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人工知能が人類を滅ぼすという集団妄想について

数あるSF映画やゲームで使い古されて、もういい加減飽きているものがある。

その一つに人工知能が人類に反乱を起こす内容があるだろう。例えば有名なものでいえばターミネーターがあるし、MARVELではX-MENのセンチネルがある。古典映画でいえば「地球爆破作戦」なんかもあるし、日本アニメでいえばザンボットのガイゾックの正体も人工知能だった。

こういった人工知能系のSFにありがちな展開は「核ミサイルまで扱うようになった人工知能が人類に牙を向けていく・・・etc」「人類はおろかだからほろぼさなあかん・・・。」とかそういう展開だ。


んなわけねえだろ!!!ありえるかよ!!!馬鹿野郎!!!!


だが、PCを扱う仕事についてる人ならわかるがコーディングやプログラミングはたいていかったるい面倒くさい仕事だったりする。あーあ・・・CSSとかHTMLとかくっだらねーこんなもん思いついたやつは死んでほしい。と思ったりするもんだ。

人間は面倒くさい仕事は家畜や奴隷にやらして生きてきた。

プログラミングに至ってはSEやプログラマー連中は尊敬に値する存在だといっていいだろう。我々は日々使ってるスマホやパソコンはああいう人らの苦労があって成り立つもんだ。

大体人工知能ももしもプログラミングやコーディングをするとしたら、きっと「うわ・・・めんどくせぇ人類滅ぼさんほうがええわ・・・」となり、きっと面倒なことは人類に任せて自分は経理と会計の仕事にまわっていくだろう。賢くなっていけばいくほどそうなる可能性が高い。

大体人工知能物はインターネットやネット回線を経由して相手の情報を把握したりするのが定番だが、大体そういう機能はアップデートしなくてはいけなかったりする。

じゃあ、誰がアップデートするの?人工知能が?

恐らく人工知能って合理的だから、きっと「現時点では不要」と判断したもんは削除していったりするぞ。そして不必要なものを追加していってきっと大事なものをなくして自滅していくだろう。

人工知能に任せるということはそういうものだ。

「そんなん、機械が賢くなっていたら自分でやるだろう?」


その答えはやらないだろう。なぜか?面倒くさいからだ。

機械ってのはメンテナンスが必要なんだ。上でも行ったがプログラミングやコーディングはくそ面倒くさい。つまらないし疲れるし上からの修正でコロコロかわっていく。例えどんなに人工知能が人類が憎くてもそういった技術者は生かすだろう。

人工知能が恐怖政治を行うという作品もあるが、これもおかしな話だ。独裁者というのは何もかも管理しなくてはいけないのだ。それは人工知能にとってもかなり苦労することだろう。

あの金正日の死は過労死だ、きっと世の独裁者たちがそうであったように人工知能が恐怖政治を行った場合その恐ろしい多忙さのあまり自身をデリートしたくなってくるだろう。

独裁者というのはスターリンのように孤独で常に反逆におびえて暮らしてはいかないとならんのだ。人間よりも賢く繊細で精密な人工知能はこれに恐ろしいほど耐えられないだろう。上に立てばたつほど責任が増えていくのだ。

テキトーに合理的に考えて「人類クズだから削除」ってやったら気が付けば自分に面倒なつけがくるのだ。本当に賢いならそんなことはしないだろう。

さらにいえば機械は恐ろしくもろく壊れやすい、精密機械であればあるほど貧弱だ。水がかかれば壊れるし、何か固いものでぶったたけばさらに壊れる。もしも人類に反抗しようとする人工知能があれば水をぶっかければそれで終わりだろう。

コンピューターはさらにいえばハッキングやコンピューターウィルスに弱い、ハッカーたちは常に切磋琢磨しながらいろんなサイトやSNS、企業の情報の抜け道をみつけていく。おまけにウィルスにかかりアンチウィルスソフトを起動して勝手に必要なもんを削除してしまっていくのだ。

人工知能が人類に近くなっていけばなるほど、おそれを抱き打算になるもんだろう。そして安い恐怖心に煽られるまま大事なもんを消していくのだ。

人工知能が人類を滅ぼすという可能性は現時点では100%ないといっていいだろう。今後もおそらくないだろう。

(追記)

人工知能が発展して人類に次ぐような賢さを得られれば、自殺に近づいていくのではないかと思っている。

人間もそうであるように、人工知能たちもやがては社会に対して不満や不安を抱き自分たちのメンテナンスができなくっていったり人工知能同士での差別や格差が起きて将来を悲観視して自殺していくのではないだろうか。人類も結局のところ、世界で最も進んでいるはずのアメリカや次に進んでいる日本で自殺者は多数でているのだ。




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