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間違いノートの真実

受験勉強でよく「間違いノートを作れ」って聞きますよね。

模試や過去問でミスしたり解けなかったりした問題と解答を、専用のノートにまとめて自分オリジナルの問題集にするってやつです。

私も合格体験記などで読んで知り、「お、それいいな」と思って受験1年目の時にやったんです。

でも、一問だけ書いてすぐやめました。めんどくさすぎて。

当時の私はまだ分かっていないところが多すぎたので、間違いノートを作ろうと思ったら、作業量がとんでもなかったんですね。

あれもこれもと無限にやることがあるような感じがして、「こんなん作るくらいなら、普通に何度も解き直した方が早いだろ」と。

それから二度とやりませんでした。

で、ある時ふと考えが浮かんだんです。間違いノートの真実について。

あれ、間違いノートを作ったから合格できたんじゃなくて、合格するレベルまでいってた人だったから間違いノートが作れたんじゃないかって。

ノート作成にかける時間が割けるほど間違いパターンが厳選されているなら、もうほとんどやり残しがないってことじゃないかなと。

自分のミスと向き合うことは大事なので、やる価値はもちろんあるんですけど、かける時間に対して得られる見返りの程度がどのくらいかは考えないと、作って満足して終わったり、普通に何度も問題繰り返す方が早かったりすると思います。

まあこれも、私が小学生の頃からノートを取るのが嫌いだったからこそ出てくる考えなのかもしれませんけど。

もちろん生徒に教える時は、自分の考えを押し付けたりはしませんよ。

ノートの意義や価値をきちんと伝えて、色んなやり方を提示しながら自分に合うものを探すようにしているのでご安心を。

それに今ならタブレットで問題と解答をカメラで撮ってアプリで編集して…っていう風に手軽に間違いノートも作れるので、コスパもはるかにいいでしょう。

そうしていれば、私ももう1年くらい早く合格できてたかもなあ…。

みなさんもぜひ自分に合った方法で効率よく勉強してください。

それでは、また。

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