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所属している場所≠自分の価値 〜“書く仕事がしたい”を読んで①〜

 こんにちは、がとーです。

 ふと、私がNOTEを始めた際に投稿した記事を見直したのですが、そこに誰かと気持ちを共有したい、という思いが書かれていました。

 私のNOTEは、思ったことを書く習慣をつける、まだそんな段階であり、人に何かを伝えられていない、と思いました。

 それを改善するため、佐藤 友美さんの“書く仕事がしたい”という本を読みました。

 そこで感じたことをいくつかの記事に分けて投稿したいと思います。


 今回は、“所属している場所そのものは自分の価値ではない”、ということをテーマにします。


 この本を読んで最初に感じたことは、何を仕事にするか以前に、社会人としての自分を見直す必要がある、ということです。


 私は製薬メーカーに入社し、初めの4年間、開発職として働きました。本書は、私が入社一年目に感じたことを思い出させてくれました。

 当時、私が社会人一年目であるにも関わらず、原料メーカーや製品の製造先の方々は、私に対して大げさなくらい謙虚な姿勢で対応をしてくださいました。

 私は、こんなに丁寧に対応してくださるのは部課長に対してだけでいいのでは、と感じていました。さらに、彼らに対しやや上から目線な態度の部課長に違和感があったほどです。

 ところが、仕事をする期間が長くなればなるほど、これらの感覚は失われ、当たり前のように彼らが私と仕事をしてくれる、と思ってしまっていました。


 すでに部署を異動し、当時一緒に仕事をしてくださっていた方々に感謝を伝えることは難しい状態ではあります。

 少なくとも異動後も連絡をくださる方には、今更ながら感謝の気持ちを伝えたい、と思います。


 また、今後仕事にて関わる社外・社内の方々と、一緒に目標の達成方法を考えられていることが当たり前でない、ということを忘れないようにしたいです。


 自分に自信を持つことは大事だとは思います。しかし、その根拠は自分の中にあるべきです。

 今回のように、たまたま依頼するメーカー側、という立場が生んだ関係を自分の価値であると勘違いしないようにしなければなりません。


 本書の中に、ライターは日本語を日本語に翻訳する仕事である、という表現が出てきます。

 仕事の中で、自分の思いをどんな日本語に翻訳したら、相手に気持ちよく届くか、を意識していきたいところです。

 これからは、仕事を通して得られた、立場に依存しない信頼や関係性を、自分の価値の根拠として積み上げていきます。


 まだまだ本書から学んだことはたくさんあります。順に記事にしていけたら、と思います。


 ではまた、次の投稿で。


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