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脱皮

少し自分の殻を破った感覚がした日。

どうも、平成の負の遺産。
令和の起用貧乏こと悶々カルダモンです。
いつもだけど、今回は特に読みにくい。
でも、何も包み隠さず、盛らず、等身大のリアルタイムの自分を書いてます。

あいうえお順に語るのに少し限界がきたけど、どうしても書きたいことがあるので、今回は特別編ということで大目に見てください。

 僕はインドダンスを2年前から習っています。
 そして、先日初ステージに立つことができました。
 初めてのイベントはコロナで中止。2回目のイベントはコロナにかかって中止。何回かイベントがある感じがしてなかった見たいのが続いて、ようやくチャンスが回ってきました。

 レッスン中理不尽に怒られるし、先生の言ってることたまにわからんし、スピリチュアルすぎてついていけないことが多々ありました。あと、フリの覚えが悪くていっつも迷惑かけてたのと、一緒に踊ってた人もどんどん辞めていったから、何万回も辞めたいなって思った。
 でも、今まで何も残すことができなかった自分の轍に何か残したいって、自分を何回も奮い立たせた。何回も逃げてきて何にも身につけていないことが悔しかった。あと、初めて好きなアイドルができていろんなライブ行ってたら、この子たちが見てる景色ってどんなんなん?みたいなこと思って、せめてステージに1回くらい立ってみたいって思う一心で頑張って続けた。
 会社でインドダンスやってます。みたいなこと言って色物に見られたりしたけど、僕は面白味のない人だからそれくらいでちょうど良いって思ってた。変人って言われてもここだけは譲りたくないって思った。インド行ったことないくせにみたいなマウントと雑学披露にも耐えた。資格勉強してたけど、1日2回踊るのと腹筋を2ヶ月頑張った。
思い返してみたら、辛いことがたくさんです。

 本番当日、会場で最終リハをやった。フリは間違えなかった。でも、ここでどれくらいの人が観に来るのだろうとか考えたら、緊張しすぎて、自分でもわかるくらい動きが悪かった。あと、表情も全くダメだった。ずっと悪いイメージばかりしていたた。
 自分達の前の方のステージを見た。圧巻でした。そして、フリが全部飛んでっていった。冷や汗が止まらなかった。どんどんステージが近くなって不安で押し殺された。間違えて固まる悪いイメージしかできなくなった。真っ暗な深海で何も身動きができないで苦しい感じだった。

 自分達の番が来た。もう不安でしかなかった。うまく笑えなかった。でも、推しがアドバイスしてくれた「楽しむことしか考えないでいよう」って言葉を思い出した。
 僕は、ただでさえ辛いことが多かったんだ。今日だけはこのステージで1番輝いてやろうって思った。僕のダンスを見て、辞めた人たちがもう一回踊りたいとか辞めなければって思わせるくらいの表現をしてやりたいって思った。誰かの記憶に残ってやろうって思った。そして、ここにいる人たちを僕が沸かせてやりたいって強気になれた。やっと呼吸ができた。肩の力も抜けて自然と笑顔が溢れてきた。やっと深海から浮上できた。
 自意識過剰かもしれないけど、最初の決めるところ、観客から「おぉー!」って言われたし、1番最初に場を沸かせたとおもってる。なんかすごく嬉しかった。緊張してお客様3人くらいしか見られなかった。でも、誰よりも堂々と踊れたと思う。団体ダンスなのに個人が目立つのはいけないかもだけど、先生よりも目立ってたと思う。

 長くなったけど、要するに、不安に押し殺されても最後は気持ち次第でなんとかなることを体験した。これができたのは、逃げなかったことと努力を継続したことのおかげだと思ってる。この経験を活かして、次の課題に取り組む。
 生きてきて他人よりハズレクジばっか引いてたけど、それも全部愛せる気がした。全部自分の構成要素って受け入れられた気がした。そんな1日だった。また次、失敗したり、嫌なことあって落ち込んだりすることあると思うけど、また自分のスタイル貫こう。

 ちょっと脱線しますが、このアイドルと初めてチェキを撮った時、僕は緊張して嘘をつきました。「職業は、インドダンサーです🕺」と。少し胸の中で罪悪感が残った。この罪悪感は生活の中で薄まっていったけど、傷跡としてはかなり残ってた。でも、今回ステージで踊れたから、「副業は、インドダンサーです」くらいにはなったと思う。初めて、嘘を少し本当に変えることができた。アイドルにハマらんかったら、多分この景色は見れなかった。この感情にも出会えなかった。ありがとうね!

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