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オーストラリア旅行のまとめ

2022年9月13日から9月29日までオーストラリアに旅行してきました。
各地域での思い出などはそれぞれ別のノートに記載しているのですが、ここでまとめをしていければと思います。
それぞれこの旅行を通して何を思ったのかをまとめていきます。

①   家族、友達を優先する暮らし

オーストラリアの人は生きるために仕事をしている。その生きるという中で家族、友達と人生を共有するということは大きな割合を占めているのだと思う。
それがわかるのが特に食事のシーンだ。ブリスベンやゴールドコーストではほとんど一人で食事をしている地元の方を見ることはなく、またレストランも一人用には作られていない。
また、ブリスベンで働く友達から聞いた話だが、ブリスベンでは同僚と夜5-6時でサクッと一本勝負で飲みに行くというのだ。
その後に家族との時間を過ごすとのことだ。
こんなことは日本人ではあり得ない。
家族とずっといてしまうと、少し飽きるような感覚を私は持ってしまうのだが、オーストラリアの人にとって家族は自分よりも優先すべき存在であるのだ。
ここからもっと人に対して真摯に向き合い、自分だけでは過ごすことがなかった時間をどう過ごすことができるのか、もっと人の可能性の深さに期待する意識を持たないといけないと痛感させられた。
→一人で旅をする、生きるということにちょっと物足りなさを感じるようになってしまった。
これはコロナの影響でもあると思うが、一人の時間がより増え、友達、家族とのつながりをより求めるようになったというところ。かつ、友達や家族と一緒に過ごす楽しさを以前よりも強く認識するようになったことが大きいと思う。

②   過去の自分のルーツを学び、先人への敬意を払うこと

これは色んな美術館へ行く中で痛感させられたことだが、オーストラリア人は本当にアボリジニに対して敬意を払っている。
美術館や博物館の展示でもアボリジニに関するものは非常に多く、その歴史や偉大さを伝えようとするものは非常に多い。
このようにオーストラリア人は白人として、アボリジニの土地に住まわせてもらっているという感覚をどこかに強く持っているのではないかと考える。
この考えは私たち日本人にも当てはまるのはないか。
というか、全人類に当てはまり、私たちはこの地球という地に住まわせてもらっているのではないか。
シドニーのブルーマウンテンを見て、やはり自然を支配しようとするということ自体が間違えで、自然はそのままでこんなにも雄大で美しいのだと改めて気がついた。
私たち日本人はいつどのような形で現在の日本の土地に渡り住み、それはどこへの感謝を持つことができるのか。
それを改めて考える必要があるのではないかと強く思った。

③   コーヒーは本当に美味しく、バリスタとしてオーストラリアの地に戻って来たいと思えたこと
オーストラリアでは毎朝と昼飯後にコーヒーを飲んでいたが、本当にどのコーヒーも美味しかった。
特に自分の中での発見としてはラテの美味しさだ。
これまでは基本的にコーヒーはブラック一択であったが、オーストラリアではラテがよく飲まれるのもあり、基本的にラテばっかり飲んでいた。
ラテはこれまで少し甘いだけだと思っていたが、美味しいラテが持つ感触とクリーミーさの虜になった。
こんなラテを自分でも作りたいと思い、まずは日本で様々な方法を調べ、コーヒーについて勉強をしてみようと思う。
そして2年後とかにはオーストラリアでワーホリをできればと思い描いている。
こっちに来て驚いたこととして、驚くほどご飯の価格が高いが、それは各従業員への最低賃金が高いからだ。
平日と土日、祝日では金額が変わり、友人のカフェ店員は平日で25AUD、祝日になると45AUDの時給をもらっているという。
このような時給の高さがゆえに、タイや中国から出稼ぎ的な形でワーホリに来ている人も多いとのことだ。
確かにこの時給があれば、1年ですぐに100万円くらいなら貯めることが可能だと思う。
理想としては2年間ワーホリをして300万円をため、30歳で世界一周なんてできれば理想だと妄想している。
また、この時給の高さを知り、日本のサービスに対して払われている給料の低さに改めて愕然とした。
これだけ時給が低いから、物価もこんなに安いのだ。(牛丼300円は冷静にあり得ない)
改めて日本が現在置かれている状況を俯瞰して見ることができたように思う。

このオーストラリア旅行はコロナ以降実に3年ぶりの海外旅行であった。
やはり最初は緊張するが、自分のことを誰も知らない、またその土地のことを逆に全くこちらも知らないという状況は新鮮で、自分自身のあり方を改めて見つめ直す機会となる。
旅で新しい自分を見つけ、新しい自分に変わるきっかけを掴むことができる。
また、旅を通して、自分が帰属している日本や組織について肯定することができる。
旅はいつでも新しい自分に出会うきっかけを提供してくれるのだ。
もちろん私はこれからも旅を続けていくし、もっと色んなところに行こうという思いが強くなった旅行であった。

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