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校則がない中学校の学生が、「服装はダサくていい。ほかの人と違っていいんだ。そう思えたら自信がついた」といったワケ。


東京都世田谷区にある桜丘中学校は校則がない。服装は自由、髪を染めてもいいし、メイクもしてかまわない。こんな自由な校風なのに、あえてダサい服装、すっぴんでいいと決めた人がいた。

「みんなにあわせなくちゃ、と最初はがんばっていたんです。でもわたしは、おしゃれなファッションにも、メイクにも興味がない。だったらいいや! ダサい服でいい、すっぴんでいく。自分はこれがいい!と思えたら、自信がついた。

昨日、桜丘中学校の元校長である西郷孝彦さんのオンライン対談に参加した。”責任と自由” について話題になったとき、「ちょっとこれ、みてください」と紹介された学生へのインタビュー動画だった。
3年間楽しく学校生活が送れるようにというのが大方針になっている。学校は遅刻という概念がないから何時に学校へきてもかまわない。朝起きづらい生徒に配慮してルールが変えられた。廊下に机をおいて授業を受けている生徒もいるという。

自由な校風だからこそ自分で考えて、行動を決める。真っ白な校則のノートに何を書くのか?は、生徒しだい。書いた内容は自分で責任を負う。自分はどうしたいのか?主体的に考える機会を奪われないのだ。

「わたしは、わたしのままでいい」スパッと言いきった15歳。ほかの人と違っていい。違うことがあってあたりまえ。自分の個性を打ち消すことなく受け入れることが自信につながる。それを証明してくれるひと言だった。


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