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SmartHRに入社して1年と3か月経ったインハウスエディターの話

やっほー、みんな息してる?(©てんちむ)
どうも、がーこ(@garkotune)です。

「入社して1年経ったエントリ」を寝かし続けて3か月経ってしまったので、そろそろ書かないとな……と重い腰を上げて書いております。えらい。

今回は、

  • この1年ちょっとでやったこと

  • いろいろ悩んだよ

  • これからどう頑張っていくか

の3つをお話していきます。

やったことの話

2021年5月〜2022年6月までに制作したもの

まずは制作したものをザッとまとめてみました。

  • 記事23本

  • 事例取材1本

  • eBook11本

  • その他

    • 外部寄稿

    • 調査リリース

    • リーフレットリニューアル……など

私はeBook制作に一番リソースをかけているので、リリース本数はそこまで多くないです。でもまあいろいろやってきたな〜と振り返って思いますね。

印象的だった仕事をいくつかあげると、

昨年〜今年の上旬にかけて実施した、『日本の人事部』に寄稿する連載企画。こちらの編集を担当していました。外部メディアへの寄稿というチャレンジングな施策で、内容もかなりクオリティが高く、編集の難易度も高かったな〜という記憶ですが、とても読みごたえのある連載になって本当にうれしかったです。

スープストックトーキョーの江澤さまに「ブランドと人材開発の関係」についてお話を伺った記事。こちらは企画、インタビュアー、編集まで担当しました。個人的にスープストックがめちゃめちゃ好きで、めちゃアガる企画でした。どうしてスープストックの体験が毎回心地よいのか、その秘密が少しわかった気がした……そんな記事です。

上記含め、さまざまなお仕事をしてきたのですが、この一年で最も重要だったのは「仕事の範囲がめっちゃ拡張したこと」なんですよね。

最初想定していた仕事の範囲と、いまやってる範囲の話

弊社のマーケ体制図を説明する際によく使われてる図を借りて、説明してみますね。

マーケティンググループの体制を表す図

わかります……?(不安)
つまり、

  • オウンドメディアの記事

  • リード獲得用のeBook

の制作だけをやるのかな?と入社時は思っていたのですが、

  • 広報の施策支援(先ほどの外部寄稿や調査リリースなど)

  • 商談化率向上、受注率向上を目的としたコンテンツ(主にeBook)

あたりのことも守備範囲となりました。特に、商談化率向上・受注率向上を支援するコンテンツ制作は、 今期も非常に重要な仕事の一つです。

社内にある「こういうコンテンツあるといいな」という声を拾って一つひとつ形にする、という泥臭いことをやってきた結果、一定の期待値を持っていただけるようになり、仕事の幅が広がってきた、という感じです。やったね。

これまでの話

しかし、ここまですべてが順風満帆だったかというと、全くそんなことはないです。現実味のある話というか、ちょっとしんどかった話をしてみます。

入社3ヶ月目でとても病んだ

入社1〜2か月目は、スーパー新入社員タイムのため、インプットに勤しんでいるだけでも楽しかったです。しかし3ヶ月目を迎え、「あれ、私、この会社でどうやって活躍していけばいいんだっけ?」という悩みに直面しました。

少し補足すると、私は前職で労務系SaaSのコンテンツマーケをまさにやってきたため、「よ〜し、前職の知見を活かしてゴリゴリ仕事するぞ〜〜💪💪」と肩をブンブン回して入社してきた人間です。

ところが入社してみたら、新しい機能である「人材マネジメント」の領域を担当することに。前職の知見が全く活きないということもないのですが、いわゆるドメイン知識はゼロからの学び直しになりました。

さらにここに、リモート入社の影響が加わってきます。ただでさえ知識がなく、「どんなコンテンツが有り得るか」を検討しにくい状態なのに、「どのような施策で利用されるのか」「誰が重要な情報を持っているのか」がわからないため、どんどん「私は何をつくるべきなのか」がわからなくなっていきました。

結果、とても病みました。辛かった〜。

もう昨年の8〜9月頃のことは、正直あまり思い出したくないです(思い出そうとするとちょっと泣きそうになる)。幸いなことに、10月になって緊急事態宣言が解除され、初めてオフィスに出社することができました。その頃から、ようやく顔を覚えてもらえるようになり、かなり仕事がしやすくなりました。

「すぐ結果が出ないこと」を受け入れたほうがよかった

「編集者たるもの、アウトプット出してなんぼ」と思いがちですよね。いや、もっといえば「意味あるアウトプットを出してなんぼ」だと思いがち。

でも、

新しい世界に飛び込んで、超絶役に立つウルトラスーパーコンテンツがすぐできるわけないじゃないですか。となると、しばらくは手元の仕事をコツコツやっていくぐらいしかできない。本来それで十分だったはずなのに、当時の私はなぜか「自分への期待値」を高く設定しすぎちゃったんですよね。

こんな私がアドバイスできるような立場ではないと思うけど、これからもし編集者としてSaaSでチャレンジしていく方がもしこれを読んでいるのなら、「自分が活躍できる軸が見つかるまで1年ぐらいかかる」と思っておいたほうが、精神衛生上良いんじゃないかなと思います。なかなか簡単じゃないけどね……!

そして今

先ほどの「仕事の範囲がめっちゃ拡張したこと」によって、入社して1年経った今、ようやく自分の軸が定まってきたように思います。

特に、商談化率向上・受注率向上を目的としたコンテンツは、誰もまだ踏み入れていない大きな金脈なのでは?と思っています。ここを取り組めるのは、編集者として大きく成長できるチャンス。ここをモノにすることで、再現性の高いスキルを身に着けていきたいです。

なんでもつくれるマンから、定量的に貢献するマンへ

この1年の試行錯誤のおかげで、少しずつ定量的な成果が出るパターンもわかってきました。

これまでは「どんな依頼も形にできる、なんでもつくれるマン」が私のアイデンティティでしたが、ここから一歩成長し「コンテンツで定量的に貢献するマン」になっていくのが次の目標です。

この7月からの下期は目標もググンと上がりますが、なんとか楽しくやっていけそうです。これからもがんばるゾウ!

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