本日の嘆き。
今日は番外編、本日の嘆きについて🤦♀️
前回までの続きではありません。ご了承ください。
ただ今鬼滅の刃21巻までを2日間で読み終わらせ、
流行に遅れて鬼滅ファンになった
おぺさる🐒でございます。
え、好きなキャラクターは
1番は伊之助、2番目は無一郎。
圧倒的この2人を全集中の呼吸で凝視してます。
そんな事より、今日は嘆きを。
ここ最近、TGA1型のjatene手術の器械出しを行いました。このオペは、おぺさる人生初です!
なので、とても緊張したわけです。
運も良く残り番だったため(これで運をいいと思えるポジティブさで日々を乗り越えてみてます。)終刀まで見届けることが出来たのですが、器械出しとしては全然だめな器械出しを行ってしまいました。先生と先輩に怒られてトホホホホ🤦♀️状態。
10時間立ちっぱなしを終了しフラフラになりながら帰宅をしたのです。足の脱力感、倦怠感は弾性ストッキングを、履いてたにも関わらずMAXで感じます。
これは歳ですか、歳なんですか?
信じたくないです。
Jatene手術については、時間がある時にどんな疾患でどんな手術を行うか「医療知識」のマガジンに記載しますね。今回は簡単に説明をします。
まずTGAこれは、完全大血管転移症というもの☝️。
それの1型だったんですけど、今回は詳しく説明しません!簡単にこの病気について話すと、右心室から大動脈が出て、左心室から肺動脈が出ているという驚きの病気!正常な心臓はこの逆になってます!
TGA心臓
正常心臓
TGAは血液の流れが逆なのが分かりますよね。
本来ならば、肺に行き酸素を取り込んだ血液は全身に巡るのですが、TGAは肺に行ったらまた心臓に戻ってきます。
そして全身を回って酸素が少なくなった血液は大静脈を通して心臓に戻ります。この血が酸素を取り込むために肺にゆくのです。(正常心臓なら)
しかし、
TGAは全身から戻ってきた静脈血が、
静脈血のまままた全身へ旅立ってしまう。
とても恐ろしい状態。
これを手術で治療しようというオペを行ったのです。
(医療の進化って本当に凄い!誰が考えたんだろう。)
手術中は、成人ヘルツよりも小児ヘルツの方がピリピリします。(成人もとっても集中しているのですが、部屋の雰囲気は小児の方がピリつきます。)
なぜなら、心停止の時間を最小限に、出血を最小量に収めたいからです。新生児の子は身体も心臓もとっても小さいです。
そして!術中は、細かい針糸が沢山行ききします。
針が今何本行っているのか、無くしていないか。
針糸によって持針器を変えて渡す。
そして糸を結び終わった先生の手についた糸を取る。
結んでいる間に次の針を把持しておく。
医師の会話を聞きながら、次に使用したい道具はなんなのか予想をして器械を構えておく。(1秒でも手術を短縮するため)
足りない器械は外回り看護師に頼んで持ってきてもらう。
という作業を基本繰り返すのですが、
今回針糸を間違えて渡してしまいました。
これは本当に失格!🤦♀️患者さんの命に関わる事、絶対起こってはいけない事なのです。
何故ならば、間違った針でさした血管に、再度正しい針を刺すってことは、その分血管の負担もかかる。
さらに、同じ針穴に通すならば針穴が大きくなってしまう、もしかしたらそこから出血が止まらなくなったり。
なので本当に最悪の器械だしを行ってしまったのです。
手術は無事に終わり、しっかり閉胸も行えるレベルで
終了することができましたが(心臓の調子が悪い時には胸を開いたままICUに行く事もある。)
反省に反省を重ねないといけない事態です。
長い手術でも、絶対集中を切らしてはいけないメインの場所があります。その場面で全集中の呼吸を使えないといけないのです。
針を渡すのに必死で術野を見れていない場面もあり、
医師にも注意されてしまいました。
「術野から目を離さないで。こっちずっとみてて、そうじゃないとなんの意味もないから!」
その通りです。
本当にもう一度しっかり振り返らないといけないと思い、この日記に記そうと思ったのでした。
本当に患者さんに何もなくてよかった。
先輩からも
「針糸の管理がうまくないね。先輩がどう渡しているか自己学習の時間で見る事もした方がいい。技術は盗んでいくしか無いんだから。
針糸の間違いは絶対にあってはならない事だから、受け渡しの復唱、もう一度患者さんにどんな影響があるかしっかり考えた方がいいよ。
後は1点ものしかない器械なら、請求されて医師の手元にある場合、そこにあります。って言うのはいいけど、何個もある器械は、そこにあります。じゃなくてすぐに渡す事!そんな事言うより渡しなさい、タイムロスだから。」
と指導されました。
はい、ごもっともです。
いやあああ、ダメダメな1日でした。
こうやって落ち込む日も沢山あります。
でも頑張るのです、次回からは出来る!
それでは!またの機会に!
🤦♀️
頂いたサポートは活動費へ!本当にありがたい話です、期待応えられるように切磋琢磨します🐒。