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ただコーヒーが好きだった頃のあなたへ。ハンチョウの最新話を読んでほしい。

皆さんは一日外出録ハンチョウをご存知でしょうか?

「カイジ」と呼ばれる賭博漫画のスピンオフ作品ではありますが

あまりにもおじさんたちの心を掴む描写が多く
サラリーマンのちょっとした贅沢や休日の楽しみ方など
微妙に非日常な日常感を味わうことができ

結構おすすめの漫画です。

そのハンチョウで、個人的に感動した話が出てきました。

ハンチョウが地下労働施設でコーヒーを販売するというもの。
その中で、ハンチョウが販売しているコーヒーが、なんでもない
インスタントコーヒーをチョイスしていたことがわかり
なぜインスタントにしたのかを部下が聞いてハンチョウが答えるシーン。

ハンチョウはコーヒーが好きなことで有名だったが
コーヒー自体に強いこだわりがなかったという話。


し、沁みる・・・!


全コーヒー業界の人間必見の1ページでございます。

本当に、こうやってコーヒーを好きでいてくれる人がいることは、
どれだけ素敵なことでしょうか。。。

このシーン、部下に自分があまりコーヒーに詳しくないことを
カミングアウトしているようなシーンなのですが

そう、コーヒー好きと言ってしまうと
付き纏ってしまう、「こだわり」。

コーヒーを好きだと公表することは、ある意味で
コーヒーラバーからの好意的な目で見られるのと共に
クソオタク気質である我々は、否定の目でも見てしまうのが事実。

「コーヒーが好き」

この言葉は、ある意味で重荷なのです。

インスタントコーヒーでも
コンビニコーヒーでも
自分で焙煎したコーヒーでも
嗜好品としての高級コーヒーでも

どれもコーヒーであることは変わりなく
そのコーヒーで得られる幸福感とか
コーヒーを飲む時間だとか
コーヒーを一緒に飲む人たちとの記憶とか

そういう方が、大切じゃないでしょうか?

僕はタバコが吸えません。本当に体が受け付けないので・・・
ただ、タバコが好きな人たちは
タバコと缶コーヒーを飲むことがとても幸せだといいます。

僕は、こういうコーヒーの楽しみ方は
とても素敵なことだと思いますし

缶コーヒーがまずいとか
缶コーヒーはコーヒー以外の余計なものが入りまくってるから
コーヒーでもないとか
色々いう人はいますが、僕はそれでも
このタバコと缶コーヒーで楽しめることはとても素晴らしいことだと思います。

インスタントコーヒーはコーヒーを抽出した後
乾燥させて顆粒にしまうから、鮮度もへったくれもないとか
産地の味が全くなくて工業的だとか
たくさん言われることがありますが

すぐに飲めて、携帯が簡単で
山頂の朝焼けの中飲むインスタントコーヒーは
どんな美食よりも美味しいと思うのは
僕だけでしょうか?

コーヒーに関わってきた僕や関わっている人たちにとって
ハンチョウのような方が増えてくれることが
いちばん嬉しいことなんじゃないのかな?と思います。

そして、こういう人たちが
気楽にコーヒーが好きだと言えるように
馬鹿にされないようにみんながあらゆるコーヒーに寛容になった上で
ビジネスをしていくこと。

これがコーヒーで仕事をしている人たちの
本当の仕事のような気がします。

もちろん、多くの人たちがこういう感覚なのですが
ネットではどうしてもネガティブなご意見が多いので・・・!
少しでもこんな記事や、今回の話が広まればいいなと・・・!

コーヒーって、本当にいい飲み物ですよ。

ハンチョウの最新話、ぜひお読みください!


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