います。
ライター活動を始めたばかりの方などと、感覚を共有できたらうれしいです。
自分の無力さと向き合い続けた一ヶ月
何よりも感じたのは、一人の初心者ライターの無力さです。
無力さの詳細と、それに対しどのような対策を講じたのかを以下に書いていきます。
企業の看板を降ろされたとき、自分の看板に書くことがない
いざ、一人のライターとして自己紹介をしようとすると、驚くくらいタイピングが進まなかったことを今でも覚えています。
この5年間、社内または社外の方と当たり前に仕事ができていたのは、企業の社員として働いていたためである、ということを学びました。
看板に書く項目を作るため、まずは、クラウドワークスのWEBライター検定3級を取得しました。
少しでも依頼者の印象に残るよう、プロフィールを何度も書き直したことも工夫した点の一つです。
応募をするたび、その募集に落選するたびに、書き直しを繰り返しました。
実績がないにも関わらず依頼者の目にとまるようなプロフィールを書く、という一見不可能な取り組みはサラリーマンではできない経験でしょう。
この経験を通し、意図を持って一つ一つの行動をする癖がついたと思います。
そんな簡単に自分の能力が通用する世界ではない
noteで記事を書いてきたことと、仕事で文章を作成してきたことが、多少はライター活動のベースとなると思っていました。
当たり前かもしれませんが、そう簡単な話ではないことをすぐに思い知ります。
記事を作成してはじめて、
自分が書きたいことではなく、相手が知りたいことを書く
自分の書きやすいスタイルではなく、相手が読みやすい表現で書く
「どこかの誰かに共感してもらえたらよい」ではなく、「〇〇に伝えたい」とターゲットを明確にする
などを意識して書くようになりました。
いままではnoteで記事を書くこと自体が目的であり、その先まで考える余裕がありませんでした。
今回、お金をいただいて働く環境に身を置いたことで、強制的に意識を変えられたと考えています。
やはり環境を変えることは、自分を変えるのにもってこいだと思います。
趣味では味わえなかった感覚がある
本業で日常的に文章を書くこと、趣味が読書であることの延長線として、ライターの仕事を始めました。
始めは半分趣味のような感覚もありました。
しかし、次第に趣味ではなく仕事に変わっていきます。
仕事にならなければ、ライター活動を通して体験できなかったと考えられる感覚を3つ書きたいと思います。
責任
嫌でも感じさせられたのが、責任です。
依頼者のため、その先の読者のために記事を作成していると、一つ一つの文章の表現が正しいか調べるようになります。
今では、なんとなく使用していた表現を辞書で引いて確認する癖がついてきました。
また、表現だけでなく、根拠を調べるようになります。
どこから得た情報なのか、それをどのように記事に記載することで読み手に信頼をしていただけるか、を意識して文章を書くようになりました。
記事の作成≒勉強、といった状態になっています。
向上心
いくつかの案件を通し、書くことに対する向上心が強まりました。
依頼者に記事を提出すると、修正が入ります。
修正を拝見し、自然とよりよい文章を書きたいと思うようになります。
この課程は、確認してくださる方がいないnoteとの大きな差でしょう。
本やみなさんの記事を読む際に、内容だけでなく表現に着目するようになってきた自覚があります。
よろこび
これも忘れてはならない感覚です。
ライターとして何もわからない状態で、“生活に負荷をかけず本業に専念すればよいのでは”と思うこともありました。
正直noteを作成したり、読書をしたりするだけで十分休日を楽しめてしまいます。
上述した責任感や向上心が高まることで、一人の人としての成長を確認できるのは、これからもライターを続けたい理由の一つです。
それ以上に、小さなステップをいくつも乗り越えて、誰かに感謝されたり記事が読まれたりすることがほんとうにうれしいですし、活動の継続を支えてくれています。
副業ではなく複業である、状態を知る
この一ヶ月を通し、本業と同じくらい、むしろそれ以上にライター活動と真剣に向き合うようになりました。
“副業ではなく複業だ”という言葉を以前知人から聞いた際は、ただ、かっこいいな、ぐらいの気持ちでした。
しかし、今はその意味が分かる気がします。
サラリーマンの仕事の合間に取り組むライター活動は、決してサブ的な存在ではありません。
一つの募集ごとに、依頼者が一緒に仕事をしたいと思うような私の経験は何かを考えたり、パソコンの前にいないときもずっと記事の流れを検討したり、向き合う姿勢は本業と同じです。
本業の給料の+αとしていくらか稼ぐため、といった目的でやれるものではないと感じました。
というより、そんな目的でやってよいものではないでしょう。
まとめ
本日は、クラウドワークスを始めてから記事作成の依頼をいただくまでの約一ヶ月間の経験と、気持ちの変化を書いてみました。
一つでも共感できる部分がありましたらうれしいです。
ほんとうに、感情の起伏の激しい一ヶ月間でした。
しかし、まだたったの一ヶ月間でもあります。
これからもいただいた仕事をしながら、文章を書く技術を向上させていきたいと思います。
そして、依頼者の方に継続して仕事がしたい、と感じてもらえるようなライターになりたいです。
負荷と気持ちをかけすぎて、燃え尽き症候群になってしまうことだけは気をつけながら、引き続き書く仕事を楽しんでいきます。
ではまた、次の投稿で。
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