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【段階別】会話の通じる、通じない

同世代の友人や知人、家族、頻繁に会う人や話す人との間でも「会話が通じてないなぁ」と感じることがままあると思います。
理由は様々あると思いますが、「会話の通じる、通じない」について気づいたことを段階別に分けてみました。

第0段階「言葉がわからない」
相手の使用している言語がわからない。(英語、日本語が話せな など)
相手のおおまかな喜怒哀楽くらいはなんとなく理解できるが、話している内容はまったくわからない状態。

第1段階「言葉の意味が一部わからない」
相手の使用している言葉の一部が理解できない。
知らない言葉が会話の中に混じっている。言葉の意味を間違えて覚えてしまっている場合など。 

第2段階「言葉の意味はすべてわかる」
相手の話している内容が理解できる。(理解できたつもりになっている場合も含む)
名詞がさすものが双方相違なく通じている。
おそらく一般的な「会話が通じる」はここに該当すると思われる。

第3段階「相手の意図することがわかる」
言葉づらではなく、相手が何が言いたいのかわかる。
相手がなぜこの話をしているのか、どうしてこの言語表を使っているのか、その目的が理解できる。
言語化できない抽象的なイメージも汲み取ることができる。
形容詞の指す微妙なニュアンスも理解できる。

第4段階「相手の潜在意識までわかる」
相手本人も気づいていない潜在意識まで理解できる。
相手の潜在意識と顕在意識のズレが理解できる。

とはいえ、相手の本音を確認する術は厳密にはないわけですから、本当に会話が通じているかどうかを確かめることも厳密には確認しようがありません。
どれだけ相手の理解度を確認しながら、丁寧に通じるように努力してみても、齟齬や勘違いは発生します。

結局、言語を使用する目的の根本は「いかに便利に情報を伝えるか」ということだと思います。言語を使用しなければ、例えば目の前の「パソコン」や「スマホ」といったもののことを伝えるのでさえ困難です。(ジェスチャーゲームが存在するくらいですから)

言ってみれば、横着をするために言語に依存していると言ってもいいかもしれません。権威づけられたものを良しとするのも、それが本当に(自分にとって)価値があるものなのかをいちいち考える必要がないからです。

そういった、気を緩めれば雑になってしまいがちな言語による意思疎通方法ですから、会話というのは通じない場合が生じてなんら不思議ではないわけです。
情報伝達という面で考えれば優れたツールでしょうが、まだまだ改良の余地はありそうです。

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