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030肌感覚

春、秋が短くなったとあちこちで聞かれる。
ほんとかよと思う。ぼくは決してそうは思わない。
まぁ夏は以前より暑くなり、冬の雪不足がおこるということは残念ながら実感せざるを得ないが、その寒暖については必ず移ろうものなのでしっかりあるし、なにもポン!と夏↔︎冬に移り変わることはないと感じている。そう、感じているんです。

では春秋が短くなったという人はなぜそんなことを言うのか?誰がそんなことを言い出したんだろう?もちろん春秋が短いと聞いて単純にそうそう信じ込んじゃってる人も残念ながら一定数いるだろうと思う。けど結局頭の中だけの話しで、ぼくが思うに感じていないだけだと思う。

ぼくは自宅、仕事場ともドア、窓を比較的開けっ放しで生活している。さらに週の2/3くらいは自転車通勤(片道1時間)をしてる。もう生活環境が必然的に季節を感じる状況になっている。

では反対に、自宅は空調が効いていて駅まで数分、駅から職場までは直結、またオフィスも完全空調、ないしはクルマ通勤でドアツードアなんて生活もありうる。こういった人たちは季節を感じようとしてもその限られた時間、空間しかない。
ほぼ快適に温度や湿度が保たれた空間で過ごせばそれ以外は概ね不快の要素が占める割合がほとんどだ。なので真夏のTVでジャケットを羽織った人が「今日も暑いですね」なんて言われてもなんの実感も伝わってこないんだよね。

よくA.I.が発達すると人間を支配する?なんてSFめいた話が昔からあるし、その脅威はないとは言えないと思ってる。逆に研究者の中にはそんな簡単には行かないよ、と言う意見もある。
けど単純にエアコンのCMなんて見てると、今やセンサー(A.I.に近いもの?)が搭載されていて自動検知で部屋(人体)を快適にしてくれることをうたっているが、それを考えるともうすでにA.I.に支配されちゃってるんじゃないかと思ってしまう。

放っておくとじゃんじゃん時間や環境が右から左に流れていく。今や感覚って意識しないと誰かがお膳立てしてくれた場所で踊らされてるだけで、どんどん鈍くなっちゃうよね〜って思います。

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