ドイツ料理は本当に美味しい?ちょっと変わったドイツ料理紹介
ドイツ料理と聞くと、何を思いつきますか?
多くの日本人はビールやソーセージを思い浮かべるでしょう。
これがあまりにも日本人がドイツ人に対して言いすぎていて
「それ以外にないのか?」と言われたことがあります。笑
見た目から言えば、茶色と黄色が並ぶ食事って感じ
肉!ジャガイモ!なんか付け合わせの漬物!
みたいな感じで、いまだに盛り付けが中世って感じのやつあります
味で言えば素材(加工)勝負って感じ。
美味いもまずいも素材次第。
そして、量はどかっと多い。
僕がドイツに住んで外食も家庭内で作るレシピも作ってみて
思った印象としてはこれらです。
でも、それはあくまで典型的なドイツ料理の場合。
実際は結構面白い料理も結構あります!
Döner(ドゥナー)
はい、ケバブです。
ケバブってドイツ料理じゃないじゃん!
って思われる方、違います。
もはやドイツの国民食
日本でいう「Ramen」です!!
ベルリンに住んでるドイツ人に
おすすめのドイツ料理教えてくれ
って言ったら
「Dönerなら知ってる」
っていうくらいには人気。
アメリカ圏では
ハンバーガーが一般的かもしれませんが
ドイツではDönerの方が一般的。
ボリューミーで、ピタパンに肉も野菜も入れて
ソースを選んで(ニンニクソースやオーロラソース)
室内外問わずに食べれる素晴らしい食べ物です。
家では作れないので、本当に外食専門って感じの料理ですね。
まあ、これをドイツ料理と認めない!となると
以下のような料理もあまり知られていないですが
ドイツでは人気です。
ホワイトアスパラガス料理
季節限定!とも言える、ドイツ人が春の訪れと共に
狂ったように食べるホワイトアスパラガス。
これは美味い。マジでおすすめ。
レストランなども春が来ると
メニューカードに
「ようやくホワイトアスパラガスの季節が来ました!」
とあえて乗っけるくらいです。
何が美味いか、根菜類だから味がよく出ます。
また、皮から良いダシが取れます。
このダシが沁みたスープ自体で
何かを煮たりしてもとても美味しいんです。
僕も正直ドイツ料理で一番美味いのは
ホワイトアスパラガス系の料理だと思います。
おすすめはそのままホワイトアスパラガスを楽しめる
茹で料理だと思いますが
ドイツ人、ここだけは料理工程がガチ。
大体のドイツ料理は本当にシンプルです。
もちろんプロは違いもっと工程を踏んでる味がしますが
一般の家庭で料理するための本などは
素材を切って
丸ごと焼く!
丸ごと煮込む!
丸ごとオーブンで焼く!
がほとんど。
しかし、ホワイトアスパラガスは違います
これはスープだったのもありますが、
僕の作った料理のアスパラガスのミルクスープでは
書かれていたことは以下となります。
1、皮を剥く(皮は後で使う)
2、下茹で
3、一回茹で汁は残してアスパラだけ取り出す
4、茹で汁にミルクをを混ぜ合わせる(ここで皮を入れる)
5、再度沸騰してからアスパラを入れる
6、10分くらい弱火で煮る
7、皮を取り出す
うーん、多い。
詰まるところアスパラを煮込みすぎると食感が消えるので
かなり気をつけた工程になっているみたいです。
細かいことはかなり端折ってるのですが
これ以外にもかなり指示があって
どれだけドイツ人がアスパラガスに関しては
美味しく食べようとしているかがレシピからもわかります。
ただお腹がいっぱいになる料理ではないので
やっぱり付け合わせにジャガイモが付いてきますね。笑
まだまだドイツ料理はいっぱいありますが
ここら辺でしょうか。
Dönerはともかくとして
結局ホワイトアスパラガスも
見た目から言えばかなりシンプルな料理です。
それも素材の味を楽しむことが前提のため
調理工程は複雑なものの結局は
シンプルな料理と言えるのではないかと思います。
結構、日本の料理ってすごい調理工程が多くて
かつ調味料の種類も多く、調理技術も豊富。
意外とどんな食材でもなんとかしてしまえる
力があるのだろうな〜と思ってしまいます。
最後に、日本料理の方が親しみもあり
こだわりも多くてやはり僕は好きですが
ドイツ料理を簡単に美味しくない
と切り捨てるのは違う気がしていて
今はドイツ料理(もといドイツ人が日々食べる料理)を勉強中です。
色々なドイツ料理に触れていると
なんというか論理?も見えてきているような気がします。
ドイツで生きていくにあたって、ドイツ料理に馴染むのは
ある意味生活コストも減るので楽。
引き続き勉強していこうと思ってます。
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