今週のビックリドッキリメカ発進!!【バルバトスルプスレクス ガンプラ制作#3 腕部編】
ご来訪ありがとうございます。
唐突ですが、タイトルのビックリドッキリメカとは?
ヤッターマンに登場するヤッターメカの口から出てくるミニメカです。
これが今回関係します。
いつもながらこの記事は、ガンプラ作りに関して少々つっこんだ内容になっています。
前回はガンダムフレーム(ガンダムの骨組み)の改修点をご紹介しました。今回からは、その骨組みに付けていく外装の改造についてお伝えしていきます。今回は「腕部」です。
今回は、めずらしくガンダムそのものについてにも触れています。具体的には、次の内容をお伝えします。
・ビックリドッキリメカの紹介
・「ファンネル」について
・なぜ、ビックリドッキリメカを仕込んだのか?
・具体的な改造点
最後までお付き合いの程、よろしくお願いします。
ビックリドッキリメカの紹介
バルバトスルプスレクスの腕にこれを仕込みました。
これは、「ガンダムAGEⅡマグナム」というガンダムに装備されている、「Fファンネル」という武器です。「Fファンネル」というのは、ガンダムシリーズによくでてくる「ファンネル」という武器のシリーズになります。
「ファンネル」って?
画像はνガンダムです。黄色いエフェクトが付いていて、「コ」の字型で飛び出しているのがファンネルです。
ざっくり説明
「ファンネル」というのは、ガンダムシリーズに出てくる、無人自動攻撃メカです。無人で自動というとてつもなく都合のいい設定ではありますが、ことガンダムシリーズにおいてはこの設定が非常に重要です。なぜ重要なのかと言いますと、この設定はガンダムという作品を通して、原作者富野氏が世の中に訴えたいことがすごく詰まっているからです。
「ファンネル」の設定についてこの記事では詳しくは取り上げません。あくまでガンプラの記事ですので、無人自動攻撃メカとだけご認識いただければと思います。
もう少しツッコんだ話
ガンダムシリーズについて詳しい方は、おかしいと感じたことと思います。
この記事でとりあげているガンダムバルバトスルプスレクスは、「鉄血のオルフェンズ」という作品のガンダムです。
この作品にファンネルがでてくるのか?
実は「鉄血のオルフェンズ」シリーズにファンネルは一切でてきません。ガンダムバルバトスルプスレクスに装備させてはいけない武器なのです。
ではなぜ、私がこの鉄血シリーズにそぐわない武器をあえて腕に仕込んだのか。これには、きちんと理由がありますが、そのネタは最後の仕上がりまでとっておきたいと思います。もったいぶってすみません。
何故ビックリドッキリメカを仕込んだのか?
改造前の腕部をご覧下さい。
このようにサブアームが付いています。これが気に入らなかったのです。原作で活躍したわけでもないこのサブアームを、なんとかオミットしたかったのです。
ただこのサブアームを取っ払うだけでは、サブアームの格納スペースがもったいないとも思っていました。そこで、何かないのか色々と模索していたところ、ビックリドッキリメカを思い出したのです。
「何かでてくる」となれば、私の中で腕から出てくるモノは、「ファンネル」系一択でした。
で、昔作ったパチ組みのものをあれやこれや探していると、このFファンネルをみつけたのです。腕にはめてみると、丁度の大きさでした。無改造でほぼぴったりはまりました。まさに、このガンダムバルバトスルプスレクスの腕部に収納してくれと言わんばかりのクリアランスにびっくりしました。
(ちなみに廃案になったものとして、ファンネルコンテナを腕に仕込むというのもありました。)
腕部ビフォー・アフター
では、腕部が現状を見ていただきたいと思います。
各番号はこのような改造です。
1.上腕の形状変更
2.ビックリドッキリメカ内蔵
3.前腕部形状変更
4.腕部機関砲形状変更
5.爪のシャープ化
6.モールド追加
7.パイプモールドの形状変更
改造の詳細
1.上腕の形状変更
よりゴツく見せるための変更です。
上腕部のパーツにジャンクパーツを接着しました。ジャンクパーツというのは、他のガンプラの使わないパーツのことです。
2.ビックリドッキリメカ内蔵
サブアームをオミットし、更にファンネルを搭載させるための改造です。
先ほど書いてありますように、「ガンダムAGEⅡマグナム」の「Fファンネル」が入っています。
Fファンネルは、格納時と攻撃時で変形します。
このFファンネルを入れるために、カバーの中側を多少削りました。
また、格納時に外れて落下しないためにネオジム磁石を使っています。ネオジム磁石は2mm経で厚さ1mmという大変小さいものです。
3.前腕部形状変更
よりゴツく見せるための改造です。
まだ最後まで仕上がっていません。
タミヤ・エポキシ造形パテを使って、形状を変更しています。
エポキシ造形パテというのは粘度のようなものです。初めは柔らかく、手やヘラなどを使って造形することができます。乾くとカチコチになり、削ったりヤスリがけしたりできるようになります。プラモデル用のツールです。
腕にパテを付けて、粘度を盛るようにザックリ成型した後、多少乾かします。デザインナイフで切れるくらいの柔らかさの時に、削り込んでいきます。完全に乾くと多少ヒケますので、元のパーツとの境目など、何らかの調整が必要です。
4.腕部機関砲形状変更
オミットされていた機関砲をよりそれらしく見せるためです。
元々の設定で、この場所に機関砲が内蔵されています。それがどういう訳かプラモでは、オミットされてしまっています。再現するためにジャンクパーツを使いました。ジャンクパーツはそれらしいモノと選んで、いらないところを切断して使っています。
元の機関砲は切断しました。
基部はプラ板に3mmで掘削したものをフレームに接着し作っています。
基部が2つあるのは、機関砲を格納時と発射時で変えるためです。
機関砲本体の裏側はランナーを接着しています。接続用には3mmランナーを、砲身には2mmランナーを使っています。ランナーを腕の穴にはめ込んで使います。砲身の先には最後にメタルパーツを付けます。
5.爪のシャープ化
スタイリッシュにするためです。鉛筆を削るように削っていきます。未着手です。
6.モールド追加
パーツとパーツの分け目(合わせ目と言います)をごまかすためです。
反対側が、合わせ目になっています。この合わせ目を消さずに同じようなモールドを彫りました。
0.15mmの刃を使って、モールドを彫っています。
7.パイプモールドの形状変更
スタイリッシュにするためです。
元々のパイプの見栄えが悪いため、完全に切り落として、スプリングと交換します。未完成です。
今後も改造は続きます
これが最終形というわけではなく、気の向くままいじっております。今回ご紹介したものと最終形が大きく変わっているかも知れませんが、ご了承下さい。
見出し 次回
次回は、頭部の改造箇所を説明していきます。
今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。ご縁があったことに感謝です。
人とのつながりと大切にし、これからも「読んでよかった」と思える記事を皆さんに届けられるよう努力して参ります。今後もどうぞよろしくお願いします。