普通のサラリーマンが実現させた年収1000万円の不動産投資:名取幸二

【一行要約】不動産投資に興味をもったら読んでほしい一冊目

この本には、難しい表現や用語、公式はほとんど出てきません。
初心者にも分りやすい平易な言葉で書かれています。

ただし、不動産投資における一番大切な

「不動産投資の初心者が勝ち抜くための振る舞い」

についての重要性がたくさん書かれていて、好感がもてます、
「不動産業者さん」という丁寧な表現も、著者の人柄が出てます!!!

その意味で、星3つの評価です

今から不動産投資を始める場合のオススメの不動産投資

①築浅(10〜20年内)の中古物件
②一棟もの(住居のみで駐車場付き)
③構造:RC
④実質利回り:10%以上
⑤エリアは地元から隣県まで

これは著者自身も

・市場における0.1%水準のレア度
・10年に一度の掘り出し級

であることは明言しています。
だからこそ、「行動せよ」とそれしか方法がない、と言い切っています。

レア物件を掴むための大事なこと

・10年後を見据えて、投資に臨むのが本来あるべき姿
 └だからこそ、一棟にこだわれ

・一番大切なのは、モチベーションとやる気
 └自己責任で行動する人が結果を出す
  └スタートを切るのは今、この瞬間がベスト

・相談するなら先輩大家さん
 └不動産会社といいお付き合いができる大家になる

・実現可能な目標設定(何をどこまで目指すか)
 └家族の賛同も必要、できれば夫婦で一緒に活動してみる

・億の壁を乗り越えるマインドを持て
 └家賃収入ー経費ー銀行返済=キャッシュフローを可視化せよ
  └収支計算をハッキリしないと不安は拭えない

・優秀な不動産会社の営業マンと出会いなさい
 └問い合わせをし、パイプをつくり、良質な情報の可能性を高める
  └「自分の出来ることことを可能な限り早くする」(資料準備、レスポンスでやるき!)

・物件に対してどこまで許容できるかは、自分の知識や経験で変わる
 └最終的に譲れないのは、積算評価とキャッシュフロー

・特にキャッシュフローは大切
 └中規模高収益を目指すため、安い物件を買い、利回りを大きくせよ
  └資産の組み替えで、キャッシュフローの安定化で長期運営

・土地勘はなくても賃貸経営はできる
 └協力的な現場の不動産会社がいれば土地勘は不要(著者持論)

・購入前と実績の「予算組み」でPDCA回す

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・賃貸需要のヒアリングはネガティブな回答がほとんどと心得よ
 └(キラー質問)どういう条件にしたら、満室にできますか?

・管理会社は客付けの強さで選べき(最重要)
 └客付けは自社の管理物件からの客付けが基本
 (管理はA会社、客付けはB会社は間違い)

・交渉はわがままなところからスタートしていい
 └譲歩できる余裕をもって3段階を想定
  └1億の物件の値引き▶︎9200万→9400万 or 9600万着地!
  └自分だけが良い交渉はダメ。許される範囲で、最高の条件を引き出す

著者の投資方法の物件選定条件も紹介しておきます。

▼物件選定情報
・構造:RC
・キャシュフロー:1%以上(空室率15%を加味)
・返済比率:50%以下
・店舗事務所収入比率:10%以下(ここのウェイトが高いと危険)
・頭金:10%以内

▼現地調査でのクリア項目
・物件本体:駆体、設備に大きな問題ないか、駐車場があるか
・周辺環境:客付けに問題ある嫌悪施設がないか
・満室経営できるか

【感想】行動量と結果は比例するのである!

著者が一棟目を購入したのは2007年、

「なんだ、いい時期に買ってるからじゃん」

と一見するとなりがちですが、
当時は不動産投資に対しても、まだまだ黎明期なはず。

いまより情報や仲間が少ない中で、本当に努力してきたんだろうな....

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