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黒地にシルバーで描く【ガンダムグレモリー ガンプラ制作#7 ドライブラシ編】

ご来訪ありがとうございます。

この記事は、前回の#6の続きになります。

 

今回は「ドライブラシ」というものについてお伝えします。

少し専門的な内容も入っておりますが、
・ガンプラの作り方をくわしく知りたい。
・ドライブラシについて知りたい。
・工程に興味がある。
という方、ぜひ最後までお付き合い下さい。

 

今回のドライブラシは、
例えますと
黒い画用紙に、銀色の絵の具
絵を描くようなものです。

 

ドライブラシについて

ドライブラシざっくり説明

ドライブラシというのは、
筆に塗料をつけた後、
ついた塗料をギリギリまでぬぐってから
塗っていくテクニックです。

筆がほとんど乾いているから、
ドライブラシなのです。

文章で書くと分かりにくいのですが、
実際やってみるとそうでもありません。


そもそもの目的

黒系のパーツにシルバーでドライブラシを施すと、
部品の塗膜がはがれたような表現になります。

このような汚れた表現方法を
ウェザリングといいます。

 

ちなみにウェザリングとは

「風雨にさらされた実物の外観を模した「汚れ」「風化」などの表現を加える技法があり、これをウェザリングと呼ぶ」

『ウィキペディア』「ウェザリング」閲覧日2022年3月20日

 

私がドライブラシで目指すもの

風化を表現することがウェザリングなのですが、
私がドライブラシを行っているのは
別の意味が強いです。

今回のドライブラシは、
成形色がダークブルーのパーツにシルバー
で行っています。

私が「風化」具合よりも重要に思っていることは、
エッジ(パーツの辺の部分)を際立て、
キットの輪郭をくっきりさせることです。

冒頭の、
「黒い画用紙に銀色で絵を描いている」
というのはこういう意味なのです。


具体的な方法

1.筆に塗料をつける。

2.キッチンペーパで塗料をぬぐっていく。
※ 毛羽立たない、ふけるものでしたら何でもOKです。
※ ぬぐう基準は、
  筆をキッチンペーパーにつけても、
  キッチンペーパーに塗料がうつらない程度まで。

3.その筆でパーツの角や辺の部分をなでてやる。
※ パーツの辺にあたる部分を「エッジ」と言います。
※ 失敗した場合は、すぐにふき取る。

4.スプレーで、コーティングする。
※ 
トップコートといいます。
※ 塗料は水分が少なく、
  手で触ってもすぐにはがれるような状態です。
  コーティングしないと台無しになります。

これが基本なのですが、
私は塗料をけっこう残ったままする方で、
塗料がつきすぎることがよくあります。

なので、よくふいています。
ふき取るときは、
ウェットティッシュを使っています。


工程画像

私は筆を直接塗る感じで、塗料をつけます。


キッチンペーパーでぬぐっていきます。


コーティング用のスプレー缶です。


使っている道具

穂先は切断しています。

ツールの総額1334円

・銀のマジック
(アサヒペン カラーパレット水性マーカー シルバー)
 お値段 286円

・筆
(クレオスMr.ブラシ 平筆6号)
 お値段 520円

・キッチンペーパー
 1枚 台所から拝借

・ウェットティッシュ
 リカバリー用 あるものを使用

・コーティング用スプレー
(クレオス プレミアムトップコートつや消し)
 お値段 528円


マジックは、
現在のところ約2年は使っています。

使う頻度にもよりますが、
そんなに買い換えが必要な物ではありません。

トップコートはすぐなくなります。


実際に行ったパーツ

銀色にかすれたような部分が
ドライブラシによるものです。

頭部のフードの部分


腕部の小手


肩のアーマー


腰のアーマー


背中から


次回予告

次回はパステルシャドウについて
お伝えしようと思います。

 

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

ご縁があったことに感謝です。

 

人とのつながりと大切にし、
これからも「読んでよかった」と思える記事を
皆さんに届けられるよう努力して参ります。

今後もどうぞよろしくお願いします。

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