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ワクチン

○○ちゃん、インフルエンザワクチンを打たれる日が近づいています。イヤですよね、痛いことされるの。

今日は、生後1歳から2歳の間の接種が努力義務とされる3種混合ワクチンにまつわる話を、ひとつ。今から20年以上も前ですが、ある論文が英国の権威ある『ランセット』という学術雑誌に掲載されました。

英国の医師、A.W.が3種混合ワクチンを接種した直後に自閉症のような行動と腸炎を発症した12例を報告したのです。1歳から2歳と言えば、子供の自閉症の症状が明らかになる頃です。でも、A.W.はワクチンが免疫反応を引き起こして、腸炎だけでなく、神経系にも影響を及ぼした、と考察しました。そして、麻疹単独ワクチンを行うべき、と主張したのです。

当然、メディアは、それを大々的に報じます。どこかの国のメディアのような切り取りによる印象操作や捏造をしなくても、市民をパニックに陥れるには十分なインパクトがありました。誰もが、子どもに3種混合ワクチンを接種するのは危険だ、と信じます。

さて、ここで、問題です。

1.学者は自分の利益のことなど考える訳がないのだから、学者の言うことはすべて正しいんだ日〇学術会議のことではありませんよ(笑)

2.麻疹単独ワクチンに政策を変えれば、学者は莫大な利益を得られる、とするなら、学者は悪魔に魂を売るだろう(だから、日〇学術会議のことじゃありませんって(笑)

さて、あなたの答えはどっち?

英国政府はただちに、A.W.の報告に対して懸念を表明しました。そのレポートによれば、A.W.は3種混合ワクチンの副作用を追及するNPO団体の顧問として巨額の顧問料を得ており、論文提出の前に麻疹単独ワクチンの特許申請をしていたのです。

とどめはサンデイ・タイムズ紙の記者の暴露でした。A.W.の診療記録には、ワクチン接種から2週間以内に自閉症と腸炎を起こしたという記載がなかったのです。もちろん、このマスコミの記事は、切り取りによる印象操作や捏造ではありませんよ。

その後、A.W.の仮説が正しいかどうかについて多くの研究が行われました。そして、2004年、『ランセット』はA.W.の論文を撤回します。また、2010年にA.W.とその上司の医師免許は、はく奪されました。

A.W.を信じた親にワクチンを受けさせてもらえなかった子供は麻疹や風疹に感染し、中には命を落とした子も・・・。

そういえば、以前、「癌と闘うな」っていうセンセーショナルな主張をしてマスコミに持ち上げられていた医者がいましたが、最近、とんと見かけなくなりましたねぇ。それと、コロナ危機を煽っていた岡○女史も(笑)。

注:日〇学術会議は日本学術会議とは無関係です(笑)。

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