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シールをベタベタはるのは楽しい【ガンダムグレモリー ガンプラ制作#6 デカール編】

ご来訪ありがとうございます。

前回の#5の続きになります。

この記事では、
ガンプラ作りを少し掘り下げてお伝えしています。

やや長文の上
少し専門的な内容も入っておりますが、
ご了承下さい。

今回は、「デカール」についてお伝えします。

 

デカールというのは「シール」のことです。

実は、プラモ作りには、
シールをベタベタはっていく工程があるのです。

 

今回の記事では、
・どんな模様があるのか
・水転写デカールの貼り方
・デカール考察
・実際に貼ったパーツ
について詳しくお伝えします。

デカールは失敗してもリカバリーが簡単です。
私はよく失敗して貼り直しています。

ですがデカールを貼っていくと、
目に見えて変わっていきます。
かなり楽しい工程ですので、
ぜひチャレンジしてみて下さい。

※ 水転写デカールという種類のみを扱っています。


また、よろしければ、
#1から読んでいただけると嬉しいです。


どんな模様があるのか

デカールは、大きく分けて3種類あります。
・コーションデカール
・マーキングデカール
・ラインデカール
です。

 

コーションデカール

このデカールは、注意書きです。

実は身近なものでも数多く存在します。

これと同じようなものです。

軍隊で言いますと、
母艦や工場などで機体のメンテナンスを行う時に、
メカニックの方が間違わないように
書いているものです。

例えば、
航空機の羽に
「上に乗るな注意」と書かれていたり、
高熱を発するものの近くに
「高熱注意」とか書かれていたりする文字です。

デカールでは、
この注意喚起の文字とラインが一緒になって
ラインデカールwithコーション
というような商品名になっていたりもします。

こんなデカールです。

ラインデカールwithコーション

 

マーキングデカール

今回使っている「ギャラルホルンマーク」

ギャラルホルン所属という意味


よく使っている「鉄華団マーク」

鉄華団所属という意味

これらがマーキングデカールになります。

このマークが所属を示しています。

例えば、
星条旗マークが貼ってあったら
アメリカ軍所属機ですし、
日章旗マークが貼ってあったら
日本軍所属機というものです。

また、国家や国軍といった
大きな集団だけではなく、
部隊といった小集団のマークもあります。

  

ラインデカール

コーションは文字列があり、
その文字に書いてあること自体に意味があります。

ですが、ラインデカールは違います。
ラインデカールは単なる飾りです。

こんな感じです。

ニューロンデカールという商品名


デカールの貼り方について

水転写デカールの貼り方は次の通りです。

1.必要なデカールを切り離す。

2.切り離したデカールを水につけて、
 キッチンパーパー等の上に置き、2分くらい放置する。

3.放置の間に、デカールを貼り付ける場所に、
 マークセッターを1滴のせる。

4.デカールを台紙からずらしてとり、
 貼り付ける位置にのせる。

5.スキージーで余分な水分をとっていく。

 

「マークセッター」って?

マークセッターというのは、
デカール用の糊みたいなものです。

のりの役目と、
デカールを柔らかくする役目があります。

柔らかくすることで、
局面でもデカールをぴったり
はることができるようになります。

 

「スキージー」って?

スキージ-というのは、
デカール用の何回も使える綿棒みたいなものです。

余分な水分を吸ってくれます。


マークセッターなしで失敗しました

今回、何カ所か
マークセッターを忘れてしまい、
見事に全て失敗しました。

マークセッターは、ある方が無難だと思います。

スキージーにつきましては、
綿棒で代用ができるらしいですが、
私は綿棒でやってみたことがないので、
どのような使い心地か分かりません。


スキージー使用上の注意 

スキージーは水分を吸います。

マークセッターは糊ですので、
スキージ-を連続で使っていると
次第に吸水部分がべとつき
デカールが持って行かれます。

デカールの使用量によりますが、
適度に洗って、
含んでいる糊の成分を落としてやる必要があります。

 

デカール考察

そもそもデカールをなぜ貼るのか?

・格好良くするため

デカールの目的は、
ガンプラを格好良くするためです。

当たり前の話ですが、
この目的のために手間暇と経費をかけるわけです。


・手書きではできないことを表現できる

手書きでは書けない文字やマークを
デカールであれば難なく
表現することができます。

細いラインも、細かなコーションも、
貼るだけで再現できます。

これがデカールのよいところです。

 

デカールをどこに貼るのか?

手書きできないマークなどを、
格好良く見せるためにデカールを貼るわけですので、
その目的に沿った
貼り方をしなければなりません。

そのポイントは3点です。


・情報量が少ない場所を埋める

モールドが少ない箇所、
モールドに囲まれてあいている箇所、
探してみると結構あるものです。


・コーションは端とか角が狙い目

そもそもが注意書きなものですから、
装甲版の端の方にあることが多いわけです。
その辺が、狙い目になります。


・マークは中央が狙い目

マークは見方に対しても敵に対しても
見やすい位置にくるはずです。
でしたらなるべく隠れない場所がいいです。

モールドの中央などの目立つ部分が狙い目になります。 


デカールをはっていきます

この工程でかかった時間 2時間12分45秒

 

今回使ったデカールとコンセプト

今回のデカールのコンセプトは、
「左にマーク・右にライン」です。

ギャラルホルン所属であることを目立たせるため、
ギャラルホルンのマークを3カ所に使いました。
機体の左側によせるよう意識しています。
マーキングデカールを肩に貼るのが、
個人的に大好きです。

ラインデカールは、
「ニューロンデカール」というものを使いました。
人の神経をイメージしたデカールらしいです。
右側に偏るように貼りました。

 

今回貼った場所と貼ったデカール

・ナノラミネートコート(ニューロンデカール・ギャラルホルンマーク)


・胸部(ニューロンデカール)


・前面スカート(ニューロンデカール・コーションデカール)


・背面スカート(ギャラルホルンマーク・ニューロンデカール)


・右肩部(ニューロンデカール)


・左肩部(ギャラルホルンマーク)


・背部ウイング(コーションデカール・ラインデカール)


・右大腿部(ニューロンデカール)


・下腿部(コーションデカール)


・右つま先(ニューロンデカール)


・かかと(コーションデカール)


今回も失敗が・・・

今回使ったデカールの一部は、
上の透明な部分をはがすことができます。
この透明な部分をはがすことにより、
パーツに印刷されているかのような見た目になるのです。
この特徴がアシタのデカールのすごいところです。

ですが、この透明部分をはがずときに
何カ所かやらかしました。

 

失敗の原因2点

・1点目 マークセッターの有無

今回のデカールをはりはじまたとき、
何カ所かマークセッターを忘れていました。
この部分は根こそぎやられました。


・2点目 デカールをどのくらい乾かしたのか

デカールをはってからの時間の問題かもしれません。
ですが、これについては、疑わしいところもあります。
というのも、完全に乾かした方がよいとの意見もあるようで、
時間をおいた方がよいともされているようです。

ただ、今回は、
中1日乾かしたデカールは何カ所かやられましたが、
リカバリーで4時間ほど乾かしてからはがしたものは、
全てうまくはがれました。

今後検証が必要です。


次回予告

次回はドライブラシについて、
お伝えしようと思います。

 

今回は以上になります。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

ご縁があったことに感謝です。 

人とのつながりと大切にし、
これからも「読んでよかった」と思える記事を
皆さんに届けられるよう努力して参ります。

今後もどうぞよろしくお願いします。

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