帰る時はいつも玉子かけご飯
お題に『うちの卵かけごはん』とあったので、記憶の底から引っ張り出してきたのが博多駅で食べた玉子かけご飯。
次男の大学受験の為、一緒に福岡県入りし、次男が受験をしている時に、私は次男の合格を信じて、アパート探しをしていました。
一浪をしていた次男は、背水の陣で挑んだ受験だったから、受験が終わって帰るまでの少しの時間を「観光して帰ろうよ」とは、とても言える雰囲気ではなかった。
それでも家族や職場の仲間たちへのお土産を買う合間に、次男と暖簾を潜ったのが、博多駅構内にある玉子かけご飯のお店。
玉子とご飯はお代わりもできて、お腹が空いていたので私はお代わりをして、カウンターで次男と並んで食べた。
終始言葉少ない次男は食欲もなく、お代わりはなし。
一年間の予備校生活を掛けて頑張ったようだけど、自分では実力発揮ができなかったようだ。
あの時ほど息苦しい食事を経験したことはない。
ところが、本人の感触とは違って、晴れて大学合格。
今度は入居準備の為、夫と私と次男とで翌月に再度福岡県入り。
以来、次男を訪ねて博多駅から帰路に着くたび『うちのたまごやき』の暖簾を潜るようになった。
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さて、我が家の玉子かけご飯はいたって簡単。
材料はどれも地元の特産品で固める。
お米は仁多米が良い。
玉子はえごま玉子。地元の旭養鶏舎で、えごまをエサに育てられた鶏が産んだ卵だ。
そして地元企業が作る玉子かけ醤油。
井ゲタ醤油が作るたまごかけしょゆは、優しくまろやかな味。
それからあると嬉しいけんちゃん漬け。
玉子かけご飯にはお漬物も欠かせない。
宍道湖産のシジミを使ったみそ汁があれば言うことはない。
今回は地元愛溢れる記事になりました(笑)
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