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2024年版:給料はどこからやってくるのか。

就活中の学生(と経営者)の皆さんへ。

この記事は、インスタでバズった投稿を加筆修正したものです。投稿後、300人近くの経営者の方から「よく言ってくれた!」「これが言えるのは素晴らしい!」とメッセージを直接いただきました(いまでもちょこちょこいただきます)。もっと多くの方に読んでいただくためにnoteに転載することにしました。それでは始めます。

皆さんが無事就職して社会人になって
「お給料」をもらうようになったとします。

さて、そのお給料は、どこからやって来るのでしょうか?

こんなこと、誰でも知ってる当たり前の話なんですが、「根本で理解できていない人がいる」と感じる事が最近あったのであえて書きます。

給料はどこからやって来るのか。

答えは「お客様が支払ってくれたお金」です。

知ってました?知ってますよね。誰でも。でも、ホントに理解出来てますか?バイトでも、パートでも、正社員でも、新人でも、ベテランでも、取締役でも、もちろん社長でも、みんな、会社で働く人のお給料は、お客様がその会社に支払ったお金から捻出されるのです。それ以外はありません。

お給料の原資は、100%お客さんのお金です。 なにもこれ、うちの会社に限った事ではありません。世界中のどこの企業でも同じです。「売上」とか「利益」とかそんな難しい事じゃなくて、お客様から入金されたお金以外、基本的に会社にお金は入ってきません(出資を受ける、借り入れをする、など、厳密にはいろいろありますが、給料の構造上そう考えてもらって間違いないです)。

つまり、給料ってのは「日々の労働の対価」として「会社の銀行口座に入ってる残高から自動的に支払われるもの」ではなく「その人の仕事の価値を金額に置き換え、お客様にお支払いいただいたお金(もしくは、請求して入金されたお金)から支払われる」という構造です。

ずっと当たり前の事しか言ってませんが、ホントにこれ理解出来ていない、もしくは忘れちゃってる社会人、多いんです。ハッキリ言っちゃうと学生のバイトとちゃうぞ、と。(←いや、だからバイトもお客さんからいただくお金が自分の給料の原資だけど、みんなそんな事考えてないですよね。1時間仕事したら「時間」の対価として自動的に1,200円もらえる、と思ってませんか?) もっと続けます。

さらにその「(自分の価値=自分が稼いだお金=)利益」と「給料」の関係ですが、「利益3:給料1」が基本です。よく言われる、「給料の3倍の利益を出さないといけない」というやつです。これも会社によっていろいろかもしれませんが、どう考えても正しいです。社会保険は半分会社が負担しますし、オフィスも、家具も、パソコンも、紙も、資料も、備品も全部、働く環境のために会社が用意しますから。月20万給料もらうなら、毎月最低でも60万は利益を上げないと、その人は「赤字社員」です。計算上は、これでは賞与(ボーナス)をもらう権利もありません(あくまで計算上は、ですが)。

これが社会です。これが会社です。厳しいですよね。でも真実です。

これ学校の先生に教えてもらってますか?
(もし先生が、これ読んでいたら学生にしっかり教えてくださいよ)

今日はさらに続けます。ここからは更にもう耳を塞ぎたくなるような話です。給料の3倍の利益をあげられない人は「赤字社員」、逆に3倍以上稼ぐ人は「黒字社員」と経営の教科書には書かれています。

「黒字社員」が「赤字社員」より多い会社は成長し続けます。逆の会社は当然潰れます。そら当たり前、「赤字社員」が日々赤字を生み続けるのですから、そんな人ばっかりなら当然会社は借金まみれになって、じきに潰れます。

そして新卒で入社する皆さんは、どれだけ成長が早い人でも、1年間はずっと「赤字社員」です。それを自覚してください。皆さんの給料は、別の「黒字社員」さんが稼いだお金(仕事の価値)から支払われています。

そう、つまりそれはお客様からいただいたお金です。だから先輩には本当に心から感謝しないといけないし、お客さんのためにめちゃくちゃ頑張らないといけない。 イメージ出来ますかね。

さらにLENS(弊社)のようにリモートワークOKの会社は、正真正銘その人が作った利益(結果)によって上記の計算が行われるので、会社の椅子に座って「働いているふり」が通用しません。厳密には利益以外の勤務態度なども考慮はされますが、一旦そんなことは忘れてください。リモートワークでは勤務態度も何もないので。

(この辺り表現を間違えると「ブラック」呼ばわりされますが、びびってたら真実を伝えられないので、もうそのまま書きます)

ものすごく酷な事を伝えましたが、この構造をしっかり理解した上で、皆さんには社会人になってもらいたいと思いました。もちろん新人さんでも利益をしっかり出せるようにサポートするのは会社の役割だし、いつまでも利益を上げられないのは本人ではなく上司の責任です。よく言う、ヒューマンエラーではなく、システムエラー(構造上のトラブル)というやつです。

ボクもそうやって周りに迷惑かけながら成長させてもらって今があります。皆さんもこの現実を受け止めて頑張ってください。おそらく、1年、いや1日の過ごし方が大きく変わります。

いろいろ言いましたが、これらは我々が(、広告代理店さんなどからの)下請け仕事を一切やらずに、クライアント企業と直接お取引をする事に拘っている理由の一つです。「目の前にお客さんがいる状況」を作ることで、必然的に緊張感と責任感を持てますし、前述のことをしっかり理解し、感謝の気持をもって仕事に打ち込めます。

誰だって顔が見えない、声も聞こえないような人のために頑張れないし、なによりボクが頑張れない。

みなさんがこれからどんな仕事につくかはわかりませんが、就職した際は、この原理原則を心にとめて、感謝の気持ちを忘れずに、目の前の仕事を頑張ってください。

では!

追記:この原理原則を理解した若い人が増えることは、社会全体として絶対にプラスだと思います。是非「スキ」とXなどの拡散をお願いします!

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