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不安に思うことは悪いこと?

こんにちは!白血病闘病中のねこです🐱💕
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病気になって色んな人と会話する中でとても気持ちがラクになったり、逆に苦しめられたりすることが今までもありました。
特に「入院をする」というのは「病院」という社会的にも閉鎖的空間に入ることになるので、関係も閉鎖的になりますし人の言葉にはより敏感になりやすいかなと思います。

私も普通に社会人をしていた時は「まあ、いっか」で流せていた言葉も流しにくくなったり「それってどういう意味で言ってるの?」と突っかかることが多くなったかなと思います。
入院生活はそれだけ言葉にデリケートになるし、ストレスや不安のかかる生活なんです…💦

そんな生活の中でも救われたエピソードを紹介しようかなと思います😉
白血病が発覚して、抗がん剤治療開始したての頃の話です。

私は毎日が不安でした。
今後生きていけるのか、この病気は本当に治るのか、治療の効果はどれくらいなのか、将来仕事はできるのか、交際や結婚、子育て、お金…
将来に対する漠然とした不安が常に付きまとい、それに合わさり抗がん剤による吐き気や熱、倦怠感等の症状が襲っていました。
まだ23歳で人生これからだったし、オシャレを自分で働いたお金で楽しめる時期なのにそれを治療に使っているのが耐えられませんでした💦

精神的に不安定になりそうだった私は看護師さんに伝え、精神的サポート専門の看護師さんと毎週面談することになりました。

私は素直にずっと不安でしょうがない事を話しました。
楽しいことや嬉しいことがあるとふとした瞬間に「この楽しさっていつまで続くんだろう」とか「こんなに楽しんで後で悪いことがあるんじゃ…」と考えていて、本心から笑うことができなくなっていました。

すると看護師さんは「不安に思うのは悪いことじゃない」と伝えてくれました。

突然ですが皆さんは『不安』という感情は何のためにあるのか考えたことありますか?
不安は言わば危機管理能力なんです。
例として、歩いていて目の前に電柱が見えてきてこのままじゃぶつかりそう。ぶつかったら痛い。そんな思いしたくないし『不安』だから避けようと行動しますよね。
この場合『不安』な感情がないと電柱に激突します。

話を戻すと、私が不安に思うのはごく当たり前のことでした。
がんと宣告されていきなり治療が始まって将来が見えない漠然とした不安は生命の危機に瀕した私にとっては当たり前の危機管理能力、つまり本能だったんです。
逆に、「将来?大丈夫!ハッピーハッピー!」でいる方が異常でした。
ただ、その本能に呑まれるのは良くないです。
私の場合は楽しい!とか嬉しい!って感じることができていたので不安に飲まれている状態ではなかったんですけど、喜怒哀楽が感じにくいほど不安になるようならば医療的に介入をすると看護師さんは話してくれました。

普通に暮らしているとスルーされがちな『不安』という感情も入院して力を借りながら向き合ってみると自分に必要な感情である事が分かってとてもスッキリしました✨

今でも毎週看護師さんとの面談は行っています。
たわいもないことを話したり、治療の愚痴や不安を話す場があるのは精神的に支えになっています😁
漠然と不安に思った時は「私の生物としての本能が騒いでるな…」と客観視して乗り越えています✨✨

不安に思うのは悪いことでは無いです。
その不安に飲まれないように工夫していくことが大切なんだと学んだ体験
でした。

#あの会話をきっかけに

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