福岡 洸太郎

東大卒業後、就職せずにバックパッカー。25ヶ国を旅。世の中に働きたくても働けない人がい…

福岡 洸太郎

東大卒業後、就職せずにバックパッカー。25ヶ国を旅。世の中に働きたくても働けない人がいることを知り、世界最大の人材会社に就職。トライアスロン活動を通して貧困児童へ寄付。東大卒インド現地採用から昇格するも転職、Amegumiインド立上に取締役として参画しつつNPO団体結び手を設立。

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4作いきなり小説ドネーション販売始めました

いきなりですが、実は小説を黙々と書いてまして、この度、ドネーション販売を始めました。 売上の90%は”外部環境が原因で努力できない”人に機会を与えるために活用し、 売上の10%は”外部環境が原因で努力できない”人に機会を与えるための自分の心身健康維持のために活用します。 具体的には、子供も大人も含めた教育(子供の基礎教育と大人のスキルトレーニング)、医療支援がメインになります。 テーマはバラバラですが、それぞれフィクションとノンフィクションを織り交ぜたような内容です。

有料
2,000
    • お金と信用について

      お金について細かい議論をすることに対してどことなく忌避したくなる様な雰囲気というものがある。 とりわけ“社会貢献活動”“ボランティア”と評される様な活動において“お金”を匂わせること、さらいに言うとその行動者が金銭を受け取っていること、その金額を表に出すことはよりその様な雰囲気を漂わせる。 まぁ一般的に言われる贈与論の様な話をしたいわけでも、リターンと名付けられた“見返り“を前提として行われているクラウドファンディングの話をしたいわけでもない。 (なぜ日本には基本手数料無

      • 大人と子供の教育による貧困課題解決

        ビハール州ブッダガヤでの1カ月の滞在にて 平日昼間は大人の収入向上のため、ビジネススキルトレーニングの準備 夜と週末は子供の教育支援のため、教育プロジェクトの質・量向上へ 基本的にこの二つをしている ■ビジネススキルトスクール 昨日初説明会を実施したビジネススキルトレーニングは早速数名の申込みが来ており、本気で挑戦したい人、努力したい人がその場で申込書を記入しているのを見て、またその目を見て熱くなるものがある。 決して無料ではないものに決して裕福ではない人が決意して申

        • 援助じゃアフリカは発展しない

          11月はこちらを熟読。 Dead Aid 邦題「援助じゃアフリカは発展しない」 ダンビサ・モヨ 私は成功の秘訣よりも失敗事例を多く知ることで影響の先の方々へ活動を通して明らかにこれはおかしいと思われる様な活動を避けたいと考えて勉強している。その一環として拝読。 タイトルは過激だが、結論として各種条件付きだが解決策として下記を出している。 貿易・外国直接投資・資本市場・海外送金・マイクロファイナンス・貯蓄 これらが機能する大前提として「ガバナンスの妥当性」は外せない。 規則が

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        4作いきなり小説ドネーション販売始めました

          実績と現場

          私はこの上の二つに共に向き合っている人でありたいと思っている 何か行動をした先の人のことを考えずにとりあえずやってみるということは自分の経験を積んだりお金をかせいだりする分には何でもいいのだが、社会に生きる個として、民主主義で資本主義の枠組みに生きる人間としては どのくらいの人数の誰がどういう影響を受けるのか を考え、納得する前の行動をしたくないと考えているし、それが過去とこれからを結ぶ現代に生きる人間の責任だとすら考えている 端的に言って“外部環境が原因で努力できな

          生きるとは何か

          誕生日らしく、生について考える。 私という存在はどういうところに在るものなのだろうか。 80億に迫ろうとする人類の中の1個体として、ずいぶんと続いている人類史の中の1個体として生きるとはどういうことなのか。 両手の自由と非現実の思考という能力を保持しているとされている人類の中の1個体。 エゴを活用してどこか、そしてなぜかきれいに見せたり反対に汚く見せたりする人類の中の1個体。 自らを自然から隔離させ、“自然”を定義し、“壊れている状態”を定義し、自らの責として課し、守ろうとす

          生きるとは何か

          イイコトをしたいんじゃないから綺麗な成功だけを共有するんじゃない

          共有について ほとんどの人、少なくともこの投稿を観ることができる環境の人にとって、情報が多く手に入るようになり、場所や時間を問わず多くの事例、研究等の情報を入手できる環境になっている。 私ももちろんその一人であり、“外部環境が原因で努力できない人”がいない世の中を実現すべく様々既存の研究やNGO等の活動事例を拝見している。 共有されていることは公益性がとても高いことに繋がりえる(もちろん悪用の可能性もあるが)と考えている。 この中で私が知る限りでは、“成功事例”すなわ

          イイコトをしたいんじゃないから綺麗な成功だけを共有するんじゃない

          教育について

          そもそも東大を目指した理由は文科省に入って教育を変えようと思ったからであり、その想いだけで高校・浪人と1日13時間勉強していたのにこのテーマについての発信は少なかった。 というより様々考える、想うことがあり、避けていた。 先日とある友人のNGO子供が自ら命を絶った。 メンタルがやられていたとのことだ。 自死はテーマではないのでまた別途書く。ちなみに大学では結局自死の研究をしていたのでこのテーマも避けては通れない。 私が高校生の時に“日本の教育に欠けている”と思っていたのは

          教育について

          スタディーツアーについて

          コロナになり、オンラインで行われることもあるこの取り組み。 目的は基本的には知ってもらうことだろう。 知ってもらうこと それは一体何か? スタディーツアーではツアー対象地域の人の時間も取る。 だから云々ということもあるのだが、 そのことよりも感じることがある。 それは知った後どうするのか? ということだ。 知らずに無関心は知らないからまぁそりゃそうだろうと思う。 目の前の自身の生活に集中している方の人生を否定する気はさらさらない。 ただ、知ったうえで特に何も

          スタディーツアーについて

          NPOの最終目標決定のための会議

          自身の目的である”外部環境が原因で努力できない人を無くす”ために”どこの誰のどの様な状況をいつどのようにして”影響を及ぼすのかを数値目標と共に考えるためにワークに取り組んでいる。 某大手日系企業の元インド法人代表の方にお時間いただき、貴重な意見を頂戴したことで取り組み始めた。 ありがたいことに多くの方に知見・意見をいただく中で活動できることも増えてきたと同時に、細かいことに集中していてもそれがどこに向けたどの長さのベクトルであるのかを認識できることは”2人以上で共に活動す

          NPOの最終目標決定のための会議

          二元論について

          だいぶ遅い時間ですが、結構あれです。 私は大学二年生ぐらいのころ人生って暇つぶしだなと感じたことがあるのですが、暇つぶしなら思いっきり楽しもうって同時に思いました。 かつそこから思想のお勉強や議論、旅を通して結局誰かのためになることをすることが全てだと思うようになりました。 この二つを融合するとめっちゃいいなと思ってます。 あ、今日のテーマは「二元論について」です。 私は言い切りがとても苦手だ。 世の中0か1かな訳がなく、正解なんて存在しないし、極論に走っていると気

          二元論について

          性について

          変な話ではなく、性について考えることがある。 年齢、人種、性別などに関わらず外部環境に依存せず努力できる世界をKPI(目標)とする以上考えることは自然で合理的に想える 私は特に男性が生理について語るべきだと考える男性として生きている。 あくまで事実として "毎月家を始めあらゆる建物の中に入らずに5日前後外にいなければいけない" という状況の人がいる。 具体的なことは言わなくとも察していただけると思う。 私が"知っている"のはインドの田舎に限定されているが、少なくと

          絶対的貧困者と死との距離

          2020年、2021年とコロナによるインドのロックダウンによる失業者が多く死んだ。 もちろん様々な理由で人は死ぬ。こういう時に出される他の理由による死や過去との比較は分かりやすさを伝えるためであって現代と未来にあまり影響をなさないように想われる。 2021年の時は特にひどく、毎日村の顔を知っている“あの人”が死んだ。 コロナによって直接亡くなった人もいる。 栄養状態が悪く、持病を抱えていた人がコロナによって亡くなった例もある。 病院がコロナの対応に追われて持病の治療や薬を得

          絶対的貧困者と死との距離

          “命を救うためのインド緊急寄付報告会“

          4月終盤から先月までのインドにおけるコロナ第二派。 感染拡大防止のための都市封鎖。 都市封鎖による失業。 失業による収入喪失と飢え。 飢えによる死。 あまりに多くの人が“コロナ“に間接的に影響を受けて亡くなった。 今もその様な状況はあるのでしょうが、つい先月までは支援が全く届かなかった地域も多くあった。 私の大親友の住む村では毎日顔を知っている誰かが死んだ。 飢えや絶望からの自殺、家族が少しでも食べられるようにと自殺した父もいた。 政府の支援は遅々として届かず、全

          “命を救うためのインド緊急寄付報告会“

          途中である自覚

          私たちは全員そろって何かの途中だ 生きて死ぬまでの途中 飢え死にした人を救えなかった過去とこれから救いたい想いの途中 民主主義へと向かって多くの血を流して正解となりつつある途中 自殺した大切な人への悲しみを乗り越え前向きに生きる途中 不満や愚痴をこぼしながらもどこか幸せを夢見て目指す途中 厳しい教育とゆとり教育の極を行き来しながら善い教育を探す途中 昨日から明日への途中 同時に過去を否定し、“いまこの状態”を指さして否定したり肯定したりする意見は多い。 “絶対に○○の人

          途中である自覚

          インド寄付報告会の報告

          本日、水流さんと共に1回目の寄付報告会を実施しました。 現場の活動家であり、友人であり、協業者であり、近しい目的を持つ人、2名にも参加してもらい、日本の寄付いただいた方向けにそもそもの村の状況やコロナによる変化、これから何をしていこうと考えているのかをお伝えさせていただきました。 決して高名だったり世間的信頼が高い訳でも、実績が大きい訳ではない私たちを信頼してくださり、”命のため死を防ぐための緊急寄付”に賛同してくださった方の前で話すのは、オンラインとは言え身が震え、有難

          インド寄付報告会の報告