今こそ聴きたい、「夢がはじまる」"Fanfare"0
こんな言葉を聞くなんて、想像もしていませんでした。
2024年10月19日、20日に武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナで行われたLittle Glee Monster10周年記念ライブ。
音楽が素晴らしいのはもちろんですが、一番心に残ったのは2日目のアンコールでのサプライズでした。
2022年11月に加わったメンバー「妹組」のmiyou、結海、ミカから、オリジナルメンバー「姉組」のかれん、MAYU、アサヒに向けた10周年の想いを綴った手紙が読まれました。
このときの感動をどうにか文字にしておきたいと思いました。
ライブから1日が明け、SNSに投稿されたその手紙の写真を見ていたら、ふと「夢がはじまる」を思い出しました。
2023年4月20日。
新体制になってまだ半年のリトグリが、初の長尺ツアーの幕開けを飾ったファンクラブ限定ライブ。僕はこの場にはいなかったし、当時リトグリから離れていました。
想像するに、メンバー6人にとってこの頃ネガティブなこともリアルに見えてきた時期なんじゃないかと思います。ファンが離れているのが数字として見えてきたり、「昔のほうがよかった」「リトグリじゃない」といった鋭利な言葉が届いたり。
これまで僕はFanfare 0の「夢がはじまる」を、「リトグリからファンであるガオラーに向けたメッセージ」と受け取って聞いていました。実際それもあると思います。曲中の「あなた」「みんな」は今を応援してくれるガオラーであり、「ファンのみんなと一緒に夢に向かって歩んでいきたい」と。
でも
もしかしたらそれだけではないのでは。。。
というのが、今思うことです。
姉は妹に向けて
妹は姉に向けて
お互いに歌っているのかもしれない。
歌詞の「あなた」「みんな」は
姉は妹を
妹は姉を
表しているのかもしれない
そんな、この曲に秘められているのかもしれない(僕の妄想)裏テーマを、10周年ライブで読まれた手紙の感動とともにこの歌詞を見ながら残しておきたいと思います。
ここからは僕の妄想だけど
一度読んで
「夢がはじまる」をもう一度聴いてみてください。
きっと今だから感じるものがあると思います。
※手紙の内容はすべて覚えきれなかったので、Xの投稿などからガオラーのみなさんの記憶をお借りして記載しています
私たち妹3人の想い
お姉ちゃん3人の想い
あなた(お姉ちゃんたち)と
時(これまでのリトグリの歴史)をこえたいよ
私たち6人の、明日を歌いたい
1年半後、彼女たちは時を超えたこと実感しました。「これからのリトグリを作るのは、どこにも代わりのいない私たち6人なんだと思う」
想いを持ち続けてくれたからこそ、感じられたことだと思います。
リトグリに加入して半年、恐れるほど怖いものがたくさん見えたと思います。「昔のメンバーと比べられて落ち込んだけどリトグリの未来はこの6人で創り上げたい」手紙の言葉通りだと思います。
miyouの言葉へのアンサーです。
そんな困難な状況だからこそ、希望は自分たちで作っていかなければいけないんだ!と。
「温もり」という言葉。まるでMAYU自身から出た言葉のようです。
「一人ひとり違う、その仲間を大切にする温かさ、それ自体がこれからの私たちの歌になるんだよ」と妹たちに諭してくれているように聞こえます。
そして、これが希望となり、本当にそうなった。
Join Us!に始まり、Break out of your bubble、Memories。このときから感じていた温もりが今は彼女たちの旋律になっています。
妹たちだけで抱え込まないで。
私たち姉3人にもその声を聞かせて?
そしたら6人で一緒に伝えていこう。
1年半後の10周年で、手紙としてあらためてその声を伝え、Break out of your bubbleという形で一緒に叫んでくれたと思います。
まだなにもわからかった妹たちを温かく待つ姉たち。姉と妹の気持ちがつながるその瞬間。
最近NYLONのインタビューやラジオで「いつから敬語やめてこんな感じになったっけ?」という話がありました。6人の気持ちがつながることが、どれだけ“今のリトグリ”を表しているか。
あなたたちの歌は、その声は素晴らしいよ。
だから、辛いけど、とめないで、顔あげて。
あなたたちはしなやかに、ひたむきに努力できる3人だから。
明日へと続いていくから。
と応援しているように聞こえてなりません。
連続した明日のその先に10周年がありました。
今は辛いことがたくさん見えちゃう
でも「きっと」
お姉ちゃんたちの
リトグリを残したいという「想い」と
私たちの
リトグリになりたいという「想い」が出会って
そこから夢が生まれ
それが現実に近づいていくよね
お姉ちゃんたちと一緒ならそれを信じられる
「お姉ちゃんたちを引っ張っていけるような存在になる」と宣言してくれたミカ。その「夢」を「約束」に変えてくれた10周年。「どこまでも行ける」と信じられたからこそ、単なる「夢」ではなくなったのだと思います。
「ささいな喜び」、アサヒらしい言葉に思えてなりません。
妹たちは今
たくさん辛いことも見え始めていると思うけど
リトグリとしてやっていく中で
いろんな喜びが待ってるよ。
その小さな積み重ねが
私たち6人の力になるはずだから
大丈夫だよ
一緒に泣いて
一緒に笑って
希望の歌を妹たちと一緒に歌っていきたいんだ
「初めて妹ができた姉のよう」と10周年の感想を語ったアサヒ。優しい姉からの言葉のように聞こえます。
仕事が終わってメンバーと離れると、世間からの厳しい声を孤独に受け止めることもあったかもしれません。そのときに6人の笑い声が胸に残っているのが心強かったのではないかと思います。
miyou、ミカ、結海、本当によく頑張った!
姉3人
自分たちだって、すごく辛かっただろうに。
それでも妹を全力でサポートしてきた姉だからこそ歌えること。
まだ「姉」になって半年の頃、「姉」としてもっと強くなりたい、という言葉に聞こえます。
妹だって同じ。
お姉ちゃんたちを気遣える
引っ張れるくらいの存在になりたい。
そんな強さを「私は手にしたい、優しくなりたい」
この2年で何度もそう思ったのだと思います。
こころに問いかけ、努力して、大成長を遂げて。
それでも、この1年半後「もっとたくさんの人にいいなって思ってもらえるようになるから!」と泣いて語った結海を忘れません。
「きっと」この先
妹たちの願い
私たち姉の願い
お互いに意見を言い合える関係になっていく
それが私たちの”きずな”になっていく
そういうふうになれたら
「”わたし”は”わたしたち”になる」
今やるせなさ、辛さを感じて寂しくなってしまうこの気持ちも分かち合えるような関係になる
なったじゃないですか!
今、本当になったよ!
この2年、本当に素晴らしいチームにしてくれたと思います。
もしまた冷たいと感じるものに触れたとしても
みんな(妹3人)とならもう負けない
3人になってしまったときの
負けそうになった気持ちも聞きました
「でも、もう負けない。」という言葉だと思います。
「ずっと」
そう
「きっと」ではなく「ずっと」
妹の想いと姉の想いはつながって、夢は約束となり、さらに高みへ。「ずっと、ずっと」と高らかに歌い上げました。
お姉ちゃんたちと一緒に、リトグリすべての歴史を超えたい。明日を歌いたい。
その景色がちゃんと見えてきました。
かれん、MAYU、ミカ、アサヒ、結海、miyou
本当によく頑張ってくれて、素晴らしいグループを見せてくれて、ありがとう。
夢は約束となって
他の誰と比べるでもない
6人の道が始まったと思います!
これからも応援します。