これからは「コンテンツのローカライズ」が必要なのでは?という仮説
事例取材で感じること
昨年から今年にかけていくつかの取材をした。いずれも地方のユーザーの話を直接あるいは間接的に伺うもの。毎回間を取り持つキーマンが同席してくれていたおかげで難なく進行できていたが、わたし一人でうまく取材ができていた自信はない。
それはまるでお互いの言葉を翻訳されているような感覚。それぐらい、かなり根本的なところに違いを感じる経験だった。
隔たりの要因
ウェブ系のサービスはある種の抵抗感をどうしても持たれやすい。そこについてはもう正面から認めたほうがよくて、認めた上でどう寄り添っていくかを考えるべきだなと思う。
どこかで「使いたい人が使ってくれればいい、無理してまで使う必要はないのでは?」と考えていた節がありますが、「命を守るためにも、世の中をもっと前に進めていくためには、DX化を今すぐに推進しなければならない」と考えが180度変わりました。
自分と近い感覚の人もそれなりにたくさんいるし、まずはそのわかってくれる人だけがわかってくれればいいと、コンテンツをつくる人間として私も思っていた。
でもそろそろそれだけではだめなんじゃないだろうか、という気持ちが年々強くなってきた。遠い場所にいて価値観の異なる人々へどう語りかけていくか、本気で取り組まないといけない課題だと思う。
東京にいてそれがわかる気がとてもしない
いくつかの取材でまだ比較的話ができたなと思った機会が1回だけあって、それは唯一現地に行って取材先の会社で話を聞いたときだった。
今年に入っての取材は昨今の事情でzoomだったけど、やっぱり聞きに行く姿勢として全然だめだと思った。表面をつるつるなでるようなことしか言えない。
そのエリアにしかない空気や景色がある。その中にいる人として会話をしないと、なかなか本音を引き出すのは難しいと思うんだよね。
例えば本格的にそのエリアを攻めるなら、そのエリアにどっぷり浸かってインプットし続けないと最適なアウトプットも難しい気がした。正直、東京だけに居続けてもわからないことが多すぎる。
コンテンツだけじゃない、マーケも広報もローカライズが必要では
関西のメンバーに「こっちの人Twitterなんか見てないよ」と言われたんですよね。予想はなんとなくしてたけど、オンラインのコンテンツ制作ばっかりしていたら、結局その人たちに有効な手段は打てていないということなんだよね。
最適化しようと思うと、マーケや広報は東京で最大公約数的な動きをせざるを得ない。でもそれって本当に「大多数向け」なのか? ローカライズした地上戦を同時に展開していくことで、未開の地に先手をうつことができるんじゃないだろうか。
そんなことを最近考えています。
その地域ならではのコンテンツ展開/マーケ/広報を実現するために福岡に行きたいなと思っているんですよね〜。小さいことでも何かチャレンジできる機会があればなー👀
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