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連載2 定番を着る

前回は簡単な自己紹介と私の服に対する向き合い方を書いてみた。
今回は私の考える失敗しない定番アイテムの選び方について書こうと思う。


定番と言っても

それはいったい誰の定番か?
web広告や雑誌媒体に書かれた定番は自分の定番なのか
おすすめされたものを着ていればもちろん安心だ。
でもせめて自分が着たい服の方向性くらいは決めておきたい。
私の場合はアメカジが好きという前提がある。
これを読んでいる人は何が好きかな?
憧れの歌手みたいに、映画の主人公みたいに
身近にいるおしゃれな人みたいに
自分が好きなものの方向性は決めよう。
そこから定番選びが始まる。

私の定番

私の場合はデニムが定番になる。
理由は好きだから。

これは実際に私が買ったデニムのセットアップ
上下で着てもいいし個別に来てもいい。
デニムの定番と言えばリーバイス。
アメリカで生まれた正真正銘のワークウェア
ゴールドラッシュ、炭鉱作業、農作業、カウボーイに着用されたガシガシの作業服が100年かけてファッションアイテムになっている。
リーバイスの詳細は長くなるので割愛する。

あなたの定番

ご覧いただいた通りデニムが好きではない人が
この画像を見てもその人の定番ではない。
自分の好きなものがわかれば定番を探すことができる。
革靴を履きたいならどれが定番なのか
スーツが着たいならどんなスタイルが定番なのか
ミリタリーファッションの定番
セーターにもサンダルにも定番がある。
自分なりの定番を見つけたらそれが服を楽しむ基本になる。

定番を楽しむ

私の場合、デニムはリジットと言われる
生のデニムから楽しむようにしている。
リジットデニムには育てる楽しみがある。
自分の体に服を馴染ませるところから楽しむのだ。
新品のデニム上下を着て風呂に浸かって糊を落とす。
体の形に馴染んだところで軽くすすいで乾かす。
そして着込んで経年変化を楽しむ。
デニムといえばシワに沿った色落ちがマニアには人気。
私の場合は大袈裟な色落ちは考えない。
デニム以外の他の服も着るしデニムを着用して肉体作業もしていない。
ライフスタイルに合った楽しみ方でいい。
ヴィンテージ感のある色落ちを楽しむ人はたくさんいるし
その楽しみ方も否定するものではない。
それは私の定番の楽しみ方ではない。
それぞれ自分なりの楽しみ方を見つけてみてほしい。

定番を買い足し

定番アイテムに別の定番アイテムを組み合わせるだけでさらに楽しくなる
最初に定番アイテムをしっかりと選んでおけばそこにつながるさらなる定番が見つかる。
定番を知らずにやみくもに好きなものを買うよりは基礎になる定番アイテムを知っていれば楽しみの幅が広がる。
なんでも基礎は大切ということ。
最近私が買い足したのはチノパン。

デニムジャケットがあるのだからそれに合うパンツを買えば楽しみは広がる。
真夏と真冬以外は中に白Tシャツやスウェットだけ着ていればいい。
定番と定番を組み合わせて個性を発揮することもできるんだ。

より深く

チノパンもジーンズと同じように歴史が深いしその背景を知るのも楽しい。
歴史を見るとデニムとの親和性がわかる。
コーディネートに迷ったら歴史をみるのも良いことなんだ。
昔の人はデニムに何を合わせていたのか、今より種類が少ない服をどのように着ていたのか。
そんな事を知るのも楽しみ方の1つだし
ルーツを知れば何が定番で何を買えばいいのかも見える。
知識があるのは悪くない。
もちろん知識がなくても楽しめる。

定番選びのコツ

前述の通り何が自分の定番なのか
そしてその定番アイテムのルーツはどこにあって
どんなディテールが良いのか
調べたくない人はその道の専門店で店員さんと話せばいい。
専門店には定番があり知識豊富なスタッフがいる。
頼るべきだ。
そして自分の体型を知る。
試着してどれが似合うか見比べる。
服に体型を合わせてダイエットするのもいい。
定番が似合わないならはずしコーデも似合わない。

細かいことはいらない

考えるのが面倒な人もたくさんいるし
そういう服の楽しみ方は良いこと。
ちょっと嫌なのは特に求めらていないうんちく話。
せっかく定番の良いものを手にしても
聞きかじった浅いうんちくを披露したらダサく見える。
知識があってもなくても細かいことはいらない。
自分の中にあればいい。
そして好きな人どうしで語ればいい。
むしろ好きな人どうしのうんちくは酒のつまみにすらなる。
それもまた楽しむと言うこと。
良かったらまた次回も読んで欲しい。
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