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水分補給

今回は水分の摂り方について、気をつけたいことを書きたいと思います。

1つ目は、「冷たいもの」を摂りすぎないようにしましょう。
暑いとどうしても冷たいものが欲しくなりますが、胃腸を冷やすと負担がかかり、働きも悪くなってしまうので、せっかく飲んだ水分の吸収も遅くなります。
冷蔵庫から出してすぐのものや、氷入りの飲み物は5℃ぐらいです。
こんなに冷たいものって、冷蔵庫が普及するまでは夏場には無かったですよね。
冷蔵庫の普及と共にガンが増えた、なんて昔テレビで言っているのを見たことがあります。
胃腸を冷やして良いことはないと言っても過言ではないでしょう。
冷たくても、自然界に存在する温度、井戸水程度(16~18℃)が良いですね。

2つ目は、スポーツドリンクや経口補水液を摂り過ぎないようにしましょう。
テレビCMなどの影響もあり、熱中症の予防にスポーツドリンクや経口補水液を水代わりに飲んでいる方もいると聞きますが、市販されているスポーツドリンクなどはかなり糖分が多いです。
水代わりに飲んでいたら糖分の摂りすぎですし、血もドロドロになってしまいます。(ジュースをこぼすと糖分でベタベタになりますよね。あれが体内に吸収されていくと思うと…)
炎天下での肉体労働やスポーツをされる方には必要かもしれませんが、それほど激しい活動をしない方には必要ないでしょう。

そして「カロリーゼロ」「砂糖ゼロ」「糖質オフ」なんて書いてあるものには特に要注意です。
人工甘味料が使われている可能性が高いです。しっかり裏の成分表示を確認してから買いましょう。

3つ目は、こまめに少しずつ摂るようにしましょう。
飲んだ水が体内に行き渡るまでに約20分かかるので、少しずつ頻繁に飲んだほうが効果的です。一気にガブガブ飲むのは、水分の摂りすぎになってしまうこともあります。
脱水にならないようにと頑張って水分を摂りすぎて、逆にむくみがひどくなったり、腎臓に負担がかかったりしてしまう場合もあります。

胃腸が弱ると氣が足りなくなり、免疫力も低下し、夏バテへと繋がります。
せっかく食べてもしっかり消化して、栄養を吸収できないともったいないですね。

立秋を過ぎ、夏も後半、そろそろ夏の疲れが出てくる頃です。
熱中症、夏バテにならないように、胃腸をいたわりましょう。

本日もお読みいただきありがとうございました。

薬に頼らない薬剤師・漢方養生アドバイザー® 吉澤あかね

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