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小規模運営だとできないこと、できること

2010年から2019年まで10年ほど
「にゃんこ缶」という商品を販売していました。

2008年、2009年ごろ私は、
mignonneで働く傍ら派遣でもお仕事をしていて
その通勤のときは大体パッケージについて
色々考えながら移動していました。

あるとき、チェーンの雑貨屋さんに入った時に
この缶を見つけて
完全に雑貨として販売されてたんですが
(これにお菓子を入れて販売したら絶対かわいい!)と思って同じものを仕入れて、
お菓子を入れて販売をし始めました。

今流行りのクッキー缶のように直接はお菓子は入れず
2種類をそれぞれ袋に入れて缶に詰めて。

そのあとも人気商品だったのですが
缶が製造中止になってしまい
オリジナルで缶を作ろうと考えても見ましたが
うちのような小さなお店にはとてもとても無理で
あきめたころ、駅で店舗を持つような大手さんが
同じ形で、絵を真似をして
中にお菓子を入れて販売されているのを
お客様から聞いて知りました。
今もあるのかは存じ上げませんが。

うちに潤沢な資金があれば
もしくは、資金をお借りしてでも
オリジナル缶を製造する気になれば出来たでしょうけれど
結局、よくよく考えてみれば
私はファッションのように
お菓子もラッピングも
その時の気分やニーズて変えていきたいので
何千もの在庫を抱えるのに気が乗らず。

そして逆にころころそうやって商品を変えていけるのも
私1人で運営している小規模なお店だからこそ。

(実際今にゃんこ缶の写真を見ると、今ならもっと違うリボンにするな、とか思ってしまいます)

↑写真があまりなかったので検索したところ、
書いてくださっている記事を発見しました。

にゃんこ缶はただただ当時の私には
この珍しい缶を、
ぜひ商品にしたいと思ったのがきっかけですが、
私は、卒業した大学がデザイン科だったことも
多少なりとも影響してか、
お菓子の見た目やラッピング、お箱、
そして魅力的なスタイリングが思いついたりすると
なんとも言えない幸せを感じます。

お菓子を作るだけでは得られない、
パティスリーで働くことだけでも得られない、
素晴らしい幸福感ややりがいを感じ得られるのは
私自身少しそういう提案が得意であり、
それを受け入れて、評価・反応してくださるお客様がいらっしゃるからこそだなぁと思っています。

最近では、タグの形として売られているクッキー型を見つけた時に
これはティーパックに見てて
ホワイトチョコレートがけにしたら
まるでティーパックみたいでかわいいんじゃないかと。
こちらはまだ、「これだ!」というパッケージを考えられていない&見つけられていないので、単体商品が出来ていません。
詰め合わせに入れるに留まっています。

そしたらそれを評価してくださるお客様がいて
つくづく、この仕事が好きだなぁと感じました。

お写真に納めることも大好きです。

引き続きワクワクする商品づくりと
その提案ができたらいいなぁ。

万が一、mignonneのサポートをしたいと思ってくださる方がいらっしゃればこちらから・・・。サポートしていただいたお代は、事業の継続や雑貨の仕入れ、新分野学習への挑戦に投資させていただきます!