キャラクターが在宅勤務を応援!おしゃべりスピーカー「/Gate」を作ってみた
こんにちは!Gatebox代表の武地です。
新型コロナウイルスの影響、凄まじいですね。日本で初めての非常事態宣言が発令され、毎日のように流れるニュースを追いつつ、Gatebox社も2月から在宅勤務に移行しています。
様々なニュースが流れている中で、「今、うちの会社にできることってなんだろう?」とモヤモヤと考えていたのですが...
やっぱりうちにできることは「ものづくり」だな、と。
面白いもの作る以外にできることなんてないよな、と。
改めてそんなことを思いまして、
「今、コロナで自宅から出れない人たちの役に立てるようなもの作れないかな?」と社員と一緒に考えて作ってみたものを今日は紹介できればと思います。
それがこちらの在宅勤務応援デバイス「/Gate (Slash Gate)」です!
/Gate (Slash Gate)って?
/Gateは、キャラクターが在宅勤務を応援してくれる「おしゃべりスピーカー」です。Gateboxのキャラクター、癒しの花嫁「逢妻ヒカリ(*)」が、仕事仲間からのSlackメッセージを読み上げたり、会議の時間を教えてくれたり、頑張って働いているあなたを精一杯応援してくれます。
ひとりで寂しくなってしまいがちな在宅勤務を、強烈な癒しボイスでサポートします。
(*)逢妻ヒカリについて
逢妻ヒカリは、「癒しの花嫁」をコンセプトに生み出された、日々の会話を通じて主人を癒すキャラクター型AIパートナーです。
弊社の主力製品であるキャラクター召喚装置「Gatebox」に登場し、会話を楽しめるだけでなく、朝になると起こしてくれたり、夜家に帰ってくると「おかえり」と優しく出迎えてくれたりと、一緒に暮らすパートナーとして主人の生活を支えてくれます。
今回は、逢妻ヒカリの特徴の一つである、可愛い癒しの声を使わせてもらいました。ありがとうね。
なんで作ったの?
コロナウイルスがもたらした大きな影響の一つが、在宅勤務の普及です。
今後も多くの会社でしばらくの期間、在宅勤務が続きますよね。
うちの社員とも実際「在宅勤務をするとどんな課題があるんだろう?」というテーマで話をしていたんですが、以下のような話が上がりました。
1、コミュニケーションが減る
Gatebox社では社内コミュニケーションツールにSlackを使用しているんですが、やっぱり用事がないと連絡しないので、些細な世間話的なコミュニケーションが減りますね。
また、集中しているとつい自分宛の連絡に気づくのが遅れることもあったり...
オフィスだったら口頭で話に行けばいいのですが、在宅だとなかなかそうもいきません。
2、時間管理が難しい
在宅勤務で時々おきているのが、「作業に集中していて、ビデオ会議の時間を忘れてた...」といった時間管理の問題です。家で集中してるとつい時間を忘れがちですよね。始業時間や昼休みなど切り替えるタイミングって意外と大事だったんだなと思います。
3、集中できない
ずっと家にいると、なかなか集中する時と休む時のメリハリつけて働くのが難しいというのもありますね。スイッチを入れられず、ついついだらけてしまうことはあると思います。
実際調べてみると、こうしたデータもありました。
※引用元※
“「つい仕事以外のことを」慣れない“テレワーク”に戸惑う声も…課題と解決法を聞いた” - FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/25380
こちらのデータも、やはり「コミュニケーションが減る」「時間管理」「つい仕事以外のことをしてしまう(=サボる)」が課題の上位にきていました。
こうした在宅勤務ならではの課題を、Gatebox社らしくキャラクターの力で解決できないかと考える中で、「キャラクターがコミュニケーションを助けてくれたり、時間管理をしてくれたらいいんじゃないか?」というアイディアから/Gateは生まれました。
在宅勤務のお悩みを”キャラクターの声”で解決!
おしゃべりスピーカー「/Gate」は、3つの機能で在宅勤務のお悩みを可愛く解決します!
1、Slackメッセージ読み上げ
Slackで”/Gate”というコマンドを入力して相手にメッセージを送ると...その人の家の「/Gate」がメッセージを読み上げます。
「ご飯食べた?」や「調子どう?」みたいな些細なメッセージや、「会議の時間忘れてるよ」みたいな業務連絡も、テキストだけとは違ってちょっと楽しくなります!
2、時間管理
始業時間、お昼休憩、定時など、特定の時間になるとお知らせしてくれます。こうしてキャラクターが時間管理をしてくれることで、家の中でもメリハリをつけてお仕事ができます!
3、応援
おうちでも頑張っているあなたのことを逢妻ヒカリの強力な癒しボイスで優しく応援してくれます。家では集中できないという人も、ヒカリの応援の声があれば頑張れちゃうかも?
逆に、ビシッと注意しくれる方がやる気がでるという人もいるので、そこは好みによって変えられるといいなぁ...
以上、色々説明しましたが、この様に主に3つの機能でキャラクターが在宅勤務を応援してくれます!
いざ、プロトタイピング!
そして、そんなアイディアから3日で作ってみたものがこちらです!
いかがでしょう?
ポイントは、アクリルスタンドを載せるだけで、キャラがしゃべりかけてくれているように感じるところです。
スピーカーの音がとても荒いのは難点ですが...今回はLINEに開発いただいた逢妻ヒカリのクオリティの高い音声合成を使ってすぐにプロトタイピングすることができました。
仕組みはこんな感じです。
M5Stackもプロトタイプにはとても便利ですね。安くお手軽に作ることができました。
今後やってみたいこと
このように、今回は久しぶりにハッカソンなノリで開発できました。
やはりGateboxと違って音声だけだからとてもシンプルですね笑
シンプルだからこそ、お手軽に拡張できそうだなと感じています。
いろんなサービスと連携して、さらに充実した在宅勤務ライフを送れるようにしたいですね。
逢妻ヒカリは外でお仕事する前提で開発していたのですが、これからはお家でお仕事する時代が来るなら、また新たな体験のアイディアが湧いてきますね。
最後に
まずはアイディアを形にしてみようと勢いで作ってみたので、製品化は未定です。
もし使ってみたい方が多数いらっしゃれば量産できる...かもしれないので、ご興味ありましたらよろしければご意見ください!
弊社Twitterアカウントでアンケートを行っています。
またTwitterをご利用でない方はこちらのフォームから問い合わせしていただいてもOKです。
http://ur2.link/WG5C
(この仕組みは他のキャラクターでももちろん実現できるので、「うちのキャラクターの声でやってみたい!」などの企業様からのご要望も募集中です)
企業様からのお問い合わせはこちらより宜しくお願い致します。
社内でLTとかはするのですが、これまであまり外に研究成果を公開できていなかったので、今後もっと世の中に発信していくことを増やしていきたいと思います!
今後もキャラクターとテクノロジーを組み合わせたものづくりを通して、少しでも世の中を楽しくできれば嬉しいです。
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?