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お芝居が苦手

映画やドラマが好き、って人多いですよね。

私はちょっと苦手なんです。

子どもの頃から、あの独特の芝居口調がどうも気になってしまって。

言葉に敏感だったのと、田舎の生まれのせいで標準語と地元の方言の差が気になって、4,5歳くらいの時からもう親に「なんでテレビの中の人は、こんな変なしゃべり方するの?」ってよく言っていました。

それでも子どもの時は違和感より好奇心の方が勝るので観ていましたが、中学生くらいになるともう無理で、ストレスの方が大きくなりました。

舞台なんかはもっと大変で、まあ見ていて落ち着かない。

芝居口調の違和感に加え、出演者の人が言い間違えたりしないかとか、何かトラブルが起きないかとか、考えなくてもいいのに余計な心配まで勝手にしてしまう性分で、5分と座っていられません。

そのせいで、私はお笑い好きにもかかわらず、コントも苦手です。子どもの時に大好きだったドリフと志村けんだけは純粋に心から楽しめるのですが、あとはもうダメです。漫才は大好きなんですけどね。

同じ理屈で、アニメやゲームのボイスも耐えられません。違和感の極みです。

20年ちょっと前にPS2が発売された頃からゲームにフルボイスが搭載されることが当たり前になった記憶がありますが、当時の私の心境は「ついにこの時がきてしまったか…」でした。

FCやSFCの時代は、ゲームの表現力に限界があるためにプレイヤーの想像力が入り込む余地があったのに、そこがどんどん消えていくことが悲しかったのです。

ゲームファンの間では「やっとこの時が…」という喜びの声が多く上がっていましたが、私としては「いらんことを…」という真逆の心境でした。

なので声優を含めた制作陣の方には申し訳ないですが、設定でボイスをOFFにしたり、できないときはボタン連打でいつもボイスをなるべくスキップしてしまいます。

私と同じような人って、どのくらいいるんですかね。

ネットで検索してみるとポツポツ見当たるものの、そんなに多くなさそうです。

あと、こういうのって心理学の分野で「〇〇効果」とか「△△現象」とか名付けられてそうなのに、それも見当たりません。

名前があると、こうして人に話す時便利なんですけどね。「あー、今これ○○現象だわー」みたいな。

誰か言語心理学の分野でこのへんを研究して、命名してくれないかなあ。

もしこれを読んでる学生の方が奇跡的にいたら、ぜひお願いしたい。もしかしたら、今からでも頑張れば、あなたの名前を冠した学術用語が生み出せるかもしれませんよ! 私のために、ぜひ!(笑)

私がやったらストレスで禿げそうなので、遠慮しときます。

では、また。

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