Webページ内の画像を一括保存する方法※無料自動化ツールあり
GASラボではどなたでもご利用いただける自動化ツール・AIツールを企画・開発しています。
これまで企画開発したツール一覧は下記のページでご覧下さい。
ECサイトの運営やWebマーケティングをしている方で、特定のWebページの画像を再利用などの目的で一括保存したいと考えたことはないでしょうか?
Webページ内にある画像を保存するには、「右クリック」→「名前を付けて画像を保存」のような作業が必要です。
保存したい画像が1枚、もしくは2〜3枚程度であればそれほど手間はかかりませんが、大量に画像が掲載されているようなケースでは、多くの時間を要することとなります。
また、Webページからダウンロードした画像を保管する際も、一度パソコンにダウンロードした画像の名前を変更し、さらにGoogleドライブへアップロードするなどの工程が発生するので、非常に手間と感じるかもしれません。
そこで今回GASラボでは、Webページ画像一括保存ツールを開発しました。
本ツールを利用すれば、特定のWebページ内にある複数の画像を、一括保存することが可能です。
専門的な知識や難しい操作は不要で、どなたでも簡単にご利用いただけます。
Webページから複数の画像を保存する機会が多いWebマーケターの方などは、ぜひ本ツールをご利用ください。
本記事では、Webページ内の画像を一括保存する方法として、今回GASラボが独自開発した「Webページ画像一括保存ツール」を紹介します。
Webページ画像一括保存ツール
本ツールは、Webページにある画像を一括でGoogleドライブに保存できるツールです。
画像を保存したいWebページのURLを指定すると、ページ内の画像一覧をリストアップし、Googleドライブへ画像を一括保存できます。
本ツールによって自動リストアップした画像一覧のなかから、必要な画像のみ選択したうえで、Googleドライブに保存することが可能です。
また、画像を保存する際は、ファイル名の指定はもちろん、保存先フォルダの指定も可能となっており、Googleドライブ内のフォルダ整理も同時に行えます。
さらに、本ツールにはもう一つの機能として、Googleドライブ(マイドライブ)内のフォルダ全ての一覧(フォルダ名、フォルダURL、フォルダIDの出力)を出力する機能も搭載しています。
そのため、マイドライブ内のフォルダを可視化したい場合にも便利なツールです。
なお、本ツールは「Google Apps Script(GAS)」を利用したGoogleスプレッドシート形式のツールです。
Googleスプレッドシートが利用可能なパソコンなら、WindowsでもMacでもご利用いただけます。
Webページの画像の一括保存や、Googleドライブ内の整理をしたい方に、おすすめのツールです。
本ツールは無料で配布いたします!
本ツールの入手方法は本記事の下部にてご紹介しておりますので、そちらをご確認ください。
Webページ画像一括保存ツールの3つのPOINT
今回開発したWebページ画像一括保存ツールの主な特徴を3つのポイントにまとめて紹介いたします。ツールの仕様を要点でご理解いただく上で、ご確認ください。
※ツールの詳細な仕様は下記の記事をご覧下さい。
POINT1:指定Webページの画像一覧をスプレッドシートに簡単抽出
指定したWebページから画像URL一覧を取得し、Googleスプレッドシートに抽出します。
抽出された画像URLの実際の画像プレビューも搭載しておりますので、保存対象の画像をスムーズに確認することができます。
POINT2:抽出した画像は選択式でGoogleドライブに一括保存
指定したWebページから抽出した画像一覧のうち、保存したい画像のみを選択して、一括でGoogleドライブに保存することができます。
画像ファイルをGoogleドライブにダウンロード・保存する際に、各画像のファイル名や保存先フォルダの指定が可能です。
保存先フォルダは既に存在するフォルダからプルダウンで選ぶだけなので、フォルダ名の入力やフォルダURLを取得して指定する手間もありません。
POINT3:Googleドライブのフォルダ一覧を出力する機能も搭載!
Googleドライブの操作、編集、整理で便利なGoogleドライブ(マイドライブ)のフォルダ一覧を出力する機能も搭載しております。
Googleドライブ(マイドライブ)にある全てのフォルダのフォルダ名、フォルダID、フォルダURLを取得して出力する仕組みとなっています。
Webページ画像一括保存ツールのご利用イメージ
今回開発したWebページ画像一括保存ツールのご利用イメージを画像を用いて紹介いたします。
詳しい設定方法については下記のマニュアルにもまとめておりますので、併せてご覧ください。
STEP1:配布リンクの本ツール(Googleスプレッドシート形式)をコピー
Google Apps Script(GAS)を実装している本ツールには、閲覧権限を設定してあります。
そのため、本ツールを開いたらはじめに「ファイル」→「コピーを作成」をクリックし、ツールのコピーを生成してご利用下さい。
STEP2:ツールバーの「メニュー」より「フォルダ一覧更新」をクリック
次に、「メニュー」→「フォルダ一覧更新」をクリックします。
すると、本ツールが現在ログイン中のGoogleアカウントのマイドライブにあるフォルダ一覧を「フォルダ一覧」シートへ出力します。
STEP3:「画像リスト」シートに画像URLや各種保存オプションを設定
「メニュー」→「ページ内画像抽出」をクリックします。
すると、以下のようなテキストボックスが表示されるので、画像を一括ダウンロードしたいWebページのURLを入力して、「OK」をクリックします。
STEP4:「画像リスト」シートにて各種保存オプションを設定
「画像リスト」シートで、以下のオプションを設定します。
保存ファイル名
保存先フォルダ
保存対象
STEP4:「メニュー」より「一括画像保存」をクリック
各種オプションの設定が完了したら、最後に「メニュー」→「一括画像保存」をクリックします。
すると、指定したGoogleドライブ内のフォルダに、画像が一括ダウンロードされます。
ご利用上の注意点
本ツールの利用には、Googleアカウントが必要になります。
本ツールは共有ドライブのフォルダ情報の取得や指定に非対応です。
本ツールの「画像リスト」シートの「画像プレビュー」列には関数が入っております。この関数を削除されてしまうと、画像プレビューができなくなりますので、ご注意ください。
本ツールはWebスクレイピングにてページ内画像の抽出を実施しております。<img>タグのsrc属性からURLを抽出する仕様となっておりますが、複雑なHTML構造など場合によっては、適切な結果が得られない場合がございます。予めご了承ください。
上述の通り、Webスクレイピングにてページ内画像の抽出を実施しているため、ページによっては画像情報を抽出できないケースもございます。予めご了承ください。
本ツールの利用で発生した問題の責任は負いかねます。事前に使い方をテスト、理解した上で、ご利用ください。
ツールおよびプログラムの著作はGASラボにあります。無断での転載・再販・配布・共有やソースコードのコピーは固く禁止しております。
本ツールは処理時間に上限があります(約6分)。一括保存する画像の数が多い場合や、取得するフォルダの数が多い場合には、制限時間内に処理が完了できない可能性があります。一括保存する画像URLの調整をする、フォルダの整理をするなどで調整いただくようお願いいたします。
本ツールは初回利用時に「認証・許可プロセス」が発生します。認証・許可を下記の記事を参考に進めて下さい。
Webページ画像一括保存ツールの今後の更新について(2023年12月5日時点)
ツールの機能追加について
基本的にユーザー様のリクエストなどをお伺いしながら機能の拡充に取り組んでいきます。
ツールの提供価格について
・今回のツールは無料で配布します!
・公開から時間が経過したあとに有料化も検討しております。
GASラボのその他のツール開発について
・GASラボでは、今回のWebページ画像一括保存ツールの他にも業務効率化・自動化に役立つツールの開発を進めています。
・GASラボでは、今後も便利な自動化ツールや新規サービス、テンプレートを開発・公開してまいります。ご興味がある方はnoteやTwitterをフォローいただけると嬉しいです。
Webページ画像一括保存ツールのご案内
下記のツール配布専用ページよりWebページ画像一括保存ツールを入手してご利用ください。
Webページ画像一括保存ツールのマニュアルページのご案内
下記のページにWebページ画像一括保存ツールの詳しいご利用マニュアルを用意しております。設定や操作については下記のマニュアルをご覧ください。
最後に
GASラボでは、今後も便利な自動化ツールや新規サービス、テンプレートを開発・公開してまいります。
自動化ツールだけではなく、業務効率化や自動化に関する情報もTwitter(X)にて発信しております。
最新情報はTwitter(X)にてご確認いただけますと幸いです。
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