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このバトルは死ぬ前にみておけ!映画ベストバウト5

映画には様々なバトルシーンがある。

その中でも最も白熱するのは宿敵同士の殴り合い、つまりはバトルシーンにあるだろう。

今回はそんな映画の歴史の中で俺がみた格闘シーンのベスト5を決めておきたい。

5位:スーパーマンvsゾッド将軍

「マンオブスティール」より

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2013年に公開された本作は多くの賛否両論が集まった、その大体が「こんなのスーパーマンじゃない」とかそのたぐいのものだ。

俺はこの作品についてはアリだといっておきたい。

まず、この画像のファイトシーンをみてほしい。

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本作はまさに「ドラゴンボール」の格闘シーンをまんま実写映像化していたのだ。

3次元がアニメを超えてしまった、といういい例だと思う。

地球で育ったクリプトン人とクリプトン星の将軍の一騎打ちを最後に持ってきた本作を俺は素晴らしいと思うし、この戦いのシーンがのちの続編の伏線になるのも正直いって驚きだった。

この格闘シーンについてはMCUは未だに越えられていないのではないかと正直思う。

アメコミ映画史上最高にして最強のベストバウトといっても過言ではない。

街を破壊しながら二体の超人が己の宿命と正義をかけてぶつかりあう、そんな映像が観れた時点で本作は間違いなく傑作といえるだろう

4位:フレディvsジェイソン

「フレディvsジェイソン」より

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80年代を代表するホラーアイコン同士の激突を描いた脅威のバカアクションホラー映画「フレディvsジェイソン」。

かたや心理戦に特化した悪夢を使ったトリッキーなファイトスタイルをするフレディと直線的なパワーファイトを得意とするジェイソン。

二体の戦いは決して善vs悪の戦いではなく、悪vs悪という極めて非生産的で不毛なハードコアプロレスであった。

当然お互いがバラバラになり血まみれになりながら、ボロボロになってお互いを殺し合う二体に80年代より続いた能天気なスプラッターホラーの終焉を俺はほのかにかんじてしまった。

恐らくこれにてフレディ・ジェイソン双方のキャリアは完全に終了したといっていいだろう。

二人の引退試合として本作を俺は永遠に記憶しておきたいものだ。


3位:ブルース・リーvsカリーム・アブドゥル・ジャバー

「死亡遊戯」より


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若くして死んだ伝説のアクションスターであるブルース・リー、「死亡遊戯」における彼の戦いはまさに伝説の一つといっても過言ではないだろう。

比較的小柄な体格をしたリーが身長218㎝の巨人であるカリーム・アブドゥル・ジャバーとの戦いはまさに白熱としている。

それまで比較的優位に敵を倒していたブルース・リー扮するビリーだったが、今までとは全く格が違うそれどころか真正面の打撃戦では互角以上のカリーム・アブドゥル・ジャバー扮するハキムと戦うことになる。

かなり苦戦するビリーであったが、彼の意外な弱点である視力をついて優勢に入る。

これが何を言っているのか、ぜひ皆さんの目でみてはっきりしてほしい。

現在公開されている「ワンスアポンアタイムハリウッド」では道化扱いをされていたブルース・リーだが、本作のキレのあるファイトシーンをみるかぎり大口をたたく道化ではなく実力から来る自信がそのようにみえていたのではないかと思えてしまう。

2位:ジプシーデンジャーvsレザーバック・オオタチ

「パシフィックリム」より

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一部でカルト的人気を誇る本作だが、この戦いのシーン以降正直ダダ下がっていたのではないかとおもっている。

それほど本作のバトルシーンは衝撃的だった。

それまで着ぐるみで作られていた怪獣プロレスのシーンをCGで映像化しきった本作は間違いなく映像の革命といってもおかしくはない映画だった。

香港の夜鮮やかな街を巨大ロボットと怪獣が街を破壊しながら格闘する、本作こそ今までのハリウッド製怪獣映画で求めていた1シーンであり要所要所の細かいオマージュにデルトロの愛情を感じる。

ちなみに本作の格闘シーン、壊される街並みはミニチュアで再現しているそうだ。

まさしくかつての技術と新しい技術がうまく融合した画期的な1シーンであるといって過言ではないだろう。

その後、レジェンダリーはゴジラを中心にしたモンスターバースを展開させているが本作を超えた格闘シーンを作れてはいない。

嘆かわしいものだ。


1位:ガメラvsイリス

「ガメラ3邪神覚醒」より

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ゴジラより印象的な格闘シーンの多いガメラだが、そんなガメラのベストバウトといっていいのが今作だろう。

そして、個人的にはあらゆる映画のベストバウトであるといってもおかしくない。

ガメラは人類の敵か味方かというテーマが話の幹となっている本作を象徴するファイトシーンであったが、この戦いでガメラは決して人類の敵ではないということを彷彿とさせている。

最後の1撃もそれまでの伏線を回収するようなところがあり、その意外性に正直俺はびっくりしてしまった。

片腕を犠牲にしてでも人類しいては地球を守ろうとするガメラの姿はまさしくヒーローそのものだった。

20世紀末に作られた本作だが、その戦いのシーンはレジェンダリーのモンスターバースのほかの作品のそれと比べてもまったく見劣りはしないとというかそれすらも越えているといっても過言ではないのではないだろうか。

金子修介監督・樋口特撮監督にはいつかハリウッドの大資本でゴジラを本当に映像化してほしいもんである。



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