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障害があってもパソコン操作が自在に!-テクノツールの入力支援機器-

Collable インターン生のぺーです!

突然ですが、皆さんは「アシスティブ・テクノロジー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

文部科学省ではアシスティブ・テクノロジーについて次のように定義しています。

障害による物理的な操作上の困難や障壁(バリア)を、機器を工夫することによって支援しようという考え方がアクセシビリティであり、それを可能とするのがアシスティブ・テクノロジーである。

「教育の情報化の手引き-追補版-(令和2年6月)第1章」文部科学省

つまり、障害による物理的な困りごとなどをサポート、解消してくれるツールやデバイスの総称がアシスティブ・テクノロジーです。

この記事「アシテク」では、そんなアシスティブ・テクノロジーを紹介し、皆さんの生活を少しアップデートしたり、新しいアイデアのヒントになる情報をお届けしていきます!

テクノツール株式会社

今回紹介するのは、テクノツール株式会社の商品です!
テクノツールでは、特にキーボード入力やマウス操作が難しい身体障害のある方に向けた、「入力支援機器」の開発に力を入れています。

オンライン化が進み、パソコンを使って大学の授業を受けたり、仕事をしたりなどの機会が増えましたが、障害があるとキーボードやマウスの操作なども一苦労に......
そうした作業を手助けしてくれるのが、「入力支援機器」なんです。

テクノツールのホームページには入力支援機器がズラリと並んでいます。

気になるアイテムがたくさんありますが、その中でも私が使ってみたい!と思ったものを紹介していきます。

ジョーズ+(プラス)

ジョーズ+は、アームの先端に取り付けられたジョイスティックを動かすことで画面上のマウスカーソルを操作できます。またジョイスティック先端のストローを咥え、息を吹いたり吸ったりすると、画面上のメニューを決定したり、オブジェクトをドラッグすることができます。

息をつかって操作をするのは慣れるまでは大変そうですが、手や指を使うことが難しい方でも、口だけを使ってマウス操作をすることができます。

さらにこのジョーズ+は、パソコンだけでなくiPadやiPhoneも操作することができます。また、PCゲームの操作ができるゲームモードも搭載されているそうで、1台であらゆる機器・操作に対応しているハイテクガジェットになっています。近い将来、ジョーズ+を使ってプレイするeスポーツ選手が登場するかもしれませんね。

Nintendo Switchと接続して、外部補助スイッチやジョイスティック操作ができる
コントローラーも販売されています。これも使ってみたい!

➁Zono

続いて紹介するのはZonoという装着型ワイヤレスマウスです。モーションセンサーで動きを検知し、頭や手、足などの動きに合わせてマウス操作をすることができます。

↑実際にZonoを使用している様子
↓Zonoの説明動画(日本語字幕付き)

一定時間動きを止めることでクリックをしたり、頷く動作でスクロールをしたりと、操作設定も自在に行えます。これがあれば、お菓子を食べながらパソコン操作をする、なんてこともできちゃいますね😉

「Sento」 zonoと合わせて使用する非接触式呼気スイッチ。
息を短く吹くとクリック、長く吹くとドラッグ操作ができます。

いかがだったでしょうか。今やだれもがパソコンを使って世界とつながることができる時代になりました。しかし、障害があるためにパソコンが使えないと、そうした世界にアクセスすることさえできなくなってしまいます。そんな時、アシスティブ・テクノロジーがあれば、障害を持っていてもできることの可能性は無限に広がっていきます

アシスティブ・テクノロジーは障害者のための技術・製品ですが、障害を持っていない人にとっても使いやすいものがたくさんあります。自分にとって使いやすいと思うアイデアが、他の人のアシスティブ・テクノロジーにつながることもあるかもしれません。テクノツールの商品を見ながらそうしたアイデアを考えてみるのも面白いかもしれませんね。

これからもこのような形で、いろいろな機器や、アイデアをお伝えしていければと思います!

もしご自身や周りの方で、こんな支援機器を使っているよ!というものがあったらぜひコメントで教えてください😀

それではまた次回の記事でお会いしましょう〜!


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