ただいま
GWの旅行から帰ると真っ先にベランダに向かう。
ほんの数日しか家をあけていないのに、たまらなく植物たちが恋しくなる。
姿を見てホッとする。なんなら抱きしめたくなる。
旅先で「あの子は大きくなっているかな」「水は切れてないかしら」と思い出していたけれど、案の定、帰宅すると成長が目に見えて分かる。
つぼみが色付いているときもあれば、花が咲いているときもある。
中には水切れして草がクタッと萎びれているものも。慌てて水をやり、なんとか一命を取り留める。今のところ旅行が原因で花を枯らしたことはない。
これは完全に親心なのだと思う。もし自分が子どものいる状態でガーデニングを始めていたらどうだったかなと考える。
もしそうだったら、私にとって植物は今ほど我が子のように思えていないかもしれない。子持ち家庭は子どもが最優先だろう。
でも、もう子どもがいない状態で園芸にハマってしまったのだから、知る由はない。
私にとっていま植物たちは我が子。心の底から子どもを望み不妊治療しているからこそ注げる愛情がある。
長い長い不妊治療は地獄の日々。でも、悪いことだけじゃない。紛れもなくガーデニングを始めるきっかけをくれた。おかげで写真の腕も上がってきた。
人生なにがどう転ぶか分からないもんだよなあ。
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