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ほとんど変わらないアフターは本当に変わっているのか?【バルバトスルプスレクス ガンプラ制作#2 フレーム改修編】

ご来訪ありがとうございます。

前回ビフォー・アフターの画像をご紹介しましたが、前後で何が違うのかよく分からない画像でした。

前回の画像がこちらです。

左がビフォー、右がアフター。

今回は、これの一体どこが違うのかについてお伝えしようと思います。

この記事は、ガンプラ作りに関して、少々つっこんだ記事になります。ガンプラに興味がないと、少々キツい読み物になりますが、お許し下さい。

・改造に興味がある。
・ガンプラに興味がある。
・制作に興味がある。

と言う方、よろしくお願いします。


ガンダムフレーム大改修

このガンプラは、「鉄血のオルフェンズ」という作品に登場するガンダムです。この「鉄血のオルフェンズ」シリーズのガンプラは、ガンダムの中にフレームが入っています。
それがこちらです。

ガンダムフレーム。このフレームに外装をつけてガンダムになります。

このフレームをガンダムフレームと言います。そして、今回のアフターは、このフレームの様々な部分を改造しています。

ビフォー

無改造


アフター

改造済


縦に画像を並べると、自分でもよく分からないので横に並べてみました。

左が改修前、右が改修後。

改修ポイントは7つ

画像の各番号は次の通りです。
1.頸部延長
2.肩アーマー接続部延長(左右)
3.腕部接続部延長(左右)
4.腰部延長
5.腰部側面外装接続部延長(左右)
6.脚部接続部位置変更
7.脚部接続部延長(左右)


何故延長か?

このガンダムバルバトスルプスレクスは、全身のバランスが悪いと思っています。撮り方しだいで、何となく見栄えさせることもできますが、実際はこんな感じです。

無改造。棒立ちだとこうなります。

この状態を何とかするために徹底的に改修を行いました。


各部改修の詳細

1.頸部延長

頭部の位置が詰まっていますので、その詰まりを解消します。

首の付け根のパーツに1mmプラ板2枚を接着しました。
その後、首のパーツがハマるよう3mmで掘削しています。


2.肩アーマー接続部延長

3.腕部接続部延長

肩の位置を高くし肩幅を広げることで、よりゴツく見えるようにします。

肩アーマーの接続部と腕部接続部のパーツは、ひとつの同じパーツです。次の画像のパーツがそうです。

左が汎用、右がバルバトスルプスレクス専用。

画像の左右で同じようなパーツですが、左が一般的なもので、右がバルバトスルプスレクス専用のパーツです。違いは、(1)肩の接続部分の長さと、(2)付け根の球体部分の大きさです。

この両方を使い、切り貼りして延長加工を施します。一般的なパーツは、肩の接続部分と球体部分を切断します。バルバトスルプスレクス専用のパーツも同じく、肩の接続部分と球体部分を切断します。

切断後です。

両者で切断の場所を変えています。
・肩の接続部分の支柱になる部分の残し方
・球体部分周辺の切断箇所

これで接着するとこのようになります。

左が延長加工後、右が加工前

左が改修後、右が改修前です。これで肩のアーマーが上に、肩幅を広くすることができました。


4.腰部延長

胴が詰まって見えますので、その詰まりを解消します。

胸の塊と腰部をつなぐ、脊椎部分のようなパーツがあります。そのパーツを延長します。

まずは、延長部分を作ります。ランナータグの表面をヤスリがけできれいにしたのち、横幅5mmで切断します。ランナータグは厚さが1mm程度です。切り出したプラ板を、5枚重ねて接着します。
こうして、間に入る直方体ができます。

ランナータグ。プラモについているものです。
上から脊椎部分、ランナータグで作った直方体、3mmランナー。

できた直方体に3mm経の穴を開け、ランナーを通して、接着すれば完成です。

この改修で約5mmの延長になります。


続いて腰回りのフレームです。改修ポイント5.6.7の部分になります。ここは同じパーツではありませんが、全て腰回りに関連するパーツの改修です。
元々はこのようなパーツです。

後ろと左右に白い外装パーツをつけています。

白いパーツは外装、黒めのパーツがこれから改修していくパーツです。


5.腰部側面外装接続部延長

よりゴツく見せるため、腰幅を広げます。

まず、元のパーツから接続部分や股下の部分を切断します。

切断後。


その後、ランナーを間に入れて、接着して完成です。

腰回りのパーツの加工について


6.脚部接続部下位置変更

脚を長くみせるために、脚部の接続部を少し下げます。

腰回りのパーツの股下部分を1.5mm程度切断します。
脚部との連結パーツの上下も切断します。

※ 結果論ですが、上下ともに切断する必要はなかったです。細い方のみ切断し、上下逆にするとはめ込めたのではないかと。

脚部をつなげるパーツ。上下の出っ張りを切断します。

脚部の連結パーツには3mm経の穴がありますので、そこにランナーを入れて、5で改修したパーツにはめ込んで完成です。

左が脚部をつなげるパーツ、右が腰回りのパーツ。

この2つを組み合わせると腰回りのフレームになります。

左が無改造のもの。右が改修済み。


7.脚部接続部延長

よりゴツく見せるため、脚幅を広げます。

脚部の接続パーツに3mmのランナーを接着して延長しています。接着したところが折れるようでしたら、中に真鍮線を通し補強をするかもしれません。

ランナーを接着しているだけです。


で、完成がコレ

この記事のはじめの画像です。

以上でフレームの延長改修は終わりです。各改修箇所は、それぞれmm単位の些細な変更にしか過ぎません。ですが、この些細な変更が大きく見た目を変えることになると信じています。

画像ではあまり変わっていませんでしたが......


次回

ガンダムフレームの改修は、骨格部分に改修に過ぎません、まだまだ改造は続きます。次回から外装部分の改造箇所を説明していきます。

今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ご縁があったことに感謝です。

人とのつながりと大切にし、これからも「読んでよかった」と思える記事を皆さんに届けられるよう努力して参ります。
今後もどうぞよろしくお願いします。

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