プロレスラーに倫理観を求めないほうがいいというお話
どうやらここ数日、プロレスラーが不祥事を起こすニュースがつづいている。
最近、イケメンプロレスブームだったり新日本プロレスが世界第二位の団体として注目を浴びているためマスコミの恰好のスキャンダルのネタとしてプロレスラーを狙うのは今後増えていくだろう。
猪木を虐待した力道山の昔からプロレスラーと犯罪は全く縁がないわけではなかったし、今やエースの棚橋だって実はそのイケメンさがたたって不祥事を起こしたことがある。
これはアメリカWWEでも顕著で、近年でもエンツォ・アモーレに強姦疑惑があがったり動物虐待一歩手前の動画がアップロードされたりと多いに話題になった。
JBLことジョン・ブラッドショー・レイフィールドが元うつ病のアナウンサーに罵詈雑言を飛ばしたことも話題にあがり、JBLをおろせ!という声が相次いだ。
そして、テレビによくでてくる佐々木健介や北斗晶にも過去にパワハラ疑惑があがっていたしあのマッチョドラゴンこと藤波辰爾にも大昔道場で飼っていた犬を虐待して殺した・・・という都市伝説もある。(その真偽はさておき)
最近女性にプロレスが受けるから多くの人が勘違いをしているが、プロレスという世界は閉鎖されたロストワールドなのだ。
プロレスラーとプロレスの世界に決して倫理観を持ち出してはならない。俺から言えばプロレスラーの不祥事は芸能人が起こす不祥事と大差がない。英雄として持ち上げられている人間ほど何かゆがんだ部分があったりするのだ。
さらにいうとプロレスはほかのスポーツと同じ体育会系の縦社会だ。弱肉強食なのだ。プロレスという世界ではモラルや倫理観は100%必要ではない。実力があれば尊敬されるからだ。
今の時代徐々に変化していってるが、その風の向きは非常に遅い。
だが、だからといって全員がおかしいわけでもなく蝶野や天龍源一郎、鈴木みのるのような実際に尊敬されるべきモラリストも多くいるのだ。
なにがいいたいかというと、森嶋の一件はともかくプロレスラーは団体によっては地下アイドルと同じくファンとレスラーの距離がかなり近くなってしまうところがかなりある。
普段リングの上でみせる愛嬌やキャラとは真逆の人間がそこにできてしまう。そこでもしも「好きです!××!」というような人間ができれば・・・そこに生まれるのは何か・・・個人個人でじっくりと考えてほしい。
そして、もしもあなたがプロレスラーを志望してるなら本気で彼らとやりあうだけの喧嘩術・政治力・策謀術をみにつけなければならないということを忘れないでほしい。
人間にとってモラルは建前上は守らなくてはいけないものだが、仮面がかぶれるとそこにあるのは・・・・何か。
どうか、あなたには人を信用しすぎるということが非常に恐ろしく残酷な行為であるということを忘れないでほしい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?