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4️⃣卵巣嚢腫で手術入院

はい、本日は手術当時!

手術当日は午後からのオペだったので、

9時ごろに水飲めなくなり、

病棟看護師に

「シャワー浴びてくる?シャワー最短でも明後日まで入れないと思うから行ってきな。」

と助言頂いたので、

シャワーもバッチリ入りました。
入っておいて良かったです!
この一言、言ってもらえてよかったです。

そして、時間がきて

手術室入室!

全然実感湧いてなかった、私でさえも
少し緊張してきました。

知っている後輩、先輩、麻酔科、診療科がいる安心感って素晴らしいなと思いましたね。

だから、誰も知らない人だらけの手術室にくる
患者さんってとっても緊張と不安で押しつぶされるだろうなって思いました。

ベットに横になったら、

①モニター装着

②ルート確保!

前腕よりも手背の方が痛いって言うじゃないですか、なので手背でルート確保お願いしました笑。

患者さんとの痛みの共有大事です笑。

麻酔科によっては手背も前腕も痛みは同じだけど、痛い!っていうか先入観が痛くしていると患者さんに説明している所を見たことがあったので確認しておきたかったです。

実際の所、痛くはなかったです。

というか思ったんですけど、

痛みは刺し方次第!

穿刺して、逆血確認できず刺しながら血管探す時に痛みが生じます。後は人の疼痛の閾値次第。

その後は、

③BISモニター装着

全身麻酔の維持を術後の嘔気(ponv)が出ないように今回は、吸入麻酔でなく全静脈麻酔で管理する事になったので、しっかり麻酔が効いてるかを確認するモニターを起きてるうちに全額部に装着しました。

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コレで脳波を確認します。
手術中は40から60に保てるように薬を調節します。

そしてこの装置には針が付いていて、
装着時にチクチクってハンコ注射みたいな感じの微微たる痛みがあります!

④導入

ここまで準備ができたら、
口もとに酸素マスクが装着され、眠るまで大きな深呼吸を促され肺を純酸素でいっぱいにします。

眠った後に挿管チューブを入れる時に、一旦無呼吸になります。その為に肺にあらかじめ酸素を沢山入れておき無呼吸でも大丈夫なようにしておくのです。

静脈から、フェンタニル注入

鎮痛薬。静注後4-5分で効果濃度がピークになるので、この時に挿管に合わせられるように1番最初に入れます。後は、この次にプロポフォールって血管痛がある薬が入るのですが、その痛みも予防できる。

教科書的には身体がポカポカしたり、気持ちいい気分になると書いてあるのですが、

実際は、

目がグワングワンって回る感じ。

全然気持ちよくないし、ポカポカもなかったです。

そんな感じになってきたら、

静脈からプロポフォール注入

静脈麻酔薬。血管痛が副作用としてあります。
薬剤のせいなのか、刺入部からの漏れの痛みではないかとを確認することが大切です。
後は卵黄・大豆のアレルギーの方は慎重投与対象になるので、事前に伝えておいて下さい。

普段仕事では注入時に血管痛があるので、
手術室でもタッチングを行い対応しています。

実際は、

思ってたより痛みを感じない!
少しピリピリするかな?ん?
そうでもないかな、、?
、、、、💤💤💤💤😴


という感じで、眠ってゆきました。

ここからは私の意識ないのですが、
いつものルーチンとしては、

呼びかけ・睫毛反射で患者さんが
眠っている事を確認し、呼吸の補助開始。


静脈からロクロニウム注入

筋弛緩薬。1-2分で作用が現れるので、それに合わせて、挿管を行います。

挿管チューブ挿入

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このチューブを、患者さんの口から挿入します。

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これで、酸素の管理を行えるのです!

という感じで、
準備が整い手術開始になりますね。
挿管完了までが、まず緊張する場面になります。

手術によっては、この後に、

Vラインもう一本確保、腹直筋ブロック、
CV挿入、Aライン確保などやります。


という事で、
私は眠りにつき手術開始となりました。


次回、術後編!






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