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ドイツの硬水で髪が死ぬ。ドイツと日本の水について

明らかに僕がドイツに来てから変わったこと。

それは髪がゴワゴワになっていること。

そうはもうすごい。ゴワゴワのカチカチになります。

日本人の人に聞いてみたりしますが
ドイツのお水は硬すぎるので、中々日本人の髪質には
合わないとのこと。

実はコーヒーやビールなんかも結構このお水問題は
味に影響する結構重要なファクターだったりします。

今回は、少しお水についてお話しします。

ドイツと日本の水の硬度には大きな違いがあります。

水の硬度とは、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル濃度を指し、硬度が高い水を「硬水」、低い水を「軟水」と呼びます。

例えばドイツの首都ベルリンの水の平均硬度は約250-450mg/Lで、これは硬水に分類されます。

一方、東京の水の平均硬度は約50-100mg/Lで、これは軟水です。
‥下手すると5倍はドイツの水は硬いとされるのです。

都市別飲料水の硬度比較
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| 都市名 | 水の硬度 (mg/L) |
|-------------------|------------------|
| ベルリン(ドイツ) | 250-450 |
| 東京(日本) | 50-100 |
| ロンドン(イギリス) | 280-450 |
| パリ(フランス) | 270-450 |
| ニューヨーク(米国)| 30-50 |
| シドニー(豪州) | 70-100 |
-----------------------------------------
ヨーロッパはどこも硬く、アメリカや日本や軟水。

この硬水は髪や肌に影響を与えることがあり、特に敏感肌の人々には不快感をもたらすことがあります。
僕なんかは皮膚なんかもたまにパサパサしたりします。

硬水を使った洗濯や食器洗いでは、石鹸の泡立ちが悪く、衣類や食器に残留物が残ることがあるとされています。
ただこれは、ドイツでも泡立つようにメーカーが開発していたりするのでそこまで気になりません。
日本に持ち帰った時はもしかしたらものすごいことになるのかもしれませんが。笑

また、ボイラーやパイプにスケール(堆積物)が蓄積し、メンテナンスが必要になることも多いです。これは実体験が僕にはある話でして、コーヒーマシンなんかの故障理由は大半これです。
ですので業務用には硬度を下げる浄軟水器をつけていたりしますね。

ただ、硬水にもメリットはあり、そのミネラル含有量です。
カルシウムやマグネシウムは骨や歯の健康をサポートし、
心血管系にも良い影響を与えるとされています。

魚を食べる機会が少なくなっている日本人にとっては
常飲する水でミネラルやカルシウムが取れるのは
いいことかもしれませんね。

あと若干お通じも良くなっているかもしれません。
僕は困ったことがほぼないですが、
トイレの回数は日本より増えたかもしれません。

また、硬水はビールやパンなどの食品製造にも適しており、
特有の風味を生み出します。
コーヒーにおいてもいい悪いはありますが、硬水だと苦味などが出やすくなるとは言われています。細かくいうともっと色々出てくるので省略しますが、成分を出しやすくなるとも。

以上、すごく簡単にお水を紹介してみました。

ちなみにですが、ドイツ人は効き水ができるくらい
水にこだわる人たちがそれなりの数います。

なので、ごく稀に水質がいいとされるエリア(比較的軟水)
があって、「うちは赤ちゃんでも水道水飲めるのよ(だったと思う)」と言われて
自慢されたことがあったのですが

当時無知な僕は「そんなの当たり前じゃん。」と返して
ものすごく変な空気が流れたことがありますので

ドイツ人とお水の話をするときはご注意を!笑


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