アニメーションに学ぶ
ディズニー映画で大切なことを学ぶ
最近『ONE PIECE FILM RED』が話題になっているが、アニメーションは文化だ。
小さいころからアニメが好きだった僕は、ディズニー映画で、人にとって大切なことを学んだ気がする。
そんな僕が好きなディズニー映画は「ブラザーベア」である。
あんまり人とディズニー映画の話をすることがないので、この映画がどの程度知られているのかはわからないが「誰もが知る」ほどの人気ではないと思う。
簡単なあらすじは、主人公キナイがひょんなことから熊の姿に変えられてしまい、子熊のコーダと一緒に旅をする話。ともに旅をする中で、二人の間に様々なものが芽生えていく―――。
内容はそんな感じだが、僕がすごいと思ったのは、熊の描かれ方。正確にはキナイが人間だった頃に登場した熊と、熊の姿に変えられてから登場した熊の描かれ方の違いである。
人間だったときの熊は、凶暴で何を考えているか分からない。
しかし、いざキナイが熊になってみると、熊たちはコミカルに描かれ、優しさやかわいらしさすら感じるようになる。
映画なので演出としてそのように描かれていることはわかるが、「物事の見え方」なんて自分の立場が変われば、いとも簡単に変わるものだと感じたことを覚えている。
もし自分がいま「人間」なんだとしたら「熊」だったらどうかということに目を向けることが大切なのかもしれない。
ジブリ映画で生き方を学ぶ
次はジブリ映画。
「ジブリで一番好きな映画は?」なんてありきたりな質問をされた時、僕は必ず「紅の豚」と答える。
この映画が好きっていうと玄人っぽくてちょっとかっこいいかな?なんてよくわからない下心も少しはあるが、まあ、本当に好きである。
この映画の見どころは、何といっても主人公ポルコ・ロッソのカッコよさ。
映画が上映された1992年はなんと僕自身が生まれた年だが、そんな昔から色褪せることのない「かっこいい生き方」をこの映画は教えてくれる。
作中に「飛ばねえ豚は、ただの豚だ。」っていう超有名セリフが出てくるが、「飛べない」のではなくて「飛ばない」。できるけどやらない奴は、それまでだって言ってる気がして、落ち込んだときなんかにふと思い出している。
カッコいいとはどういうことか。
答えはまだわからないが、ポルコのように生きていきたい。
ドラえもんで夢を学ぶ
最後はドラえもん。
急に対象年齢が下がったように思われるかもしれないが、これほど夢があふれているアニメもないだろう。
ドラえもんの中で「何をしたいかわからない」なんてボヤいているキャラクターはいない。
みんな生き生きと自分の夢を語る。
そして、ドラえもんが未来の道具で、そんな夢を叶えてくれるのだ。
ドラえもんという存在が、子供たちに「夢は叶うもの」という価値観を与えている。
現実でも同じだと思う。
叶うという価値観がなければ、夢を持つことができない。
たとえ未来の道具はなくても「夢は叶うもの」と思える。
それがとても大切だと感じる。
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