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命短し休んでいいよ

体力オバケみたいな上司が珍しく「疲れた…どっかで有給取ろうかな…」とぼやいていた。
それを聞いて条件反射のごとく「そうしてください!休んで!今すぐに!!!」と絶叫していた。

なかなか普段弱音を吐かない人なので、本当にびっくりしたのだ。
今では考えられないけど昔の上司は喘息持ちで、季節の変わり目ごとに身体がしんどくなっていたらしい。私が体調不良(気圧による偏頭痛)で在宅に変更すると連絡した際に、天気悪いと頭痛がしたり体調悪くなるの分かるよと言ってくれて、大変ありがたかった。今の会社は人に恵まれたなとつくづく感じる。

そういえば最近、アンメットというドラマを気に入って観ている。
毎週テレビに張り付いているわけではないけれど、暇な時間ができるとNetflixで追っかけ再生をしている。
主演のお二人はもちろん、とにかく俳優陣の演技が光る。さりげないけどそれぞれが放つ強い輝き。みたいな。登場人物がほとんどやさしい人たちが多い。
すごいなと思ったのは、杉咲花さんの患者さんへの病気と治療のリスクを説明する時の声のトーンと表情。
病気が発覚してパニックになっている時、あんな風に宥められたら本当に落ち着きそうな、演技っぽくない彼女自身がまるでとっさに投げかけたみたいなリアルさが滲み出ていて、思わず見惚れてしまった。
医療ドラマとして好きというよりは、そういう細かなニュアンスや設定、人間関係が面白くてつい続きが気になってしまう。そんな感じ。

今期は朝ドラの虎に翼も評判が良くて、ドラマの当たり年なのかもしれない。


あー、映画を無限に観たくなってきた。
あえて映画館のスケールではなくて、自宅でお菓子抱えながら好きなだけ・好きな態勢で観るほうの。

映画とはちょっと違うけど、中学生の頃、休みの日に朝から晩までアニメのエヴァを一気見したくて母と宅配ピザを取りながらとにかく一日中見ていたことがある。
母と私のこういうところの好みはかなり似ている。
映画を好きになったのは母の影響が大きい。子供の頃から休みの日には洋画チャンネルがリビングからひたすら流れていて、深夜には父の部屋にこっそり行って一緒にバイオハザードをプレイするような家だったので、その後の自分の人格形成にも(悪い意味で)影響していそうだなと思う。(そしてこの頃から夜型だった。)

ずいぶん話が逸れたけど、ここで一昨日から毎日登場している芍薬の報告。
あまりにも色がかわいくて落ちた花びらを拾って押し花にすることを決意。

まるで金魚の尾ひれみたい

本当に美人だね〜と話しかけて愛でている。溺愛。
朽ちてしまってから捨ててしまうのが惜しい。
命尽きるまで大切にお世話するからね。


やっぱり生きとし生けるものは終わりがあるからこそその命の輝く瞬間が美しいんだな〜みたいなことをぼんやり考えていたら、帰り際に上司から「明日有給取得します」というタイトルの周知メールが来ていた。

本当、命が燃え尽きる前に、無理せず、休めるうちに休みましょう。

健康が第一です。という話。

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