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終末世界の英雄譚 第12話 奇怪な声

王国の中心には周りの煉瓦の家々から浮いた、コンクリート製の建物が目に映る。
建物の名は冒険者組合。
冒険者らが簡単な薬草などの採集や、魔物討伐の依頼を請け負う場所だ。
迷宮のある王都デンメルンク、港町アンゲルン、欲望の街フェアンヴェーでは、収集物が生活の基盤となっていた。
とはいえ大量に行方不明者が出ており、いつ迷宮が利用禁止になってもおかしくない。
失踪した冒険者らの探索に、時間はかけられないだろう。
一行は中に入ると手続きを済ませ、奥に進んだ。
迷宮鏡のある部屋へと繋がる扉の前には厳つい顔立ちの兵士が立っていて、悪ふざけができる雰囲気ではなかった。
クロードは姿勢を正して気合を入れると、彼らの元へと近づいていく。

「お勤めご苦労様です。S級の冒険者、クロードヴィッヒ。暁の迷宮に入らせてもらいたいのですが」

兵士は目の前に現れたクロードが本物か信じられず、目をぱちくりさせた。
周囲の冒険者たちからは

「本当にあのクロード様?! 失踪事件を聞きつけて、やってきてくれたのかしら」
「おお、彼ならこの難事件を解決してくれるかもしれん」

と、称賛の声が上がった。
魔法雑貨の件のように理不尽な怒りをぶつけられることもあれば、今日のように賛美の言葉を浴びせられることもある。
奇妙奇天烈な蛇の瞳も、そう悪いものではない。
Sの文字を模したヘビが特徴的な名刺をクロードが差し出すと、横にいるノーラはあんぐりと口を開く。
冒険者として最高評価の等級はSで、次点でA、B、E、k、Wと続く。
どれも蛇(Schlange)、ワシ(Adler)、クマ(Baer)、フクロウ(Eule)、カラス(Kreih)、オオカミ(Wolf)の頭文字から取られたものだ。
W級は一般人と大差ない、k級で駆け出し卒業。
E級でようやく一人前。
B級で冒険者として名が売れていき、A級にもなれば大半の依頼は受注可能に。
S級ならば大陸屈指の実力者と認められ、英雄と称賛されるようになる。
階級以外にも色や星の数でも表され、具体的には以下に箇条書きした通りである。

・S級
闇の元素を表し、英雄、女傑と称されるほどの優れた能力を有する、王族などの高貴な者が使用を許された紫色の冒険者。星の数は6つ。

・A級
光の元素を表し、シュプリッター大陸全土に実力を認められたり、気高き者が着用可能な金、黄色の冒険者。星の数は5つ。

・B級
火の元素を表し、位の高い人物が好んで使う赤色を身に纏う、頭角を現してきた冒険者。星の数は4つ。

・E級 
風の元素を表し、緑色を着用しても嗤われない、ごく普通の冒険者。星の数は3つ。

・k級
水の元素を表し、庶民を象徴する水色で、比較的弱い冒険者が着飾る。星の数は2つ。

・W級
土の元素を表し、農民を表す土色に分類される、最弱の冒険者。星の数は1つ。

服装には厳格な決まりはない。
だが最弱のW級が紫の衣装を着用し、S級の猿真似をしようものなら、即座に嘲笑の的となる。
単純な力と知性による序列だが、S級からW級の間には貴族の封建制のような格差が存在していた。

「等級Sの冒険者。あなたもバルドリックさん、ルイーザさんと並ぶ実力ってことね」
「あの二人もS級なのか。穏やかそうな女の人は、あまり強そうにみえねぇが」
「私からすればあなた含め、三人は天の上の存在よ」

リズはワシが木の棒を鷲掴みにするA級の証を、ゾフィーはクマが弓をつがえたB級の証を、それぞれ取り出す。

「リズちゃんも優秀な冒険者なのね」
「そういわれても、あんま実感わかねぇな。リズとジーク以外は全員S級だったし、同じS級でもルッツ、クヴァスト、ブルンネの三人が俺より数倍強かったしな」
「上澄み中の上澄みですよ、お二方は。ノーラさんはE級ですか」
「ええ。兄さんに少しずつ近づけてるかな」
「お、俺より若い子までB級かよ。大して年が変わらないのに、全員俺より格上なんて。頑張らねぇと差が開く一方だぜ」

他の仲間の名刺を見て、アイクはk級の名刺を肩身が狭そうに提示する。

「あっれ~、アイクくん。威勢のいい言葉ばかり吐くわりにk級なんだねぇ。S級の俺が戦い方を指南してあげようか?」
「……うぜぇ。背中に気をつけとけよ。迷宮は危険でいっぱいだからよ」
「俺のことより自分の心配しろよ。お前、俺より弱いし」
「ケッ、好き放題ほざいてろ。俺だって、いつまでもk級に甘んじるつもりはねぇ」

クロードの煽りにも、彼は普段の態度を崩さない。
人攫いの話で、少しは緊張しているかと思っていたが、どうやら心配なさそうだ。
命の危機にも変わらない彼の強気なところは、冒険者としては頼もしい。 

(こんな異変にもビビらないなんて、冒険者向きの性格ってこったな)

「ハァ、すぐいがみ合うんだから」
「二人が会話する度に喧嘩しないか、ヒヤヒヤするわ」

口争いをしていると、職員がアイクをまじまじ見つめていることに気がつく。

「そこの仮面の男に何か用が?」

クロードが訊ねると、職員は言いにくそうに話を切り出した。

「申し訳ございませんが、k級の方は……」
「冒険者として登録されてから三か月以上の経過と、小型の魔物の討伐を、アイクくんは両方こなしています。彼にも迷宮にいく資格はあるはずです」 
「あなたたちも人攫いの噂は耳にしているでしょう。それが原因で、k級以下の冒険者は迷宮の利用ができなくなったのです」

迷宮内に入るための条件は各国ごとに厳格なルールが定められ、ある程度の実績がなければ許されない。
ゾフィーの日記によれば、被害者の半数はE級以上の冒険者だ。
あれだけの被害があれば、等級の低い冒険者の迷宮鏡の利用制限は当然の処置だろう。
経済的な問題は出てくるものの、人命には代えられない。
だが、彼だけ置き去りにするのは忍びない。

「あなたたちのせいにはしない。だから通してくれませんか」
「ちょっと、クロード。無茶を言わないの! 規則ならしょうがないじゃない。アイクくんには悪いけど、組織の仲間を探してもらいましょ」
「アイク、お前もそれでいいか? 冒険者なら覚悟は決まってるだろ。腹括れよ」

顔を向けて問うと、彼は悩む素振りもなく

「命懸けの冒険なんて今までと一緒だ。こんな大きなヤマを逃したら、俺は一生英雄になんてなれねぇ。無理は承知でお願いします」

そう答え、頭を下げる。
二人の熱意に根負けしたのか

「英雄クロード様と御一行。地下へどうぞ。暗いので、足元にご注意ください」

職務に忠実な二人の門番の男は淡々と返事をすると、立っていた扉から横にどける。
クロードが扉を開けて、地下へと続く階段を覗き込むと、仄暗い闇の底から―――老人の呻くような声が鼓膜を震わせた。

「……ケ……イケ……ハヤク……」

奈落の底からの声に、クロードは生唾を飲む。
魑魅魍魎が蠢く迷宮から、何者かが囁いているとでもいうのか。

「……おい、何か聞こえなかったか?」
「急にどうしたのよ? どんな声がしたの?」
「老人のしわがれ声だ。ここには老人なんていないよな?」

周囲にいた全員が、不思議そうに顔を見合わせる。
その時、クロードは悟った。
自分にしか聞こえない不気味な声など、誰も信じないと。

「からかってる……ってわけじゃなさそうね。念のため、呪いの治療をしてもらう? 心身に問題があるなら休まないと」
「急に変な声が聞こえるなんて怖いね。おばけが出たら私、全力で追い払うよ」
「これから冒険にいくのに、士気が下げるようなセリフ吐いてるんじゃねぇよ。蛇目のバカが。まさか怖気づいたんじゃねぇだろうな」
「クロードさん、体調が優れないのでは。どうしますか。冒険はやめておきますか?」

ゾフィーは顔を覗き込み、そう言う。
このまま帰れば心優しいこの子に、辛い思いをさせてしまう。

(ゾフィーちゃんのためにも、こんな所で止まる訳にはいかねぇんだ)

「いや、大丈夫だって。少し疲れてるだけだ……たぶん、ね」

クロードはそう言い聞かせると、この場から逃げるように、コンクリート製の階段を降りていく。
魔力で駆動する電灯は、最近は魔力の供給が途絶えたのか、今にも切れてしまいそうに橙色の明かりが明滅していた。
壁を伝うと、コンクリートは死人の体温のように冷たく、刻一刻と死と隣合わせの世界に近づくのを感じた。
耳に入るのは鎧の金属音と靴の音だけの空間に閉じ込められ、どれほどの時間が経ったのか。
ふと振り返って地上を見上げると、世界は暗闇に塗り替えられていた。
地上の光が完全に届かなくなると同行していた仲間たちも不安に駆られたのか、誰からともなく閉ざしていた口を開き始める。

「思ったより、すんなり通してもらえたわね」
「俺はルッツ繋がりで、王族ともコネがあるからな。一目で俺だって覚えてもらえるし、顔の模様も少しは役に立つだろ?」
「頬の眼と野蛮な性格で、まっとうな人間には見えねぇし、関わりたくなんざねぇよ」
「人の性格にケチつけられるほど、お前も人間できてねぇだろ。それにほっぺたの目は、生まれつきあるんだよ。お前の仮面と違ってな」
「アイクくん、外見で人をバカにするのは失礼よ。あなただって仮面を理由にバカにされたら、嫌でしょう?」

ノーラが苦言を呈すると、アイクも反省する。
こんなやりとりをするのも、何度目か。

「……すいません。悪かったな、頬の蛇目、バカにして」
「やーい、怒られてやんの。ざまぁみやがれぇ、バカアイク」

クロードが言い返すと、ノーラは頬を膨らませた。

「あなたが無神経に人を小馬鹿にするから、無用な争いが起きるんでしょ。素直なアイクくんと違って、あなたには反省の色が見られないわね」
「なんで俺まで怒られる?! 俺は悪くないよな、リズ?」
「はーい、先に喧嘩を売られたクロは悪くないと思いまーす」
「ほ~ら、リズだってこう言ってる。文句があんなら、そいつに言えよな~」
「……リズちゃん。もっとちゃんとした子かと思ってたんだけど」

厄介ごとが増えたと言いたげに、ノーラは頭を抱える。
彼女の怒りの矛先は、喧嘩の当事者のクロードに向いた。

「クロード。アイクくんに非がないとは言わないし、あなたの気持ちもわかるわ。でも少しはやり返したこと、反省したら?」
「反省なんてしませ~ん、むりやり反省させられる以上の苦痛なんてありませ~ん。絡んできた馬鹿を、馬鹿にしただけで~す」
「……聞く耳を持たない耳には、制裁が必要そうね」

そういうとノーラはクロードの顔に手を伸ばし、そして―――思い切り耳たぶを引っ張った!

「いっててて! いきなり耳たぶ、掴んでくるな! 暴力に頼るなんて、人としてサイテーだぞ!」
「力で解決するのが好きなんでしょ。あなたが言ってたことよね。アイクくんに、ごめんなさいは?」
「ごめんなさい、ごめんなさい! 今、反省しましたーっ!」
「なら、いいの。余計な手間をかけさせないで」

ノーラは嫌味っぽく吐き捨て つまんでいた指を離す。
不意打ちとはいえ、実力の劣る彼女から攻撃を食らうとは情けない。

(次は避けて、あいつに反撃してやる!)

歯をギリギリ嚙み合わせて、胸に誓うクロードなのだった。

「……仲がいいんだか悪いんだか。まぁ、湿っぽいより騒がしい方が、今の私にはありがたいですけど」
「お友達が失踪したのに、あなたが落ち着いてるわね」
「いいんですよ。むしろ、もっとはしゃいでじゃってください!」
「今日、クラーケン焼き食ってきたんだ。ゾフィーちゃんも元気ない時は好きなモン飲み食いして、しっかり寝て、英気を養ってくれよな」
「いいですねぇ、今が旬ですし。結構弾力があるけど、おじいちゃんとおばあちゃん、食べられるかな」
「おっちゃんなら大丈夫じゃないかな。年の割に、無駄に元気だしね」
「はは、そうですねぇ」

会話をしていると、先ほどまで感じた薄気味悪さは、どこかに吹き飛んでいた。
そのまま暗闇を歩き続けると、部屋の隅にテーブルや、年代物の骨董品らしきものが雑然と置かれた空間に辿り着く。
迷宮鏡が安置されている部屋だ。
いつもなら誰かしら部屋にいるはずなのだが、人の気配はなかった。
数日から数週間交代で、常に数人が駐在しており、誰もいないことは稀なのだが。

(まさか職員の身に、何かあったのか?)

訝しげに部屋を見渡していると、どこからともなく寝息が聞こえた。
音の方に進むと、付近の海底遺跡から産出した一対の大蛇の彫刻品が、一行を睨みつけた。
そして彫刻の後ろを確かめてみると、何故かクリーム色の金髪男が熟睡していた。

(なんでこんなところで? たぶん職員の人だよな。無視して迷宮、入っていいのかなぁ)

職務の最中に寝ている彼にも、幾ばくかの責任はある。
だが勝手に迷宮に入るのは規則に反するし、何だか気が引けて、彼を起こしてから迷宮に入ることにした。

「お〜い、しっかりしてくれ。あんたの許可がないとダメなんだからさ」

返事はない。
こうなったら奥の手だ。

「あーっ、地震だ。早くしないと、貴重な品々が壊れちゃうぞ!」
「そ、それは大変だ! 急いで保護しないと……あ、クロードさん。どうしてここに?」

クロードが叫ぶと、青年は慌てて飛び起きた。

「やっとお目覚めかい。安心してくれ。地震はあんたを起こすための嘘だから。それより、どうしてこんな所で寝てたんだ。他の職員はいないのか?」
「すいません。最近は暇なので、つい眠ってしまいました。フランクさんと一緒に見張ってたのですが、用を足しにいったきり帰ってきませんね」
「お気になさらず。いつ誰が来るかわからないですから、しょうがないですよ。ここでの生活だと時間の感覚もなくなるでしょうし」
「そうなのか。心配だな」

地面にくっつきそうな丈の長いローブを着た細身な青年は、職務を全うすべく慌てて、鏡の前へと向かう。
三面鏡の縁には、蛇が大口を開けた装飾が施され、物々しい雰囲気を放っていた。
まるで迷宮にいった者の命と魂を喰らうかのように。

「どうも。僕は迷宮鏡の管理をしている、ヤックです。皆さんの目の前にある大きな三面鏡が、暁の迷宮と繋がっております」
「初めまして。“魔窟の迷宮鏡”でしたか。実物は初めて見ましたが、綺麗ですね」
「麗しいお嬢さんにも、これの価値がわかりますか! 空白の歴史の直後に発見された三面鏡は……で……異世界に繋がっていて……」
「はい。空白の歴史を知れば知るほど、関連性が指摘される鏡にも、好奇心が刺激されますよね」
「話が合いますね。退屈で、話し相手がほしかったんですよ」

青年は、目の前にある鏡について熱弁している。
横にいたノーラは彼の話に興味津々だったが、長話に付き合う暇はない。

「すみませんが急いでいるので。講釈の途中で悪いですが、通らせてもらいます。ノーラ、そういうのは冒険から帰ってからやってくれ」
「……あ。ごめんなさい」
「気をつけてください、命あっての物種ですから。S級冒険者のアスプリアンさんすら人攫いにやられたので、僕としては送り出す皆さんが無事に帰還できるか心配で」

これほどの事件だ。
職員としては気が気でないのだろう。

「ええ、勿論です。俺としても、もう仲間を失うのは御免ですから」
「ルッツ王子の件は本当に残念でした。あれ以来、クロードさんは心ない非難の言葉を浴びたようですが……ですが……」

青年はそこまで言うと、言葉に詰まった。
引き止めてまで、何か伝えたいことでもあるのだろうか。
クロードが黙って待っていると、青年は安堵した様子で言葉を捻りだす。

「惰眠を貪って、平和を待っていただけの私たちにあなたを責める権利はありません。王国民を代表して偉大な英雄、クロードヴィッヒ殿に謝罪をさせていただきます」

頭を下げた彼を見て、クロードの胸いっぱいに熱いものが込み上げる。
三年間、罪の意識に苛まれていたのは、自分やリズだけではなかったのだと。
思い悩んできたであろう月日が、彼の謝罪に溢れていて、とても責める気にはなれなかった。

(三年前にその言葉を貰ってたら、俺は……)

クロードは無粋に思えて、考えを言葉にするのを控える。
嘆いても過去は変えられない。
だが人々が人攫いに怯える現在を、よりよい未来に変えられるかもしれない。

(俺に、俺たちにできるのは、使命を全うして精一杯生きる。それだけだ)

「ねぇ、本当に迷宮に繋がってるの? 噂には聞いていたけど、半信半疑なのよね」
「それにお前の言ってることだしな。いまいち信用ならねぇんだよ」

後ろの二人はクロードを疑っているのか、怪訝な表情を浮かべていた。
経験がないならば無理もないし、初めてやることには誰でも抵抗がある。
かつての彼自身がそうで、彼らの心情はある程度理解できた。

「クロは嘘なんて……」
「ま、使えばわかるさ。どうせ説明しても納得しないだろ。俺やリズが先に迷宮に入る。だから準備が整い次第、後から来いよ」

無理強いしても無駄だと考えたクロードと、リズの言葉を遮って二人に告げた。

「初めて迷宮に潜る人は、だいたいそうなりますからね。私たちだけでも、先に向かいましょうか」
「クロードさん、お気をつけて」
「心配ありがとな。あんま思い詰めるなよ。辛いことを糧にできる日が来るまで、耐え忍んで生きる。人に与えられた使命ってのは、本来それだけなんだからよ」

ふっと微笑むと、固く結ばれたヤックの表情が少し和らいでいった。

「皆さんのご武運をお祈りしています」
「おう、いってくる。あんたのおかげで、ちょっと気持ちが楽になった。あいつらが夭逝したのは気にすんな。人が死ぬのは当たり前のことだ。責任があるとすれば、あいつらと一緒にいた俺だけさ」

クロードは別れを告げると、彼の方に振り返ることなく手を振り、そう言った。
ヤックは何も言葉を返すことはなかった。
否、返事をされるよりも早く、鏡の中へと入っていったのだ。

(人が死ぬ度に落ち込んでたら、冒険者や組合の職員なんて務まらないだろ。俺もあんたも。でも、そんなあんたに変わってほしくねぇんだよな……)

心の中に同じ苦痛を抱えた彼への思いやりと、わずかばかりの虚しさを秘めながら―――彼は死出の旅へと向かっていく。


拙作を後書きまで読んでいただき、ありがとうございます。 質の向上のため、以下の点についてご意見をいただけると幸いです。

  • 好きなキャラクター(複数可)とその理由

  • 好きだった展開やエピソード (例:主人公とヒロインの対決、主人公が村から旅立った際の周囲の反応など)

  • 好きなキャラ同士の関係性 (例:堕落していた主人公と、それを立ち直らせるきっかけになったメインヒロイン、特異な瞳を持つ者同士だが、主張は正反対な主人公と敵組織など)

  • 好きな文章表現

また、誤字脱字の指摘や気に入らないキャラクター、展開についてのご意見もお聞かせください。
ただしネットの画面越しに人間がいることを自覚し、発言した自分自身の品位を下げない、節度ある言葉遣いを心掛けてください。
作者にも感情がありますので、明らかに小馬鹿にしたような発言に関しては無視させていただきます。

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