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『双亡亭壊すべし』1巻~25巻まで一気読み

「これ面白いから読んでみて」と、長男からiPadごと手渡された。
長男とは好みが微妙に違うので、内心(どうだろう?)と気が進まなかっけど、完結しているいうことだったので読み始めました。

『双亡亭壊すべし』は藤田和日郎先生の作品で、少年サンデーで2016年17号から2021年34号にかけて連載されていたようです。
藤田先生の作品で読んだことがあるのは『うしおととら』
これもすごく面白くて一気読みした記憶がある。

この『双亡亭』
入ったが最後生きて外に出ることができない幽霊屋敷。
怪奇現象が起きる『双亡亭』の破壊を目指すのは、主人公の凧葉率いる超常現象に秀でたスペシャリストたち。
それを阻む狂気に陥った画家・坂巻泥努と、地球侵略を企てる侵略者との攻防戦を描いたモダンホラーになっている。

登場人物の時代背景は明治から平成まで様々。
そして物語が繰り広げられるのは双亡亭の中といった限られた場所。
登場人物にはみんな抱えている恐怖や贖罪といった心の問題があって、すべてこの双亡亭によって暴かれ複雑に絡んでくる。
それにも関わらず、ストーリー展開のどこにもほころびや矛盾が生じない。
なぜなら主人公凧葉たちの目的は終始一貫していて単純明快。
ぶれることなく突き進む。

双亡亭壊すべし!!



1巻から25巻まで、どんどん引き込まれて読破してしまった。
久々に面白い!と思った漫画に出会いました。
それにしても、ネタばれしないようにお勧め記事を書くのって難しい^^;
とにかく50歳代のおばさんでも夢中になれる漫画でした。
25巻で完結しているので、興味も持っていただけたら是非読んでみて下さい。

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