社会人の私!?

大企業を辞めて、ブランクをあけたものの親のつてで転職をした私は辛うじて正社員という立場にいた。

おじさんとおばさんしかいないけれど、ニッチな分野で生産性を保っていたその企業で私はかなり甘やかされていた。

私はゆりかごの中でしか生きていけないんだ。

同世代が切磋琢磨してプロフェッショナルを目指していた意識の高い環境から一転した。

同世と接することをしなくなった私は益々幼いままだった。

まぁ接した所で状況が読めるようになるわけでもないし、逆にできるようになる可能性もないことを咎められることを避けたことは精神的に良かったのかもしらないけれど。

私は大人になっていくのに中身はこどものままだった。

私の知らない所でみんなは大人の階段を上がっていって、いつしかそれが当然になっていたことに私は気づかないまま24歳になっていた。

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