聞こえにくい学生が障害者手帳なしで就活してみた -障害者雇用と一般雇用の違い編-
GATHERINGインターン生のかりえです!
今回は障害学生の就活についてお話ししていこうと思います。
今大学4年生の私ですが、数ヶ月前に無事就職活動を終えました。
約1年間就活をしてみての気づきや反省がたくさんあったので、今後就活をする障害学生の皆さんの参考になればと思い、私の就活体験記を何回かにわけて共有していこうと思います✍️
まずは前提となる私の簡単なステータスです👇
軽度〜中度の聴覚障害があり、普段は補聴器を装用して生活しています🦻
(補聴器や字幕に毎度助けられています・・・🙏)また、障害者手帳は取得していません。障害以外はごくごく平凡な大学生です!
今回は障害学生の就活【障害者雇用と一般雇用の違い編】をお届けします。
ひとえに障害学生といっても就活のやり方は様々なので、あくまで参考の1つになれば嬉しいです!
いつから就活を始めたの?
私は就活に不安を感じていたので、大学3年の4月から準備を始めました。まずは「そもそも障害学生の就活ってどんな感じなんだろう?」と思い、一足早く基本的なリサーチからはじめていきました。リサーチの中でも特に探していたのは、自分と同じ聴覚障害の方の就活体験記でした。
しかし探せば探すほど障害学生の就活体験記が少なく、更に自分と似たような、障害の程度や障害者手帳を持っていない人となると、前例があまりないことに気づきました。そこでさらに障害者雇用に関してリサーチしていくことにしました。これは大学3年の6月くらいまで続きました。
障害者雇用枠で受けるの?
基本的に障害のある人たちの就活において、企業の採用枠はおおむね①障害者雇用枠と②一般雇用枠に分けられています。障害のある人たちは障害者雇用枠を選択する方が多いと思います。
障害者雇用枠で応募するメリットは企業に合理的配慮を企業に求めやすいことだと思います。例えば下記のようなことですね。
勤務時間や業務内容を調整してもらいやすい
必要な情報保証や就労環境について相談しやすい
急な通院など柔軟なスケジュール調整も相談しやすい
もう1つは、一般雇用枠よりもエントリーしやすいという面があると思います。ここでいう「しやすい」は、障害を前提にした就活は選考基準が甘い、という意味ではありません。例えば自分自身の障害について選考時に説明がしやすい、障害を考慮された選考になっている、などです。
しかし、障害者手帳を所持していない私は障害者雇用枠で受けられないため、一般雇用枠でエントリーをしていきました。障害者雇用の区別がない、もしくはその枠自体ない会社もありますが、その場合は他の新卒採用の枠と同様に選考を受けることになります。そうすると選考時に自分の障害について説明することがマイナスになるんじゃないか、という不安や心配がありました。
一般雇用枠はやめた方が良い?
今自分自身の就活を振り返るとその心配はなく、個人的には一般雇用枠でも「合理的配慮」を求められると感じました!
私は基本的にエントリーシートに障害があることを記載していましたが、一般雇用枠で何社か受けた所感として、障害を理由にエントリーシートが落とされているような感覚はありませんでした。そのため、障害があっても一般雇用枠で十分通ると感じています。そもそも配慮を求められない会社なら書類選考の時点で落ちているはずなんですよね。
ただ、会社によってどれくらい障害などに理解があるかは、かなりまちまちです。特に設立からまだ日が浅い会社だと、制度が整っていなかったり、配慮についてあまり知らないなんてこともあるので、自分で障害の配慮を積極的に発信していく必要があると感じました。
加えて、私は障害者雇用枠がある会社の一般雇用枠や、ダイバーシティに力を入れている会社を見ていたため、比較的安心して選考を受けていました!みなさんも企業のホームページを見て、ダイバーシティに関する記載があるか、また障害者の雇用実績があるかどうかを調べてみるのもおすすめです。障害のことについて不安が残る学生や、手厚い配慮を受けたい方は、障害者雇用枠がある会社の方が安心だと思いました!
皆様も是非参考にしてみてください!
ここまで読んで頂きありがとうございました!
次回は【自己分析編】についてお話ししていこうと思います✍️
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