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閃きのコツが分かった

最近、色んな媒体で文章を書かせていただく機会があるのですが、どうにも筆が進まない時があります。

このnoteみたいに、頭に浮かんだことをつらつらと綴る分には何も問題ないのですが、仕事として書く時にはそうはいきません。当然、きちんと一定のクオリティは保つ必要があります。

ただ、そうなると書き出しに悩んだりいい例えが浮かばなかったりと、どうにも行き詰まる時がちょくちょくあるのです。

そんな時はいくらパソコンの前でうんうん唸っても、なかなかいいアイデアは浮かびません。気分転換と称して、ネット記事を漁ったりYouTubeに没頭したりと、時間を浪費するだけです。

それで最近つかんだコツが、思い切って寝ること。

ちょっと仮眠を取る、あるいは一晩ぐっすり寝ると、ごちゃごちゃした頭がスッキリして、パッと閃きを得ることができます。

さっきまで悩んでいた部分のアイデアが、天から降りてくるように頭に浮かんでくるのです。頭の中のゴミやよどみがキレイに流されて、思考回路がピカピカになったような感覚と言えばいいでしょうか。

もし寝るほどの疲れでなかったら、歯を磨くとか風呂に入るとか、関係ないことをするのも効果的です。本当に頭の中で電球が光るように、ふとした瞬間に「こうすればいいじゃん!」とアイデアが浮かぶことがよくあります。

最近読んだ脳科学の本にも、似たようなことが書いてありました。例えば、久しぶりに会った人の趣味や特徴は思い出せるのに、肝心の名前が出てこない時ってありますよね。

こういう場合、周辺の情報ばかり脳の回路が活発に働いて検索され、中心となる情報(この場合だと人の名前)になかなかアクセスできない状態になるのだそうです。

ぜんぜん関係ない時に「あ、思い出した! あの人の名前は〇〇だ!」と閃くのは、周辺へのアクセス過多が終わり、中心の情報へつながりやすくなっているかららしいんですね。これとクリエイティブな閃きも似ているのかなと、読んでいて思った次第です。

締め切り直前になって一文字も書けていないのに仮眠を取る時はなかなか勇気がいりますが、それでもやはり起きた後はなんとか筆が進められるようになるので、最近は「寝りゃ何とかなるだろ」と半ば希望的観測をもって床に就くこともあります。

みなさんもいいアイデアが浮かばず困った時は、いっそ寝てしまうのがいいかもしれません。ただし寝すぎて締め切りを過ぎてしまっても自己責任ですので、悪しからず。


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