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【中学受験】2023年春入試データを見て

各塾やサイトで、2023年春のデータや入試報告が続々出てきています。
新6年生の方々はきっとチェックされている事でしょう。
同じ学校でも塾によっては偏差値が違うので、
迷われる方も多くいらっしゃるかもしれません。

これから志望校を決めて過去問で対策を始めて…
という流れになっていくと思います。
実際受験を経験し、かつデータを見て分かった事もあります。
失敗を踏まえた上で、
大切だなと思う事をいくつか書いておきます。

①偏差値と過去問の難易度は関係ない

過去問に取り組んでいったとき、
この学校は押さえ校として考えていたけど、過去問をやったら全然歯が立たないじゃん!
というケースがありました。
偏差値はあくまでも相対評価、人気度も関係します。
合格者最低点はどうか?倍率は?というところも加味して押さえ校を絞っていきましょう。
なので、押さえ校は過去問をやり始めてから絞る、という前提で
この時期なるべくたくさんの候補を選んでおく事が大切に思います。

②第一志望のライバル層が厚い模試を受ける

自塾での模試がどのような偏差値帯の立ち位置確認に使えるか、
理解した上で受けていますか?
これを理解しないと正確に測れません。
特に秋以降は偏差値よりも
実際に受験する学校を志望している人たちの中で
自分が合格を取れる立ち位置にいるか?

が重要になっていきます。
ただ、とはいえ模試は模試。
実際の受験校と出題内容は異なります。
志望校の冠模試があればそちらも受けておくことをおすすめします。

③受験本番、ふたを開けてみないと分からないこともある

①②の話を覆すようですみません(笑)
ですがこれが現実
押さえ校で受けた算数一科の学校は
息子は過去問で100点が取れるくらい相性がよく、
ここはお守りとして受験しました。
算数一科の学校としては倍率もそんなに高くなかったです。
ですが実際は20倍を超え、受かったものの血の気が引きました。
以前は受ければ誰でも受かると言われていた栄東中学校も、
今年は倍率も上がり、まさかの不合格が続出、
もう完全に押さえ校としては使えなくなったと聞きます。
また、
過去問の相性×問題の難易度
はかなり影響が大きいので要注意。

B校(+1)合格
開成中学校 不合格
D校(+1)不合格

上記記事より

これが息子の結果の一部抜粋ですが、
B校もD校も偏差値としては開成とあまり変わりません。
息子は平均点の低い問題のほうが相対的には上位に行けるタイプだったので、
今年の開成!頼むから難化してくれ~!
と祈っていました。
ですが当日の入試問題としては
難易度的にはおそらくB校が一番難しかったです。
(ちなみに開成は大易化。チーン…)
B校は過去問の相性がもっとも良く、
ウソみたいですが2週間で仕上げ、合格できました。
相性がいいとこうなります。
D校の過去問の相性はめちゃめちゃ悪かった上に、
人気だったので倍率が上がってしまっていました。
ちなみにD校は模試では合格ライン80%をしょっちゅう出していました
なので対策もあんまりやってなかったかも…
相性が悪いとこうなります。

よく中学受験は「何が起こるか分からない」と言います。
新6年生の皆様はとにかくあらゆる事態を想定して、
1年かけてしっかり準備して頂き、
悔いのないようやりきってもらいたいなと思います。


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